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シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱



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【この小説が収録されている参考書籍】
シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱

シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱の評価: 3.89/5点 レビュー 19件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.89pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(5pt)

コイツわ

性別逆転モノでも面白いし、シャーロックモノとしても面白かった。色々伏線が有る様だけど単体としても良い感じでした。
シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱Amazon書評・レビュー:シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱より
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No.12:
(5pt)

女同士のホームズ&ワトソン

ホームズもワトソンも女でロンドンオリンピック真っ最中~直後くらいの時代という設定のシャーロックホームズ物パスティーシュです。

この巻は『緋色の研究』のパスティーシュですが、基本的にキャノン(正典)と呼ばれるコナンドイルの書いたシャーロックホームズシリーズ原作に忠実で、原作読んでる人ほど、あー、なるほどなー、となる内容だと思います。

また女同士に変換してみると、あのホームズとワトソンの共依存に近い関係(故にパロではゲイ関係にされることも多い)も、割と女子校ノリであるあるだなぁ、と思えてきます。

ホームズ物パスティーシュとしては良書でオススメだと思います。
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No.11:
(4pt)

面白かった

女性版のパスティーシュとしてさっくり読める。
キャラクターの持つ属性が殆ど反転していて、現代物らしい流れだった。
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No.10:
(4pt)

楽しい内容でした。

サクサク読める感じの小説を探していた時に見つけました。登場人物は皆ユニークで、ストーリー展開も淀みなく進んで心地良く読めました。ミステリーとしても悪くない出来だと思います。このシリーズはこれからも読んでいきたいと思います。
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No.9:
(5pt)

読みやすかった

本屋に2巻が置いてあって、気になったので1巻を購入。
掛け合いが楽しくて、読みやすかった
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No.8:
(5pt)

続きが読みたくなるホームズもの

女性のホームズもさることながら、ワトソンが結構ぶっとんでいて楽しい。
二人とも闇が深そうだけど、仲良しなのも良いな。
先が楽しみ。

ミセス・ハドソンは、うちにもほしい…!
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No.7:
(4pt)

Kindle版で再読。

ハードカバーで読んだけれども、バスカヴィル家の狗をKindle版で読んだので買いなおした。
ホームズとワトソン出会いからライヘンバッハの滝の後のワトソンの結婚まで描かれていた。
バスカヴィル家の狗が面白かったので、原典に沿ってこの先も書いてほしいな。
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No.6:
(4pt)

現代で女性

2014年に出た単行本の文庫化。もともと『ミステリマガジン』に連載されたもの。
 ホームズとワトソンを、現代に舞台を移し、さらに2人とも女性にしてしまったというパスティーシュ。19世紀末と現代のギャップ、男女でのギャップなどが読みどころ。小ネタもいろいろ仕込まれており、楽しい。
ただ、それだけではなく、キャラクター、物語としての魅力がきちんとある。ミステリとしても、よくできていると思う。
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No.5:
(5pt)

作り込まれたホームズパスティーシュ

「ホームズ」の名前と素敵な表紙に惹かれて購入。現代版ホームズ+登場人物女性化という枠組みの中で、本格的な冒険活劇とミステリが展開される長編小説です。
現代版ということで、ホームズではお約束のベーカー街221Bやバーツも、現代風(近未来風?)にきっちりリニューアル。特にミセス・ハドソンは・・・・・・。ミステリ+SF好きとしては、彼女の登場シーンが一番高鳴る!
持ち込まれる事件は謎に満ち、本家のホームズを想起させます。女性化して改めて構築された魅力的なキャラクター達が、ハチャメチャに動き回る一冊。キャラクター達が秘める謎と苦悩の結末は如何に。次回作発売(いつになるかは分からない!)までの間に、ぜひご一読されては如何でしょうか。
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No.4:
(5pt)

しつこいようですが「シャーロック・ホームズ」のパスティッシュです。

他の方のレビューが百合じゃないよと念押ししてるってことはどれだけみなさん「百合」期待なのかとw

お話としてはホームズシリーズの主要キャラを全部女性化(一部機械化)したパスティっシュです。で、肝心のホームズパスティッシュ恒例の作者たちが頭をひねりにひねったと思しきトリックだの倒叙だのメタトリックだのアクロバット推理はお話の中ではそう大層なものは出てきません。なんだ__
しかしむしろこれはドラマそのものを楽しんでいくサスペンスの色彩の強い作品です。
叙述がジョー・ワトソンの一人称というところが味噌。こういう場合小説読みの間では「信頼できる語り手」の問題がクローズアップされますよね。詳しくは書けませんが、人はどんな直接関係ない事態についても自分に害にならない叙述しかできません。

