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ぼくらの七日間戦争
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ぼくらの七日間戦争の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全119件 41~60 3/6ページ
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知人の息子(小5)が先日、 「夏休みの感想文の宿題のために読もうとしたのだが、読み進められない。 さっぱり意味がわからない」と涙目で訴えてきたため、 とりあえずその場で読んでみました。 鉄板の有名タイトルだし、まさかそこまで変なモンじゃなかろうと。 その後のシリーズ全体のことまでは知りませんが、本書に限っては、 こりゃひどい。とても現代の小5に読み通せる代物とは思えませんでした。 ちなみに、彼になぜこの本をセレクトしたのか尋ねたところ、 「小中学生にいちばん読まれてる、とかどっかに書いてあったから」とのこと。 キミしっかりしてくれよ、と彼に諭す前に、なんかうんざりですよ。 版元さん、過去アーカイブをいかに現役化し続けるべきかに腐心しておられるのだとは思いますが、 「決してウソじゃない宣伝文句」のトリックも、たいがいにしとかないと。 ほんとにニッポンの読書文化が瓦解しちゃいますよ。 かつて、70年代の『超革命的中学生集団』を00年代に『超人騎士団リーパーズ』へと 自ら全面リライトした作家さんがおられましたが、 乱暴なくくりでいえば『蜘蛛の糸』『走れメロス』レベルの普遍性が備わっていないなら、 どんどん更新したらいい。それが適用できないならいわゆる風俗小説でしかないし、 その文脈と形式で読み継がれるのが自然なのでは、ということ。 本書の感想としては「これ、ほんっとにおもろいと思うん????」 または「なんでこれ、おもろいと思わなきゃいかんの???」に尽きます。 普遍的な物語たりえているのか。少なくとも現役の小説としてはどうか。 というフレームで捉えると、 ・まず、陳腐化して久しい「汚いオトナ/純粋なコドモ」二元論の前提がよくわからない ・ストーリー展開に必須なアイテム群(公衆電話、サラ金とか)および、 ・スケ番その他、語彙の不用意さ(風俗小説としての価値は別に措く) →親子の会話を促進するなにか劇的な効果でもあるんでしょうか。。。 その時代の風俗に格別な興味があるという特殊な読者はともかく、 魅力的な時代の味のあるアイテム、というよりは、単に古くさいだけのような。 →もちろん昔の小説ですから、わかった上で読むなら問題ない。 けど質問されても回答に窮するケースも多数あり。というのも、 ・全体に不気味に通底する「子どもってこういうギミック好きなんでしょ。 それにワイの思想やわらかーくうまいことまぶすわ」感 ・WW2時に従軍してたおじいさんの発言の極端な教条主義っぷり →全共闘?らしき団塊世代のルサンチマンつめ込めすぎ →今や団塊ジュニアですら随所に出てくる用語や概念もよくわからん ・で、そのルサンチマンから導かれてると思しき、登場人物の行動/行動原理の奇矯さたるや。 →細部の行動/リアクションはともかく、基本さっぱり感情移入できないわけで、 →子どもにはあんましメタ視点が期待できないとするなら単純に読みづらいし、 →メタ視点が操作できるレベルの読者ならむしろ冷笑の対象でしかない などなど。 もちろんこれらは「けしからぬ絶版にしろ!」などという意味では全くありません。 電子でいいから脈々と歴史の証人として命脈を保ってほしいと思います。 ですが、こういうクラスタにこんな高評価を維持している、ゆえに名作なのだから読むべし、 といった「決してウソじゃない宣伝文句」は、この作品にはもはや不要なのでは。 昭和の一時期には確かに有効だったかもしれない(何に対して、であれ)と思いますが、 風化しきったザ・プロパガンダものがたりを有難く拝読せねばならぬ理由が不明。 たとえば獅子文六の諸作品の再評価くらいまで時代が回ったら、 また別の視点から新たな価値を読み取ることも可能でしょう。 いろんな意味で首尾一貫した作品ではあります。 でも現代の小学生が読むべき、読ませるべき作品なんでしょうかコレ。 むしろ、大学生あたりが時代風俗・文化・歴史とともにゼミ等でこねくりまわし、 多様性に満ちた豊穣な読解ができるような素材となっているように思いました。 読まされる子どもの身にもなれということで。 現代の大人の皆様も、ぜひにご一読を。 | ||||
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表紙の絵があまり好きではないですが、テレビで紹介されていて5年生の息子が1日で読んでました。 おもしろかったそうです。 | ||||
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小4の子供には、文字が細かく一見取っ付きにくさを感じささていたようですが、どんどんハマっていっています。 | ||||
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五年生の読書感想文用に購入しました。 ページ数はありますが、あっという間に読めると思います。 | ||||
