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おまえさん
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おまえさんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全93件 61~80 4/5ページ
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「ぼんくら」「日暮し」と読み進めてきた、このシリーズのファンです。 「人」が好きで、人情の機微に聡い、ちょっととぼけたところのある平四郎。今回もいい味出してます。 長い、という声もありますが、下巻に入ってからはするすると読めて、読み終わるのが惜しいくらいでした。 さまざまな視点から物語が進められるスタイルが、自分の好みに合っていたからでしょう。 丸助と河合屋兄弟のやり取りの段では、ほっこりした気持ちになり目頭が熱くなりました。 今回弓之助の美貌がことさらに強調されるのは、間島信之輔の外見的特徴を際立たせたかったゆえかも。 まあ、そんなに繰り返し言わなくてもと、食傷気味な感はありますが…。 そこへ軽妙洒脱な淳三郎の登場で、弓之助の別の顔が垣間見られたのは新たな楽しみ。 さらに、このお兄ちゃんと信之輔との対比もあって、人物同士が複雑に絡み合うのがこの作品の醍醐味と言えます。 美形や美少年ではなくても、最後に「いい顔」になった信之輔。よかったなあ。 個人的にはお徳さんや政五郎の若い頃の話も、読んでみたいものです。 | ||||
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宮部みゆきさん色々読んでおります。このシリーズも展開が面白い。そうそう、歩いてゆける範囲に本屋さんが無い田舎に在住です。 amazoonさんにはお世話をかけます。 | ||||
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自分が読み終わってすぐ弟夫婦に持っていた上巻と一緒に送ったところ とても喜ばれました。 私は今「平家」(角川書店・池宮彰一郎)を読んでいます。 上巻と中巻をもっていますのでまたいつか下巻を求めたいと思っています。 私はそのときの気分であれを読んだり、これを読んだりするタイプなので机の うえにはこうしている今も四冊おかれています。次は何にしようかと楽しみ です。 赤とんぼ | ||||
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上巻なのに配達が遅く、他社下巻がすぐに着いたためつい下巻から読んでしまった.,...。(涙) 品質は全く問題なかったです。 | ||||
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このシリーズお気に入りです。登場人物の性格と人間関係がよく考えられていて書いてないところまで想像して楽しめます。陰惨な事件が扱われているのですが、あくまで書かれているのは人間のおかしさとか悲しみとかほろ苦さなので、それほど辛くなりません。 シリーズとしては終わってしまったようなのですが、まだ続いてほしい。尋常でない美形で、とんでもないおつむを持っているのに、いつまでたってもおねしょが治らず、母親のような女人に一目ぼれしてしまう弓之助は、そのあとどうなるのか。弓之助が平四郎おじさんの後を継いで同心になって、淳三郎兄さんが弟の手札をもらう岡っ引きになる…なんてことになるのか。おでこはどうするのかな。 続き、お願いします。待ってます。 | ||||
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宮部みゆきの本はずいぶん読みましたが、途中で投げ出したのは初めてです。上巻の半分くらいのページ数で収まりそうなストーリーなのに、まだるっこしいやりとりやト書きが多く、なかなか話が進みません。特に弓乃助の美しさ、賢さの段になると彼がどんなにステキか繰り返され、話が止まってしまいます。特にこのシリーズの登場人物に愛着を持って読んでいる訳ではない私には苦痛でした。信之輔のブ男さと共に、男の顔の美醜についてこだわりすぎているのも気になります。物語の中のこととはいえ、作家本人の見解も大いに入っている気がして、ちょっと興ざめでした。結局最後まで読んでないので、これらが物語に必要不可欠な要素なのかもしれませんが・・。 | ||||
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ぼんくら、日暮らしと読んでます。 どうも前回から一年後の様子でおでこちゃんや弓之助にも成長が見られます。 今回は弓之助と井筒様が一緒に行動する場面が少ないのが気になりました。 新たな重要な登場人物も好感が持てます。 上巻だからか淡々としていて長い。本当に下巻までこの話を続けられるのかしらと思いました。 引き込まれて時間を忘れ夢中になって読むという感じではないです。 でもそう思うときも結局いつも面白いので心配ないと思いますが。 江戸の暮らしや様子が物語を通じて味わえ宮部さんの時代物はいつも楽しめます。 下巻を読むのが楽しみです。 他のシリーズの続編も早く出て欲しいです。 | ||||
