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(短編集)
風のベーコンサンド 高原カフェ日誌
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風のベーコンサンド 高原カフェ日誌の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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一人の女性がこれから歩む道は不安という二文字が有ります。そこには数知れない出会いと別れ、えもいわれぬ迷いもあります。それで、いいのではありませんか。こころの澱は生きていいる以上誰でも鬼が見えかくれします。そんな自分の周りにいつの間にか沢山の手がやさしく迎えてくれることを教えてくれる本です。 | ||||
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楽しく読ませていただきました。 『みをつくし料理帖』、もしくは『水戸黄門』的というか。 カフェ経営や田舎暮らしの現実もきちんと描かれていますが 結構ドロドロな内容も、深入りせずに サラッとすませているような気がします。 後、『秘密の花園』を飯テロ小説として読んでいたのは 柴田さんご自身ですね?(笑) 『ミス・マープルもの』が好きなのも(私も~) | ||||
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柴田よしきの手による「旨そうなご飯」もの小説である。いわゆるミステリーではない。柴田というとどうしても、猫探偵正太郎シリーズが頭に浮かんでしまうが、このところ鉄道を絡めた成長物語小説とか、いろいろ新境地ものが目立っている感じ。 本編は、とある事情で高原の村にカフェを開いた女性の奮闘記、といったところか。東京から移動してきて店を開き、地元住民との良好な関係を築きつつ、東京に残してきたとある事情のややこしい話が途中でからまり、、、という流れでまずは開店から1年の様子を描き切ったという分量。文庫で300ページ弱、この人の特徴でもある読みやすい文体もあって、さらっと読み切れる。 個人的にポイントは2つ。 (1)美味しそうな料理 読んでいて舌なめずりをしてしまう旨そうな料理の数々が登場する。この主人公が超絶技巧のシェフだから、のような設定ではないのは一つポイント。ローカルの良い素材のおかげ、というのが再三説明される。それに加えて主人公の丁寧な仕事、という形になっている。絵空事っぽく思えないように書き込まれているところはさずが。 (2)高原の村でカフェを営業するという難しさ 超有名観光地ならともかく、バブル期に流行りました~という設定では営業的に苦労するだろうことは想像に難くない。そのあたりも数値は出さないまでも主人公は頭を悩ます。高原ゆえのシーズンオフ問題やら、気候と維持費の問題やら、なかなかちょっとリサーチしました(主人公も、著者も)という雰囲気がでていて好感であります。よくありがちな地元住民との軋轢、のあたりはサラッと流されている感じではありますが、まぁここを掘り下げても仕方ないというところか。丁寧な話作りで読んでいてひっかかることもなくて楽しめた。 実は一か所だけ言葉づかいで引っかかった。 「山スキー」。 少々あいまいなのだが、文脈を読むと普通にリフトに乗ってゲレンデで楽しむスキー、のことを指して主人公&関係者が口にしているように読める。しかしもともとスキーゲレンデを営業していたような地域(スキーと言えば全員がクロスカントリーを思い浮かべるような北欧某国のような地域ではなく)であれば、それは単に「スキー」というと思う。わざわざ山をつけると、バックカントリーとか、自分で担いで山頂へ登るとか、ゲレンデ外を自己責任で楽しむスキーという意味に近くて、子供たちがたくさん滑っているというのは雪国とはいえ微妙だ。(それもあって、この単語が発せられた時、おぉーなんと、冒頭からずっとホンワカ系で来たのに、ここへきて舞台を移してアクロバティックな展開がこの後?柴田よしきスゲー、と期待して読み進めたら違った、ということです。笑) | ||||
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新刊コーナーに平積みされたこの本の表紙を見て、失礼ながら初見では『中身の浅いラノベ的作品かな』と感じてしまい、一旦はスルーしました。 しかし、単行本のレビューを読んでみたところ、高評価だったので購入。 カテゴリとしては、「食堂かたつむり」「しあわせのパン」などのほっこりとしたカフェものですが、登場人物の境遇が意外とドロドロしていたり、嫌なヤツが登場したり、所々にスパイスが効いています。 ミステリー系の作品が多い作家さんだということを知り、納得しました。 心優しい田舎の人たちと、広大な自然に囲まれてほんわか暮らすだけのお話にとどまらず、散らされたスパイスのおかげで続きが気になって、ぐいぐいと読み進めてしまいます。 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』もそうですが、文章力と構成力を併せ持つ作家さんが書くほっこり系ストーリーは、とても読み応えがあります。 またこういった作品を出してほしいです。 | ||||