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約30年前の宮沢りえ主演の映画の原作ですが、 あまり本を読まない4年生男子に読ませてみました。 これが派見事にはまり、2日で読破しました。 | ||||
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子どもの発想と行動力には度肝を抜かれます。湯根に行動できる意識を持ちたいと感じました。 | ||||
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遊びといえばゲームやYouTubeばかりの小4の息子に本を読んで欲しくて、 テレビで話題になってたこの本を買ってみました。 (息子も読んでみたいと言っていたので) 結果、二日で読破していましました(笑) とっても面白かったらしいです。 ちなみにこの本はぼくらシリーズの最新の文庫版で 昔のシリーズと多少順番が違ったり、書下ろしがあったりするので これからぼくらシリーズを読みたい人はこの本から入ると良いと思います。 個人的に、ぼくらの天使ゲームは「妊娠・ラブホ」などの単語が入ってるらしいので、 まだそこら辺の知識がない小学生には不向きかなぁと思ったので、子供には与えていません。 Wikipediaの情報置いておきます。↓ ********** 角川つばさ文庫版 中学生編 2009/03 ぼくらの七日間戦争 2009/09 ぼくらの天使ゲーム 2010/02 ぼくらの大冒険 2010/10 ぼくらと七人の盗賊たち 2011/03 ぼくらの学校戦争(書き下ろし) 2011/07 ぼくらのデスゲーム(改題前:ぼくらのデスマッチ-殺人狂がやってきた-) 2011/09 ぼくらの南の島戦争(改題前:ぼくらの秘島探検隊) 2011/12 ぼくらの(ヤ)バイト作戦(改題前:ぼくらの(危)バイト作戦) 2012/03 ぼくらのC(クリーン)計画 2012/06 ぼくらの怪盗戦争(書き下ろし) 2012/12 ぼくらの黒(ブラック)会社戦争(書き下ろし) 2013/03 ぼくらの修学旅行 2013/07 ぼくらのテーマパーク決戦(書き下ろし) 2014/03 ぼくらの体育祭(書き下ろし) 2014/07 ぼくらの太平洋戦争(書き下ろし) 2014/12 ぼくらの一日校長(書き下ろし) 2015/07 ぼくらのいたずらバトル(書き下ろし) 2015/12 ぼくらの㊙学園祭 2016/08 ぼくらの無人島戦争(書き下ろし) 2017/04 ぼくらのハイジャック戦争[8](書き下ろし) 2017/12 ぼくらの消えた学校(書き下ろし) 2018/03 ぼくらの卒業いたずら大作戦 (上)(改題前:ぼくらの最終戦争) 2018/04 ぼくらの卒業いたずら大作戦 (下)(改題前:同上) 高校生編 2018/07 ぼくらの大脱走 ********** 昔のシリーズよりも中学生編が大幅に増えているのでこれから買う楽しみが増えました♪ 2018年からは高校生編がスタートするので、そちらも楽しみですね。 | ||||
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読書嫌いの中1息子が、夏休みにこの本を読んで、読み終わると次のぼくらシリーズを欲しがり、一ヶ月で6冊読むという驚き!本当にびっくりしてます。どれも面白いと言っています。 | ||||
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小学6年生の子供の夏休みの読書感想文にと思い購入致しました。 子供はとても読みやすく面白いとのことでした。 | ||||
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もう3年前ですが、子供のクラスが酷く荒れていたことがありました。一部の男子たちが先導して、先生のやることには全て反対し邪魔をし言葉遣いも酷く、先生に注意されると「死ね」と言い返す…万事この調子だったので、担任の先生は心を病み退職してしまいました。 「いい先生だったのに。あんなに優しかったのに」と、子供が涙を零したのを覚えています。 申し訳程度に催したお別れ会でさえ一部の男子の態度は酷いものでした。ニコニコした優しい先生だったのですが、お別れ会では全く表情がなく ぼーっとしていました。なにか精神薬の影響だったのでしょうか。 最近になって子供に 「そういえば6年の時のクラスはなんであんなふうだったの?」ときくと 「A君たちが『ぼくらの七日間戦争』の真似をしようと言い出したから」 というのでビックリ。自分も子供時代に見たことがある映画だったので。 それ以前は、先生と生徒の関係は大変良好だったのに、こんなバカな本に影響受けてひとりの人間を壊してしまうなんて… 昔は先生たちの体罰や暴言、ワイセツ行為など全て野放しの時代で、今とは全く違うんですよね…それでも影響受けちゃうんだーとビックリでした。作者は「子供たちを扇動して悪い大人たちをやっつけたい」と語ったそうですが、昔も今もバカな子供が多くて良かったですねぇ。 因みに昔の映画「ぼくらの七日間戦争」は酷い出来で、「これ何?一体何がしたかったの?」と家族で首を捻りながら見たのを覚えています。 担任の先生が交替してからも、一部男子児童による「ぼくらの七日間戦争の真似」は続きました。新しい担任は生徒と距離を置くタイプで「死ね」などと言われても動じず、どこか冷笑している雰囲気でした。元々出世が決まっており、うちの担任をすることはあくまでも踏み台に過ぎなかったので平気でいられたのかもしれません。今、大出世して某教育機関におられますが、卒業式での別れの言葉が 「皆さんの小学校での頑張りは中学に全て報告済みです。内申書が楽しみですね(ニッコリ)」というもので、一部の親が真っ青になっていました。いい気味です。 | ||||