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十分満足できる作品でしたが、それは私が宮部みゆき ファンで、「ぼんくら」「日暮らし」の両作品を読んで いるからかも知れません。 本作単独で評価するのであれば、評価は少し下がり ます。 お馴染みとなった商家の美貌の五男「弓之助」の推 理が光りますが、メインは なんといっても醜男の同心 「信之輔」の人間としての成長譚かと。 他にも男女とも魅力的な登場人物が沢山出てきます。 厚い上に上下巻に分かれていますが、読みやすく気に ならないと思います。 ただし、「ぼんくら」「日暮らし」を読んでからの方 がより楽しめますので、まずはそちらから。 | ||||
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■八丁堀の同心・井筒平四郎(いづつへいしろう)は、馬面の中年男である。その甥に当たる弓之介は年のころは13〜4歳、誰もが認める大変な美少年。しかもこの美少年は物凄く聡明で、信じがたいことだが、その名推理により平四郎と共に難事件解決にあたってきたのである。本書は平四郎+弓之介コンビによる捕物帖シリーズの第3弾。 ■江戸の町で、ある辻斬り事件が発生。死体の跡がなかなか消えないので、何か薬を処方していたのではないかと思われた。その後、生薬屋瓶屋(きぐすりやかめや)の主人・新兵衛(しんべえ)が深夜、店の中で殺される事件が発生。切り口は袈裟(けさ)がけであり、先の辻斬り事件ととても似ていた。先の事件は屋外であり、今回は大きなお店の主の寝所である。 ■一見無関係と思われたが、若い同心・間島信之輔の大叔父・本宮源右衛門は「同一犯である」旨きっぱりと断定する。捜査する内、最初の被害者と瓶屋の新兵衛は、大黒屋と言う老舗の生薬問屋でかつて共に働いていたことが判明。どうやら彼らは、20年前の某事件に関係しているらしい。 ■ところがもう1件同じ刀傷の夜鷹の辻斬り事件が発生。謎が深まった。でも心配ご無用。弓之介の名推理が冴え渡り、意外な真相と犯人が明らかにされる。 ■だが信之輔の失態で犯人を取り逃がしてしまう―。 ■深まる混迷の中、物語は登場人物達の人生や心情を描きながら、大団円になだれ込んでゆく。面白さ保証付きの大傑作の誕生だ。 | ||||
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ぼんくらと日暮らしのファンでしたから、当たり前に楽しみに読み始めました。 美男美女と並みの人しか登場しないと退屈したかもしれないけど、 ぶさいく君が現れてちょっとほっとしたような切ないような・・・ おしんさんの実るはずの無い恋には涙がとまりませんでした。 宮部みゆきさんの人物描写の手抜きの無さに感動します。 弓さん三ちゃん淳三郎お兄ちゃんの今後を楽しみにしています。 | ||||
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スピンオフとなっている三編がよかった。 おきえはイヤな印象だったけれど、 芯のしっかりした強い女と分かりちょっと好きになった。 丸助と弓乃助、淳三郎がにぎやかに食卓を囲むシーンも印象的。 亡き奥さんと同じ気持ちで「よかったねぇ、もう寂しくないねぇ」と思ってしまいました。 そして、もっとも心に響いたのは、 源右衛門さんが久々に顔を合わせた信之輔に対し、 事件のことには触れずに、 耕人堂を開いたことを「めでたいと言ってくれ」という一言。 ここでものすごく目頭が熱くなりました。 | ||||
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良い所もあると思います。 しかし、読んでいて疲れの方を多く感じました。 ダラダラと長い、と感じました。 | ||||
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良い所もあると思います。 しかし、読んでいて疲れの方を多く感じました。 ダラダラと長い、と感じました。 読み終わった時、「やっと終わった」と思いました。 達成感と言うよりは、苦行から解放された、という感じです。 | ||||
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前作も面白かったので、今回も当たり前に手に取りました。 今回は事件(というのか?)がいくつか平行していて、筋書きがバラけていて、まとまりは確かにちょと悪い。 でもその分、おなじみの(そして初登場の人達の)喜怒哀楽が分かり易くて、楽しくあっという間に読めてしまいました。 天下一の頭脳と美貌を兼ね備え持つ、弓之助の運命が今後どうなるのか見届けたい。 初登場の弓之助のお兄ちゃんの今後は更に気になります。 出たばかりのようなものですが、はやくも次の巻が気になります。 | ||||
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ミステリー時代小説というよりキャラクターありきの本、 と感じてしまいました。 このシリーズはすべて読んできました。 登場人物にも愛着はあります。 しかし、毎回毎回弓ノ助が出てくるたびに、 「桁はずれの美少年」だの「聡い子」だのと褒めます。 細かい表現は違いますが中身は一緒です。 いくらなんでもしつこくありませんか? 何度も途中で読むのをやめよう、と思いました。 正直下巻を買う気がまったくしません。 みなさんが評価が良いところをみると、 私の感性がずれていったのでしょうね。 読む作品が一つ減ってしまいました。 残念です。 | ||||