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自分もカフェを持ったような気持ちになれました。楽しく読めました。 お料理の参考にもさせて頂きました。 | ||||
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和菓子のアンソロジーで柴田さんの作品(融雪)を読んで、この本を購入しました。主人公が、届けられた食材で、今日のランチを考えたり、そのランチを食べて美味しい~。と言って貰える所は、私はカフェはやっていませんが、メニューを考えて、作って美味しいと言って貰える幸せな気持ちを思い出していました。田中さんが教えた豪快なサンドイッチを想像したら、私も作りたくなりました。 それには本当に美味しいベーコンがないとだめなんだけど、南さんは魔法使いのように何でも持ってきてくれる。家が買いに行くお店では、美味しいベーコンすっごく高いですよ。とんでもなく美味しいけれど… 美味しそうなランチだけど、外観や内装が、全然伝わってこなかったのがさみしかったというか残念。まだ最初の1年しか描かれていないから、できれば続編が読みたいです。 | ||||
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舞台は信州の高原の別荘地。 ペンションブームの頃の賑わいは今はもうない静かな田舎町。 都会からやってきた主人公・奈穂さんが1人でカフェをオープンし、 町の人々と触れ合うにつれてこの町の住民、 そしてカフェオーナーとして成長していく物語です。 「ふたたびの虹」「竜の涙」を書いた柴田よしきさんらしい作品で、あの2作と似たテイストです。だから好き! 女性が好みそうな要素がたくさんあるので、男性よりは女性におすすめしたいです。 特にカフェのメニューの話しや、近隣にある美味しい物の描写は「おいしそ~」の一言。 特に田中さん考案のベーコンサンドはぜひぜひ食べてみたいヾ(●'∀'●)ノ しかし、のどかで人の温かみに触れるほんわか幸せな作品と思いきや、 菜穂さんの過去が明らかになってくると物語に暗い影が・・・。 このあたりから急に物語の持っているほんわかとした雰囲気が一転し、戸惑いを感じる読者も多いと思います。 せっかく避暑地でのんびり~な気分で読んでいたのにあれれ?な感じでした。 うん、でも美味しそうなものがたっくさん出て来て、食いしん坊にはたまらない一冊かな。 | ||||
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都会での暮らしをある事情でリセットし、右も左も分からない高原でカフェを営み 地域の方に助けられながら奮闘する三十代女性を描く物語です。 梨木香歩さんの「雪と珊瑚と」や、坂木司さんのひきこもり探偵シリーズ、 上田早夕里さん、近藤史恵さんのカフェが舞台の小説が好きな方は楽しく読めると思います。 私自身、食事やレシピがたくさん登場する小説やコミックは好きなので楽しかったです。 また、舞台や主人公の描き方は、さすが柴田よしきさん、、、引き込まれます。 泡雪羹のくだり(「融雪」)だけ、読み始めてすぐなんかこの話知ってるけどなんで??? 初出「小説宝石」ってあるけど読んでないし・・・???ととまどいましたが。 (「坂木司リクエスト!和菓子のアンソロジー」に収録されてたんですね。 だったらそう書いてほしかった。。なんかのパクリ??ここまで似たような話で?まさかってびびった・・) 私も百合が原高原で、ベーコンサンドを食べてみたい!! お勧めです。 | ||||
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柴田よしきさんがとにかく好きなので、期待をいつも裏切らない物語でした。 | ||||
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東京から三時間ほどで着く信州の高原の中古ペンションで、カフェをオープンした奈穂の奮闘。 近所のひよこ牧場の南さんや青空ベーカリーの雅美さんの応援。 謎のお客田中?さん。 農業センターの村岡さん。 様々な人との関わり。 奈穂がカフェを開いた理由。 カフェのランチのメニューがなかなか丁寧に書かれていて、読みながら、ああ食べたいなあと思った。 特に、ベーコンサンドは、ぜひ作ってみたいと思った。 | ||||
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