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花野に眠る(秋葉図書館の四季)
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花野に眠る(秋葉図書館の四季)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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野原に建てられた秋葉図書館を舞台にした作品で、『れんげ野原のまんなかで』の続編です。いずれも5話ずつ収録されていますが、前作は各話がおおむね独立した内容であったのに対して、本書はいろいろな出来事を描きつつも、地元の旧家にまつわる話が中心となって、それがずっと続いているという感じです。 構成はとても緻密にできていますし、重い問題も投げかけられていて、そうした点では良い作品と言えるかもしれません。 ですが、私の率直な感じでは、細部にこだわりすぎていてどうもすっきりしないように思いましたし、謎を見事に解いていく能勢さんという司書は天才的ですが、図書館とは直接関係のない、人の家のことに対して、そこまで踏み込むのは不自然のようにも思いました。私はむしろ、子供が昔読んだ本を見つけたものの、なんとなく当時の印象とは違っていると言ったのに対して、同じ本の(画家などが違っている)別の版を探し出してあげるという、余談的に出てくる2つの話の方が面白かったです。 とは言え、本格的な推理ものがお好きな方々には、本筋の話もとても面白いかもしれません。 図書館を舞台にしたミステリーということでしたら、むしろ前作の『れんげ野原のまんなかで』の方が、読みやすいですしテーマとも合っていますので、おすすめします。 | ||||
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