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宮部みゆきファンという訳でも無いし、時代劇風が好きな訳でも無いけど、最高に楽しませてもらいました。 「おまえさん」は、3部作の3冊目、ということで、既に登場人物の人物像、人間関係も出来上がっているし、前作への言及もある。前の2作を読んでなくて、最初に「おまえさん」を読んだ私としては、最初は大いに戸惑った。しかし、何とかその部分をクリアすると、まあ、江戸の街に住んでいたたくさんの人たちの個性と人物像が生き生きと浮かび上がること。まるで、その時代にワープしたかのように、たっぷり楽しませてもらった。 江戸の町人物語としても十分な出来だが、体裁は、刑事物。刑事物としての謎解きの部分も、素晴らしい仕上がりで、本当に感心してしまった。中身が濃くて、読むのに時間がかかる本だったが、是非是非お勧めしたい。 | ||||
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よくこれだけたくさんの人を登場させたものだと感心する。単行本には付録として人物相関図が ついていたので、本当に助かった。 身元不明の男の事件と瓶屋のあるじの事件。複雑な人間関係やすれ違う人の心が、これらの事件を 引き起こしたのかもしれない。その辺の事情を、作者は巧みに描いている。人は、相手を思いやる 温かい心を持っている。だがそれと同時に、人は心の中に暗く冷たい闇も抱えている。闇が心を 支配したときに、人は鬼になる・・・。 かなりボリュームのある作品だが、作者はよくまとめたと思う。構成力は抜群!それに描写も巧みで、 読んでいると自分も登場人物のひとりとしてこの作品の中に入り込んでしまったような錯覚に襲われる。 また、たくさんの登場人物のひとりひとりがとてもていねいに、そして個性的に描かれていて、しぐさ、 表情、動作などがリアルに浮かび上がってくる。弓之助、三太郎、平四郎、間島信之輔、お徳、政五 郎・・・どの人物も、本当に魅力的だ。話の展開の仕方もよかった。ラストへの収束の仕方もお見事! 面白く、ほろ苦く、そして切なく。読後も満足感が残る、すばらしい作品だった。 | ||||
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本所深川の同心と、その養子息子(となるべき男子)の捕物帳。 前作2作に続く第3弾ですが。これまた、長編の「上下巻」もの 宮部作品の江戸読み物は、登場するキャラが面白い。 主人公の同心もさることながら、この同心を支える、岡っ引き連中も。 また、町人長屋の人々。 みんなが、事件に絡んで、事件解決に向かう姿を、 いつもの様に、早い展開で、次々と場面が変わり進んでいく。 これぞ、宮部さん。これを読まずして何を読む | ||||
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ぼんくら〜日暮らしのあの世界に魅了されている人なら、 それぞれのその後がわかるこの本は必見、 逆にそうでないなら買うほどの事はないという感じです。 ぼんくらにあった、全てが一つに繋がっていくカタルシスは感じられず、 謎解きの部分は、宮部みゆき作品の基準の中では星三つという感じです。 その代わり、見事な筆力で紡がれる長編のそこここに、 様々な登場人物のエピソードが散りばめられていて、それを一つ一つ楽しみ、時には涙できます。 それでも点を3から上げないのは、 ちょっとイライラした点があるからです。 元から、思い入れのある人物をやたら持ち上げる気のある作家さんですが、 弓之助はちょっとやりすぎでは…。 冒頭や要所要所で褒めるだけならまだしも、 登場する度に、手を変え品を変え長々と褒めまくり、 いい加減鼻につきます。 物語のキーとしてうまく機能する程度に留めるとか、 文章に自然に溶け込んでいるならいいのですが、 むしろ弓之助の魅力を損なっているように感じました。 そうは言っても、読んでいて楽しいし、 今までの登場人物のその後も大体分かるので、 超豪華ファンブック…ぼんくらファンなら楽しめる本というのが正直な感想です。 | ||||
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上下巻通じての感想。 宮部さんの作品は温かな情感たっぷりで 読後感がよくて欠かさず読んでいます。 でも、この『おまえさん』、いつもに比べて なぜか読むのに時間が掛かった。 それはどうしてか。 話の流れはとんとん進むし、脇役含め人物は魅力的。 ただ今回の作品、話し言葉の間の説明が異様に多かった気がする。 「セリフ〜」そう、(なになに)なのだ。←と、セリフがもう一度要約される。 「セリフ〜」(傍らにいる人々の様子が逐一描写される)。 下手な書き方ですがわかっていただけるでしょうか? 『んなもんちゃんと読んでたらわかるって!』 という’ト書き’がものすごく多かったので読むのに余分な力が必要で 時間も余計に掛かってしまった。 | ||||
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