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図書館の魔女 烏の伝言
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図書館の魔女 烏の伝言の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 21~40 2/3ページ
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主要登場人物は変わったが、読み終わった後はまぎれもなく前作の続編だな、というのを実感する。 心なしか前作よりも文章に磨きがかかっている感じがする。豊富な語彙力で緻密な情景描写をする書き方は同じだが、落語のようなテンポの良さまでプラスされたという印象。 前作は視点移動があってちょいちょい読みにくいなあという印象をもったが、今作を読んで考えが変わった。今作もいろいろな人物の心情が同一場面で次々描写されているが読みやすかったのだ。視点移動ではなく神視点で書いているんだということがちゃんと伝わった。作者の筆力に磨きがかかったおかげだろう。 神視点の小説って珍しいので、小説を書く人には参考になりそう。 それからやっぱり図書館の魔女シリーズの真骨頂は言葉だと感じた。エゴン周りの話もそうだし、剛力、近衛、鼠の喋り方、ルビなどを駆使しつつ上手くかきわけているところとか。言葉というものの力、重要性がしみじみ胸を打つ。 | ||||
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前作はマツリカが三国間の和睦を取りつけて終わりますが、ニザマは一国を二分する動乱の幕開け。 続編で描かれる世界は、相変わらず天下大平の世ではありません。 「その余波を食った市井の人々」の描写から物語は始まります。 しかも舞台は第四国。ニザマでもアルデシュでも一ノ谷でもない。 「図書館の魔女」と時間が同軸にあるというに過ぎないので、面食らう人は多いと思います。 マツリカとキリヒトはどうなったの?あれ完全に恋だよね!? って部分を読みたい人は、ガッカリするでしょう。 ご両人が出こないので。 ですが、全然問題なかったです。 図書館の魔女4作を読んでこの本を手にする頃には、高田節に染められちゃってました。 少なくとも私は大満足で読みました。 あっという間に読めてしまいます。 言葉を追っているだけで愉悦があります。 他の方がレビューで書いてますが、マツリカ様にもう一度会いたいって読者の希望も、最後にはかなえられますよ。 | ||||
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上巻に厳しいレビューがあったのは頷けます。とにかく前作よりも、きな臭く、憤りを感じるような場面も多く、なによりマツリカ様やキリヒトもでてこない。 ですが下巻の後半、我らがマツリカ様が華麗に全てを回収し、結び付けて瞬く間に上巻の苦労が報われます! このすっきりとした読了感は本編を読んだ時と同じ。 一度読んだ本は読み返さないのですが、図書館の魔女シリーズだけは、全てを知った上で、マツリカ様の「お見通し」を得た視点でまたじっくりと読み返すのが楽しみなのです。 本編の続編も本当に首を長くしてまっています! | ||||
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下巻ではいよいよ姫君救出作戦が敢行され、スリリングな冒険活劇で血なまぐさい場面も出て来る。が、やはり「コミュニケーション(の不全)」と言う本シリーズを通じての中心テーマは生きており、誰を信じて誰を疑えば良いのか、不完全な情報だけで判断を迫られるのが、何とも厳しい。ここでもまともに言葉を話せない烏使いの大男エゴンが、仲間から愚鈍で知的障害を持っているように疑われているのと裏腹にに、実は高い知力そ持って唯一正しい判断を下す者として描かれている。下巻も半ばを過ぎて、いよいよ千両役者の「図書館の魔女」マツリカが登場し、エゴンの言語障害を初めとして、さまざまな謎を解き明かす、まるで名探偵のような活躍を見せる。 だが本巻の読み所は何と言っても弱者として蔑まれる者達の、友情や信義に殉ずる、人として大切な物を正面から描いている点で、終盤は何度も目頭が熱くなった。マツイリカ登場後の怒濤の展開は読み易く感動的で、本物の良質なエンタメ性を感じた。 決して取っ付き易い作品ではないが、「図書館の魔女」のファンならば必読。「コミュニケーション不全」と言う現代的なテーマを中心の良質なエンタメ大作である。 | ||||
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1作目がとても面白かったので問答無用で購入しました。 初めは、1作目と違う国、違う人たちの登場に戸惑い、読むスピードがなかなか上がりませんでしたが、読み進めていくうちに、どんどん前作との繋がりが見えてきて、面白くなってきました。 そして、前作同様、言葉を使った仕掛けには驚くばかりです。そしてその言葉が、現代社会というか、この世に存在している言語を使われているので、さすが専門家だなと思います。 自分も色んな言葉を学びたくなるなと思わされます。 また、世界観もきっちり作られているので、読んでいてリアリティがあるなと思いました。 早く、この世界の色んな国の話を知りたいです。続きが楽しみです。 | ||||
