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雪山の檻: ノアの方舟調査隊の殺人(アールダーの方舟)
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雪山の檻: ノアの方舟調査隊の殺人(アールダーの方舟)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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アールダーの方舟を探しに探検隊が組まれるが、次々と仲間が死んでいく! これは神の怒りに触れたのか?それとも人の仕業か?自然の仕業か? 全ての出来事を「忘れることが出来ない」天才の一石が宗教的観点と状況判断で推理する! とんでもなく面白く、ほぼ1日で読み終えました! | ||||
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トルコ東端に聳えるアララト山にノアの方舟を探しに行くプロジェクト。その記録を担うカメラマン が、随行したメンバーを観察して行くストーリー。事故か事件かそれとも神(アッラー)の怒りか、 隊員が次々に死亡する。会話の端々に韜晦が垣間見える。皆それぞれ真の目的を隠している様子だ。 最近の~~~大賞とかミステリイ小説のランキング上位を獲得している作品には、トリックや動機 の解明を追って行くのに必死なものが多い。そんな中本書は人間の描写が実に細やかで、また登場人 物の一人が披露する博学、例えば宗教や神を論じるシーンなどは濃密な雰囲気を醸し出し、一種のス リルさえ覚えるほどである。 | ||||
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ノアの箱舟調査団に、さまざまな謎や秘密が・・・天才放浪学者はどうするのか。 | ||||
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メフィスト賞作家の周木氏が他社から出した異色の本格ミステリー長編。 ノアの方舟の残骸発掘登山を舞台に、イスラム教とキリスト教とユダヤ教をネタにしたかなりシリアスな異色のミステリーとなっている。 密室殺人の趣向もあるが、メインは宗教の差による思い込みを題材とした本格ミステリーであり、その試みは見事に成功していると言えよう。 講談社ノベルスの堂シリーズでは二番煎じとか本格ミステリーに理解のない批判意見が多いが、本作を読めば実力派の本格ミステリーの書き手であることが分かろうと言うもの。 本格推理界期待の星である。 | ||||
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考古学や文化人類学、宗教学etc.知的刺激に満ちた作品。北森鴻や星野之宣が好きなら間違いなくはまるでしょう。 ただ残念でならないのが、「何で主人公が『アリス』とか外人みたいな名前やねん!」だとか、「5,000m級の山中で一石先生、よくこれだけ喋るな・・・」だとか、一抹の粗さが気になる点。 パワーアップした続刊が読みたいです。 | ||||
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宗教の中身、実態について分かりやすく書かれているので、私にとっては勉強になりました。今騒がれているイスラム教についても参考になるかと思いますので、サスペンス+宗教に関心の方には、 大変面白い読み物ではないかと思います。 | ||||
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日本社会に中東・アラブ、イスラムへの関心を呼び覚ますニュースが相次いでいる。 国内でもイスラムに対する否定的な反応もあるが、正しく理解しなければという前向きな声も聞こえてくる。この本は実にタイムリーに出版され、ミステリーに浸りつつ、そうした正しい理解に役立つのではないか。 異なる国籍、宗教、職業を持つ者から構成されたノアの方舟調査隊が、今も複雑な国際情勢にあるアララト山(アールダー)に登る。素人ながら参加したアリスと薄れることのない記憶力をもつ一石の対話を通して、イスラム教、キリスト教の対立や古代文明について語られる。 ようやく方舟を発見して下山途中の調査隊が吹雪に閉ざされ、高所キャンプでメンバーが一人、またひとりと殺されていく息詰まる展開。いったい誰が、何のために? 著者が海外や登山を取り上げるのは初めてだが、そうとは思えない雪山や聖なる地の描写。 このミステリーは「壮大なスケール」というだけでは言葉が足りない気がする。関連書を読んで構築したであろう創世記以前の文明やノアの方舟伝説についての新説も実に興味深い。 | ||||
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最初に言っておくと、「堂」シリーズは未読です。というよりAmazon書評での低評価を見る限りではとても読む気になれず(森博嗣好きじゃねーしwww)だったのですが、ところがどっこい本作は十分読む価値がありました。 ただしいわゆるお勉強ミステリなので多少読者を選ぶかもしれません。 無神論者である“天才”主人公によるイスラム教を中心とした宗教議論が延々と続き、興味のない方はかなりその段階でげんなりするかもしれませんが、議論自体もかなり興味深いものであるだけでなく、ミステリとしてもだんだんと盛り上がりを見せていきます。 普通にミステリとして読んでも十分楽しめますし、鯨統一郎張りのトンデモ歴史論(ただしユーモア要素は皆無です)なども披露され、全体としてかなり完成度が高い作品といえるでしょう。 ちなみに非「堂」シリーズの「災厄」もamazon書評はすこぶる高く、これもぜひいずれ読んでみたいと思っています。 | ||||
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