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スープ屋しずくの謎解き朝ごはん



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【この小説が収録されている参考書籍】
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん (宝島社文庫)

スープ屋しずくの謎解き朝ごはんの評価: 3.75/5点 レビュー 20件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(3pt)

穏やかなミステリ

読書録「スープ屋しずくの謎ときごはん」3

著者 友井羊
出版 宝島社文庫

p29より引用
“ クーポンを持参する女性客が増えたこと
で、売り上げが増加したというデータは出て
いる。店長は喜んでくれていて、昨日の打ち
合わせではさらに女性客を集めたいと意気込
んでいた。”

目次より抜粋引用
“噓つきなボン・ファム
 ヴィーナスは知っている
 ふくちゃんのダイエット奮闘記
 日が暮れるまで待って
 わたしを見過ごさないで”

 オフィス街にあるスープ屋を中心に起こる、
穏やかな謎と事件を描いた短編連作ミステリ。
 社会人となって程々に時間を過ごした編集
者・奥谷理恵。窓ガラスに映る自身の疲れと
向き合っている時、彼女の気持ちを動かす香
りを感じた…。

 上記の引用は、登場人物が制作するフリー
ペーパーのクーポンについて書かれた一節。
クーポンがあるときに来店されたお客の内、
常連やリピーターになる率がどの程度なら、
広告費の値打ちがあるのでしょうね。今はと
にかく、病気が収まることが何よりです。
 話ごとにスープ屋以外の主要人物が入れ替
わる構成となっています、しかしまったく無
縁な人が出てくるのではなく、少しずつつな
がりのある人物であり、それに合わせて物語
世界も少しずつ広がりを見せます。
一話に出てきた編集者の女性が一番よく登場
していて、スープ屋店長と並ぶ主要人物になっ
ていくようです。

ーーーーー
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん (宝島社文庫)Amazon書評・レビュー:スープ屋しずくの謎解き朝ごはん (宝島社文庫)より
4800234131
No.7:
(3pt)

暇つぶしに最適

この作者の作品をは、初めて読みましたが、まあまあ良いストーリーでした。
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No.6:
(3pt)

変則的なスタイル

他のビブリアクローン達は、おなじみさんがいて、そこに
第三者が関わって物語が進行していくスタイルですが

これはお店を訪れるお客さんの視点で物語が進行して
本来は主人公であろうスープ屋の主人が第三者という形で進行します。

ですので毎回毎回知らない人の物語が進行して
主人公であろう主人が勝手におせっかいと焼くということになるので
物語に感情移入できません。
だって知らない人の物語なんですもの。
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん (宝島社文庫)Amazon書評・レビュー:スープ屋しずくの謎解き朝ごはん (宝島社文庫)より
4800234131
No.5:
(3pt)

最後の話は面白かった

他のレビューでもある通り、日常の謎を解いていく短編集で、謎解きも割と簡単でスラスラと読めました。
暖かい雰囲気、謎解きというより出会いや人間関係や店の空間をメインにしたようなお話で、
謎解きはオマケ程度に思っていいと思います。(何個かは読者でも解る難易度です)
他のライトミステリーや青春ミステリーに比べると謎がメインで物語が進むのではなく、
恋愛小説にちょろっと謎が含まれてるだけみたいな感じです。(最後の話は除く)
スープの描写も難しくなく、あまり単語や材料をしらなくても美味しそうな感じは伝わってきます。
店の雰囲気もよくこんなお店で自分も朝食事したいなあっと思わせてくれました。

残念な点は毎話ごとに主人公がコロコロと変わり、ト書きやモノローグも「私は~」や「僕は~」等の一人称ではなく、
苗字や名前で書かれていまして、一人称以外にも関係ない第三者目線から物語を書いてる様な書き方で、
登場人物にあまり感情移入が出来ませんでした…。
例えば
「私は疲れて駅を降りた」
とかではなく
「田中は疲れて駅を降りたらしい」
みたいな、主人公の行動でもこの様な書き方をしてます。
先が気になる続きがみたい終わり方なので個人的にはずっと同じ主人公でたまに違う登場人物からの話、
それとちゃんとその主人公の気持ちがわかるような、
どう思ったのか、何故そういう行動を取ったのかわかる書き方で書いて欲しいなって思いました。