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シリーズ二作目! と言いつつも前作キャラは終盤に何人かちょろっと出てくるだけですので、スピンオフといったような印象を受けました。 一作目のキャラの活躍を期待していたので、ちょっと物足りなかったです……。 が、独立した作品と見てしまえば、十分に満足のいく作品でした。 相変わらず壮大な世界観が待ち構えています。 ストーリーはややあっさりとしたものですが、長大なページに一人一人の動向を割き、出自の異なる人物達が力を合わせていく様は勇ましくカッコいいものでした。 提示される様々な謎や要素が最後に回収される様は爽快感があります。 そろそろ出るであろう三作目にも期待です! | ||||
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「図書館の魔女」の続編。マツリカらの策謀によって政変が起こったニザマの影響を大きく被った隣国での話であり、馴染みのキャラクターはほぼ出て来ないと言う型破りな続編。何しろ今巻では噂話でマツリカが触れられているが、文字通りの魔法を使う恐ろしい魔女らしい、と言うとんでもない噂と言うかデマなのだ。だがこれも「コミュニケーションの困難」と言うテーマを表すものだと私は読んだ。現実世界のような電信技術など存在しないこのファンタジー世界においての情報の伝わり方としては極めてリアルであり、大ヒット作の続編を前作のキャラ抜きで作った作者の勇気は賞賛に値する。このシリーズは読み易くエンタメ性の高いラノベの対極で、少なくともキャラクター小説ではない。だがスタイル的にも内容的にも本作は紛う事ない「図書館の魔女」の続編だ。そんな人はいないと思うが、「図書館の魔女」を先に読んでおかないと理解不能で、一見さんお断りである。 今巻では、一見愚鈍で言葉を発する事も出来ないが、実は高度な知力を持ち鳥類、特に烏と会話が出来るように見える男が主役。これはちょうど先日亡くなられたホーキング博士を想起させるタイムリーな設定で、コンピュータのインターフェース技術でコミュニケーションを行う博士に対し、この男は烏を使ってコミュニケーションを行う。思えば「図書館の魔女」マツリカも言葉を発する事が出来ず、キリヒトを使って高度な手話でコミュニケーションを図る少女だったが、コミュニケーションがこのシリーズに共通した根幹のテーマであるのは間違いない。 この作者らしく情報量が非常に多い難読な文章で話は遅々としてなかなか展開せず、このシリーズがこれだけ売れると言うのは不思議なくらいだ。とにく読むのに気合いを要する読書家向けの作風で、ラノベに慣れた現代の日本にも読書人が沢山いらっしゃる事を嬉しく感じる。「図書館の魔女」と言う高峰を踏破した読書人に、新たな高峰が現れたような、型破りの続編であった。万人向けではない。 | ||||
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上下とも一気に読み終わりました。 「図書館の魔女」読者の期待を裏切ることのない作品だと思います。 やたらごっつくて、たくまし~オジサンキャラが多かったですが、登場人物たちに人情味があります。 「仁」や「義」を行動の指針として、生まれや育ち、年齢層も全く異なる人々が、逆境の中でお互いを助け合い、悪に立ち向かおうとする姿に好感が持てました。 茉莉花やそのしもべたち(?)も下巻では跋扈します。 物語の流れや一部の新登場人物からして、皇位継承者を巡る、ミツクビ一味とキリヒト・先生組の対決となりそうな次作への継ぎという雰囲気がプンプンしたので、次作も大いに期待してます。 | ||||
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前作より人間(人の生き方)に焦点があてられている為、読みやすい印象でした。 政治的な話はもちろんベースにありますが、そこで血の通った人間がどう生きているかが描かれ、より親しみやすく深みが出たという感じでしょうか。 これだけでも読めなくはないですが、図書館の魔女が未読という方は、もちろん前作から読まれることをオススメします。 図書館の魔女でマツリカかキリヒト好きになられた方、残念ながら二人はほとんど出てきません。でも、面白さは健在です。是非読んでみてください。 | ||||
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マツリカほか前シリーズの出演者を期待しないで下さい。 ほぼ出ません。 書き方も、やっぱり違うよな。 | ||||
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ものがたりの展開がとろく、登場人物も多くてカタカナで名前が似てて誰が誰だかわからない。 | ||||
