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オロロ畑でつかまえて



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【この小説が収録されている参考書籍】
オロロ畑でつかまえて
オロロ畑でつかまえて (集英社文庫)

オロロ畑でつかまえての評価: 3.71/5点 レビュー 56件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.71pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全37件 21~37 2/2ページ
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No.17:
(4pt)

気軽に読むには最適の本。

さらっと読めてけっこう笑えた。
解説にも書いてあるが、読者を笑わせることは、
感動させたり驚かせたりすることよりも難しい。
下手にウケ狙いで書くと、スベッたときに恐ろしく
つまらなくなるからだ。
だが、この本はけっこう笑えてうまくまとまっている。
そういう意味では作者はかなりセンスがあるように感じた。
それは伊坂幸太郎のようなスタイリッシュなセンスの良さではなく、
奥田英朗のような、うまくズラせるギャグセンスの良さだと思う。
オロロ畑でつかまえて (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:オロロ畑でつかまえて (集英社文庫)より
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No.16:
(4pt)

おばかな面々に大笑い

またまたやってくれちゃいましたね。
空耳ならぬ、間抜けでオモシロ会話が満載、炸裂!
どうしてこんなにうまい文章考えついちゃうんだろうか!もう、にやつきっぱなしだよん!
そして必ずシリアスな場面で心キューンとさせる荻原ワールド。
おばかだけど、愛すべき登場人物達が暖かいだな。んだ、いいべ、いいべ。
(まあ、いまどき湖の恐竜を本物として大騒ぎするマスコミはいないとは思うけど、
そこはちょっくらお愛嬌ということで。。)
この続編である”仲良し小鳩組”を今日から読み始めましたぞ。
オロロ畑でつかまえて (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:オロロ畑でつかまえて (集英社文庫)より
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No.15:
(4pt)

新手の村おこし

村おこしを題材にすると、重松 清さん「いとしのヒナゴン」、篠田 節子さん「ロズウェエルなんか知らない」でもそうですが、何故未確認物体が、村おこしのネタになるのでしょう?
(だからといって批判している訳ではありませんので、誤解の無いように)
面白いです。久々に、ちゃんと笑えるユーモア小説を読んだような気がします。
オロロ畑でつかまえて (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:オロロ畑でつかまえて (集英社文庫)より
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No.14:
(4pt)

こんな広告社で大丈夫?

「明日の記憶」に次いで読んだ荻原さんの2作品目でした。l
「明日の記憶」とはまったく違う内容に
度肝を抜かれました。
そしてこれがデビュー作。
この人はなんてすごい作家なんだ、と読んだときに思いました。
そして今でもそれは変わりません。
内容は・・・
一人奮闘する杉山の姿に涙・・・そして笑い。
でも一生懸命やってる割には
報われない、
でも、仕事しなくっちゃやっていけない。
でも社長も社員もアルバイトも、なんか自分勝手で、でも可笑しい。
登場人物もうまい具合に役割がきちんと割り振られてて
なかなかです。
笑って泣けて、ホッとして。
第2弾「なかよし小鳩組」もGOODでしたね。
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No.13:
(5pt)

楽しい本

200ページと少しの薄い本。
荻原さんが好きな人にも、知らない人にもお勧めできる一冊です。
すらっと読めてすかっと終えられます。読んでて楽しくなる。
オロロ畑でつかまえて (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:オロロ畑でつかまえて (集英社文庫)より
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No.12:
(4pt)

新人賞受賞作という名にふさわしい

萩原浩氏のデビュー作にしてすばる新人賞受賞作!!
作家として華々しいスタートを切ることになったこの作品は決して裏切りません!!!
まず話の展開がとてもうまい・・・どんどん吸い込まれていく感じです。
訛りがあるのも根からの東京人である私にとってとっても新鮮に感じる。
真にユーモアのある作品に出会えて本当に良かったと心から思える本です。
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No.11:
(4pt)

ストレスを解消したいときに

 日本一の田舎に住む青年会の人たちが主役の本です。みんな翻訳が必要なほど強烈な訛りがあります。その人たちのやりとりが、かわいらしくおもしろいし、東京のすかした人たちとのやりとりも映像が目に浮かぶようです。
 あっという間に読めてしまうし、途中でやめたくない本でした。読んだ後は友達と楽しく食事をした後みたいな感じで、爽やかな気分になりました。
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No.10:
(5pt)

デビュー作とは思えません

これがデビュー作とはとても思えません!
ストーリーのアイデアからその展開まで、とてもとてもデビュー作とは思えません。
荻原氏らしい天才的な独特のキャラクター設定は、この頃から健在だったのだと改めて知らされました。
とにかくおもしろく、そしてどことなく懐かしいお話です。
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No.9:
(4pt)