最後の話はト書きやモノローグが苗字で書かれている事は変わりませんが、主人公の気持ちや行動、
謎や緊迫感がきちんと描かれていて読んでいて楽しかったです。
簡単な話ばかりではなくこういう話をもっと増やしてくれたらなって思いました。
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん (宝島社文庫)Amazon書評・レビュー:スープ屋しずくの謎解き朝ごはん (宝島社文庫)より
4800234131
No.4:
(3pt)

このミス大賞

題名のとおりで朝営業を密かにしてるスープ屋を中心に物語が展開されていきます。非常に読みやすいしミステリーとはいえ重たい感じは全然ありません。ただ謎解きがどうなるんだろうみたいなわくわく感がない感じがしたのが残念だし、五話で謎を解きするシェフの生い立ちなどを最後のまとめのようにしてますが1話〜4話とは違い力技で強引にもっていったような無理が気になりました。
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No.3:
(3pt)

気楽に読める、旅先での本

旅行に行くと、そこで適当に読める本を良く買います。
読み捨てと言ったら言葉は悪いですが、そういう肩の凝らない
でも楽しいストーリーのもの。
まさにこの本も、そういうチョイスでぴったりでした。
皆さんも書かれてますが、スープの描写がとても細やかで
凄く美味しそうです。
店主もなかなか魅力的に描かれてますが、最後のストーリーに
少し気になる事がありました。
店主の謎に関わる事ですが、漫画家の岩本ナオさんの
「花の名前」にそっくりです。
ネタばれになるので詳しくはかきませんが、偶然の一致でしょうか。

あと、他の方もおっしゃってましたが、
表紙のイラストはイメージとずいぶん違う気がしました。
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん (宝島社文庫)Amazon書評・レビュー:スープ屋しずくの謎解き朝ごはん (宝島社文庫)より
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No.2:
(3pt)

続編に期待したいです

最近この手の謎解きものが多いですね。古本屋とか。
で椴山も軽めの謎解きものは好きなので読みました。

本書には5話のストーリーがあるのですが、4話までは正直きつかったです。
謎解きのからくりも読み進む途中であらかたわかってしまうし、
他の方もご指摘の通り誤字が目立ちます。
その登場人物の漢字間違ったらダメでしょ、っていうトホホな誤りも。
5話目はこの作品の根幹に関わるエピソードで、これは読み応えがありました。
ただ、ここに到達する前に本を閉じちゃう人もいそうだなあ。
スープの描写は食欲を誘いますよ。
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん (宝島社文庫)Amazon書評・レビュー:スープ屋しずくの謎解き朝ごはん (宝島社文庫)より
4800234131
No.1:
(3pt)

各章、どんでん返しはあれど・・・

表紙のイラストとタイトルに惹かれて購入しました。
各章にいろんなスープが出てきて、その説明や「どんな栄養が取れる」と書いてあって、ちょっとしたレシピにもなる文庫。

1章を読んだ後にスープを飲みたくなったので、実際昼食に簡単なスープを食べ?ました。
どの章もおもしろくて1日で一気に読んだんですが、それぞれの結末が、えっ?おっ?と思わせられるような感じです。
ラストの章なんて特に、結構すごい展開で話が進んでいくので、ついていくのが大変でした。
「あ~そういうことか!」って驚く場面がいっぱい。

ただねぇ・・・所々に誤字だらけで、よくこれで書店に並んだなぁってくらい。
書いた本人や編集の人は、店頭に出る前に一度全部を試し読みして、誤字を確認しなかったのかよって、
読み進めながら何度も「ん?ん?」と疑問を感じました。(誤字の場所は、実際に読んでみたらわかると思います。)
これじゃあ、作家や編集者って、どんな手抜きな仕事してるんでしょうかって疑いたくなりますね。

結果、最後はハッピーエンドみたいに書いてあるけど、個人的な意見としては、ただ単に
「このスープ屋はひっそりと開店していて、色んな人の心を癒しますよ。みなさんもそんなお店を見つけてみてくださいね。」的な
シンプルな仕上げにしてほしかった気もする。
あと、本に出てきたスープのレシピを写真付きで入れるとかね。
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん (宝島社文庫)Amazon書評・レビュー:スープ屋しずくの謎解き朝ごはん (宝島社文庫)より
4800234131

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