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分散と分断.意図的に散ったはずが陰謀と不運によって少しずつ孤立をしていき, そこへ疑心暗鬼が重なっての罵り合いや,見えない敵たちの企みに戸惑わされる中, 当初は仕事であり,諍いもあった者たちが,いつの間にか当たり前のように助け合い, さらには,苦しんできた子供たちに対し,大人が真正面から向き合う姿が胸を打ちます. また,そんな様子をこまめに切り替え,追い,追われとなる街中を駆ける冒険活劇は, 面白さはもちろん,何気ないやり取りが後に窮地を救う展開に驚きと興奮を隠せません. そして,魔女らが出てこないことへの不満も薄れ,すっかり彼らに魅了されていきました. とはいえ,そこは千両役者である彼女.ようやくのお目見えから物語は一気に加速, 口の立つ男とのやり合いが時にコミカルであり,時にハッとさせられる謎解きを見せ, 役回りとしては偶然の合流と助言役という感じで,半分を過ぎての登場となりましたが, 全てを怒濤のごとく看過し,遡って始まりに帰結する真相には軽く震えを覚えるほどです. 言葉や文字など,このシリーズにおいて重要な意味合いを持つであろう要素については, こちらも彼女の登場から踏み込まれる場面はあったものの,やはりいささか少なめの印象. しかしながら,言葉を話せない男の観察眼や,言葉の通じない異国の子供とのやり取りなど, 伝えること,考えること,言葉と文字,意思の疎通や表現の一つの形を見たように感じました. 物語はここでの出来事を踏まえ,再び,国々の思惑のぶつかり合いとなっていきそうで, 確かにとの繋がりは弱めでしたが,思いのほか,重要な数日だったのかもしれません. | ||||
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季節や風景,自身が鳥になったかのような滑空の様子と,その描写に引き込まれる冒頭. 確かになじみの薄い言い回しや言葉も多く,時には意味や読みを調べることもありますが, 読みづらいことはなく,存在しない世界のはずなのにイメージが浮かべやすくなっています. その一方,続篇と謳われ,場所や時系列,国々の情勢は確かに繋がっているようですが, 魔女の登場はその存在が何度か,言葉や文字もむせ返すほどだったほどのものはなく, 上巻までですが,続篇というよりは,世界設定を同じくした別の物語という印象を受けます. また,広い世界と少年と少女から,狭い地域を舞台にしたある一行へと色合いも変わり, 中心と思われる鳥飼の男も,話せず,とは違って彼に関わる人間もあまり居ないため, 話を回すのも一行のリーダ格らとなり,これまたここまでは特別に目立つ何かはありません. とはいえ,囚われた貴人を巡る動きをはじめ,追われながらも相手が見えない不気味さ, このほか,謎の子供や男など,裏切りの街を上へ下へ,エンタメ寄りの展開は目が離せず, まずは,いよいよ動き出しところで下巻へとなった,貴人の救出作戦の行方が気になります. そして,鳥飼の男に対して,言葉,さらに手話へとを意識する流れに向いた終盤が, そこで触れられた魔女を含め,どういう広がりを見せるのか,への期待が膨らみます. | ||||
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出版されているのをしらなくて⤵購入後熟読⤴読むべき❗マツリカ✨キリヒトの今後が見たい❗ | ||||
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第一弾に比べ登場人物のキャラクターの魅力がいまいち。高い塔の魔女まで少し軽い感じで残念な印象。 | ||||
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お正月に書店で図書館の魔女第1巻を手に取り、ハマって4巻まで読破。 烏の伝言も一気に読んでしまいました。 キリヒトが出てこないのが残念でしたが、新たな登場者たちも生き生きとしていて楽しめました。 早くシリーズ次作が読みたくて堪りません!! | ||||
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前作の仕上がりがよく、続編はどうかな?とおもいましたがしっかり楽しませて頂きました。 違う視点からの物語展開になるので、どこでリンクしてくるのかドキドキでした。秀作。 | ||||
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続編ということで期待して読みましたが、期待通りの出来で満足です。前半の伏線部分が結構長いのが少しつらいですが、後半の怒涛の展開は一気読みです。登場人物のキャラクタが心地良いので読後感も爽やか。少しまとまった時間があるとき(夏休みの2日間で読みました)になるべく続けて読んだ方が物語の世界に深く没入できて良いと思います。 | ||||
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もう 涙失くしては読み進めません。男達の侠気に泣き、子供達の健気さに泣き、最後の最後にマツリカの思慮深さに泣きました。この作品の世界観は大人のためのハリー・ポッター、大人のためのネバーエンディングストーリーですね。 | ||||
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前作に比べて、登場人物たちが人間味に溢れているので、あたかも自分が彼らの仲間になったかのような気持ちで読めました。 物語が進むにつれて、姫様と近衛兵・剛力・鼠たちの信頼と絆が深まっていく様子が良かったです。 | ||||
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