「らしさ」溢れるデビュー作

過疎化に悩む東北地方の寒村・牛穴村。この現状を打破しようと青年会が打ち出したのは、広告代理店と連携して村おこしをすること。しかし、手を組んだユニバーサル広告は、倒産寸前の弱小企業だった!!
本作が荻原浩氏のデビュー作になるわけだが、デビュー作から「らしい」と言う風に感じた。
わざとらしいわけじゃないんだけれども、ドタバタとした雰囲気などで、読んでいておかしさがこみ上げてくる。そして、読了後には、温かい気分になってホッとできる。荻原作品の王道とも言えるパターンは、最初から出来あがっていたのだなぁ…というのがまず最初に感じたことである。
本作の場合、とにかく村の人々と、ユニバーサル企画の人々を始めとした東京の人々のギャップが面白い。山奥の秘境とも言える村で、都会のことについて全く無知な村の人々。しかも、凄い訛で全く話すら通用しない。一方のユニバーサル企画の面々も、一体、どこの生まれなんだ、と言うような社長の石井やら、徹底的にマイペースな村崎などやっぱりクセモノ揃い。そして、企画した村おこし案も…。
終盤、ユニバーサル企画の面々の影が薄くなってみたり、中盤で出てきた女子アナが突如重要な役割になってみたりしていて、少し粗いな…と感じた部分はある。けれども、荻原作品らしさ溢れるデビュー作だと思う。
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No.8:
(4pt)

最も質の高いデビュー作

 これは大笑い出来ます。
文庫本でもこの値段は安価過ぎる。それほど内容がいい。
 村人の会話がとぼけていて、これがまた笑えます。
青年団と業者がさんざん苦労して村興しの大イベントを行うわけですよ。
結果的には、それが失敗では・な・く・て・都会から観光客を呼び込む事になる。
後半から女性ニュースキャスターが登場するんですけど、
彼女の顛末は「これはちょっと現実には無いカナ」と首をかしげますね。
 フリではなくがむしゃらに突き進めば、必ず見ていてくれる人はいる。
世の中捨てたものではないのだとこの本は語りかけてきます。
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No.7:
(4pt)

昔好きだった本を思い出した

 タイトルを見たときからそんな気がしてたけど、読んでみるとやっぱりそうだと思った。これは、小林信彦のオヨヨシリーズへのオマージュじゃないか。読み進むうちに、実家の本棚を漁ってオヨヨシリーズを読みたくなった。
 もちろん、オロロ畑のストーリーはオヨヨ島とはまるで違うけど、同じように楽しく、暖かく、ほっとできる。
 この続編ともいえる「なかよし小鳩組」は、これまた小林信彦の「唐獅子株式会社」に捧げられているようだ。やはり、これはこれで面白い。
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No.6:
(4pt)

ど田舎ユーモア小説

 ナンセンス・ユーモア小説。笑いの型が少し古典的で、その分品がある。ハッピーエンドにも好感が持てる。「ひょっこりひょうたん島」の笑いと通ずるものがあるなあ。
 現代に対する皮肉などの痛烈な部分がないが、とぼけた感じが憎めない。ドタバタぶりはドリフターズの笑いに通じるか。ダウンタウンやトンネルズ以降の笑いとは質が違う。
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No.5:
(4pt)

新人賞らしい、おもしろい、ライトな読み物。

楽しい作品でした。最初の方にある、「醤油で煮しめたような壁や畳」って表現が出た瞬間に、目が話せなくなりました。読み応えとか、読後感ではなく、おもしろい小説として印象が強いです。
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No.4:
(4pt)

荻原浩のデビュー作

人口わずか三百人。主な産物はカンピョウ、ヘラチョンペ、オロロ豆。超過疎化にあえぐ日本の秘境・大牛郡牛穴村が、村の起死回生を賭けて立ち上がった!
ところが手を組んだ相手は倒産寸前のプロダクション「ユニバーサル広告社」。
この最弱タッグによる、やぶれかぶれの村おこし大作戦『牛穴村 新発売キャンペーン』は、なんとネッシーならぬウッシーという恐竜を村の湖に出現させることだった。作戦は成功したかに見えたが・・・・。
ユーモア・風刺小説の傑作であると共に著者荻原浩の傑作ベストセラー『明日の記憶』の原点がここにある。
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No.3:
(5pt)

電車じゃ危険。

あぁ、何回笑っただろう。20ページに至る前(私の場合は18P)にプッと吹き出し、その可笑しさをかかえたまま引き込まれるように読み進むと、爆笑の波がやってくる。で、それを電車の中だったりすると堪えて(無理な場合数回)また進むんだけど、今度は津波がやってくる。1~2見開きの間にいい波がきちゃうというリズム感。とにかく全編にわたって非常にオンショアな小説であった。好き。こういうの。
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No.2:
(4pt)

オロロ豆たべてぇ

ストーリーを話しても,「まぁ,面白そうな話ねぇ」で終わってしまいそうですが,ディテールの絶妙さがこのユーモア小説を最っ高のものに仕立てています。オロロ豆はちょっとけものくさいそうですが,うまそうです。たべてぇ。
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No.1:
(5pt)

都会と田舎のコントラストをコピーライターが診る

笑った。腹膜炎を起こすのではないかと思うほど笑った。読書で声を出して大笑いしたのは久しぶりの体験であった。本書は井上ひさし氏も推薦のユーモア小説であり、第十回小説すばる新人賞も受賞した作品である。恐らく著者の前歴であるコピーライターという職業体験が色濃く作品に反映されているに違いない。田舎に暮らす生活と青年団のあまり若くない人々、都会に暮らす広告社やマスメディアの洗練された(?)人々の考えと行動、その二つが非常に強いコントラストの中に描かれており、それを著者独特のユーモアで拡大誇張されているところに、私は笑いのツボにはまってしまった。たまにはこんなハチャメチャなストーリー展開に大笑いするのも、健康上よいかもしれない。「過疎化」「少子化」「地方分権」など真剣に考える上ではなんの役にも立たないと思うが・・・
オロロ畑でつかまえて (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:オロロ畑でつかまえて (集英社文庫)より
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