幾多のホームズパスティッシュで「信頼できないワトソン」が最大のエニグマというのは少ないでしょう。ホームズという人間のキャラ造型をコナン・ドイルが強烈に作りすぎたおかげかもしれません。しかも私たちは彼女の目と言葉を通してしかこの作品の世界の把握ができないわけですから。そして「サスペンス」としての本作の性格は今後ますますこの部分を軸に発揮されるはず。
というのもたぶん続編は出てくるんでしょうから。このテンポの良いお話の続きで何が飛び出すか、楽しみです。

全然深みのないレビューじゃないかと言われそうですがもともと19世紀にストランド誌に連載されたホームズシリーズも軽い紳士のお楽しみだったわけですよ。
あ、そうだね。ジョーが三文ハーレクインライター崩れってのも上の「信頼できない語り手」の不穏な予兆か?作家ほどうそつきはいないと言ったのは誰だったかな?ね、ジョー?
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No.3:
(5pt)

原作に忠実ながら、オリジナリティがあり、エンタメとして高品質

おもしろかった!

ホームズ、ワトソンをはじめレストレード、モリアーティなど主要な登場人物が女性になっていて、百合な設定になっているシャーロキアンのパスティーシュ――だったらそこまでおもしろくはないが、SFの要素を組み込んだり、より複雑なホームズとモリアーティの関係性を構築するなど、本作単体でもクオリティが高く、エンタメとして高品質。
ロンドンの描写も非常に丁寧で、それでいて文章は軽快で読みやすい。

続編をぜひ読みたい。
とどめは解説を『ジョン、全裸連盟へ行く』の著者が書いているという憎さ。
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No.2:
(4pt)

「百合」という要素は置いといて読んだ感想ですが…

と、いうよりもあとがきで読んで「え、百合向け?の話なのこれって」と思ったくらいには何も気づいてなかったのですが(苦笑)

有名な、シャーロックホームズの「緋色の研究」をパスティーシュ(大雑把に言うとアレンジ?)したもので、主な登場人物が
性別を逆にした全員女性(果てにはAI)になっているというお話。ちなみに「緋色の研究」を読んでいなくてもお話にはついていけるかと思います。
ただ、やっぱり知っていたほうが「なるほどこんなアレンジの仕方が!」と比較してろいろ驚くところもあるので、楽しむためには読むことをおすすめします。

シャーロック、もとい「シャーリー」の性格はちょっと孤高な女王然とした女性です。コミュ症(という表現が合っているのかは不明)ですが、優しさもちゃんと持ち合わせます。対する相棒ワトソン…ジョーは、軍医あがりのお医者様。人好きのしそうな性格ですが、女っ気がないので、男には振り回されてばかり…のどたばた?コンビ。
前半は、少々とっつきにくかったものの、事件と、そのトリック、そして何よりもタイトルとの関連にはびっくりです。
主人公の正体、もなるほどとうなりました。いろいろあった設定にはそんな意味が!あったのかと。

主人公ジョーを密かに見守るシャーリーにきゅんときました。いい人ですね~
お互いが、口に出さない(主人公、ジョーはやや出す)ものの、これからも支え合っていくんだろうなという予感をさせてくれる会話がちらほらあって、女の友情(友情という言い回しがあっているのかは不明)、という感じがしました。(その辺が百合要素なのかな?)
壮丁もとても可愛らしいです(だだ、読んだ後に見るとちょっと複雑な気もする笑)し、続きも気になるのでぜひ、シリーズ化してほしいです。
あと、ロンドンは現代版アレンジですが、こちらもなかなかよかったです。あまり土地に詳しくないので、雰囲気が、というところではありますが。
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No.1:
(4pt)

百合要素はありません

BBCの「SERLOCK」にインスパイアされて、登場人物をすべて女性に置き換えたパスティッシュ。
内容としては「SHERLOCK」に「サンダーバード」のペネロープを足したような感じ。自家用車もベントレーだし(ペネロープが使う車はロールスロイスだが、ベントレーはロールスロイス社の自動車部門で、経営が傾いたロールスロイス社は自動車部門を丸ごと売却したので、たぶんそういう系譜を踏まえてベントレーになっているんだろう)

冒頭の聖バーソロミュー病院でのワトソン女医の採用面接試験の場面で、語り手であるワトソンの人物造形や過去のいきさつがさりげなく上手く表現してあり、そこで物語に一気に引き込まれる。
ここらへんの文章のうまさはさすがだ。北原尚彦氏に見習って欲しいところ。

作者は執筆中に「これ以上は現地取材しないと描けない」と二ヶ月イギリスの取材旅行を敢行したそうで、その成果はロンドンの町の描写に非常に良く生かされていると思う。ロンドンの土地勘がある程度ある人の文章になっており、久しぶりにロンドンの空気のにおいを嗅いだ気がする。
上手いなあ

原典から人物名や事件のプロットを借りてはいるが、人物造形や背景には現代のイギリスの現状が良く反映されていると思う。
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