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自分が小学校のころ夢中になって読んだ宗田 理のぼくらシリーズ. ふと思い立って同じ年代になった子供にプレゼントしてみました. 殆どの漢字にふりがなが振ってあり,読みやすいです. 読書はあまりしない子供ですが,気がつくと何気なく読み進めています. 月日を経ても色褪せない面白さがあるようです. 今は娯楽もたくさんありますが,本の面白さにも気づいて欲しいなと願いつつ 次買ってと言われるのを心待ちにしています. | ||||
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このシリーズを気に入って何冊ずつか購入しています。本が届いたら途中で止まらずにすぐに読んでしまいます。 | ||||
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この本を読んでみたいなぁ!と小2の息子が言ったので買ってみました。 漢字にはルビがふってあり読みやすいらしく、この本面白い!!と言って夢中になって読んでいます。素敵な本に出会えてよかったです。 | ||||
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昔…たしか、中学一年生のころ。この小説を読んで、本当に主人公達がかっこよく見えて、『こんな事を私もやってみたい、大人に反発したい、大人をやっつけたい』と思ったのを覚えています。 力も勇気もなく、ただただ大人の言いなりにしかなれなかった私にとって、この小説は、かなり衝撃的でした。 しかし、アレから成長して“大人”になってしまった今、改めて読んでみると。『大人の言い分もわかる、厳しく育てるのも、ルールに沿って育てるのも子供の為なんだ』と思ってしまえて、何だか悲しかったです。さすがに、本にも出てくる、体罰をしている教師には今でも強い反感を感じましたが、それでも、“大人”の目線で読むと、何となく読後の印象が変わってしまい、何とも言えない気分でした。 でも!結論としては、これからも、もっと多くの子供達に読んでもらいたい小説です!実際にこんな事はなかなか出来ないだろうけど、子供にも権利はあるんだ、大人が悪い事してたら立ち向かうべきなんだ、と思わせてくれる、なかなかお目にかかれない小説だと思います! | ||||
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夏休み前の中学校で、1年2組の男子生徒全員が行方不明に。 生徒たちの母親は徹底的に探したものの全く手がかりが掴めない中、FM放送を聞くように電話が回り、放送を聞くと解放区という言葉と日大全共闘の詩の朗読が聞こえてきた。実は、男子生徒達は廃工場に立てこもり、解放区を作っていたのだ。 徹と英治の二人が中心となり、下らない大人たちと戦い続ける児童文学の金字塔シリーズの1作目であり、映画化も大ヒットした有名作品。 以上、そんな内容です。 僕が中学生の時に映画が大ヒットしたのがきっかけで、当時は中学生編を半分くらいまで読みました。 今回は知人の少6息子さんとの読書交流も兼ねて、『中学編全11冊』『高校編全14冊』『青年編全4冊』教師編全4冊』『中年編全3冊』の、計36冊を読破した上での総評です(^-^*)/ まず、中学編全冊と高校編の終盤『コブラ記念日』までは、今読んでも面白かったです! 当時の様々な重大事件や社会的問題を上手く作品に取り入れ、それらに主人公たちを立ち向かわせる事で、読者の少年少女たちに楽しく問題提起してる点は本当に素晴らしく、児童文学の教科書といっても過言ではありません。 ただ、悪のプロたちがあまりにも弱く、いくら複数とは言え格闘や戦闘を本格的に学んだわけではない中学生たちに簡単にのされてしまうのは非現実的ですし、万が一倒せても必ず後で報復されるでしょう。(多少、報復に来るエピソードもありますが、あまりにもずさんな計画だったり頭が悪すぎます) その点だけは残念でしたが、高校編になると悪のプロの弱さも薄れ、主人公たちの活躍や問題提起はパワーアップし、更に面白くなり、最高潮となる『ぼくらのコブラ記念日』では泣いてしまいます。 ただ、次の巻の『ぼくらの魔女戦記』で、何故か非現実的な現代の魔女と呪いをリアルに登場させた点はあまりにもお粗末ですし、 青年編の『ぼくらのグリム・ファイル探険』では当時のインターネットに対する何となくの不安や恐怖から、架空の情報ウィルスなるものと、魔女や呪いを組み合わせて、あまりにも荒唐無稽な駄作に成り下がり、教師編でも魔女の力を持つ教師が出て来たりと、 せっかく現実的な事件や社会的問題に立ち向かうのがシリーズの素晴らしさだったのに、それを自らぶち壊していきます。 一応、青年編・教師編・中年編で各1作ずつ、独特の教師像を描いていて面白いと思えるものもありますが、他の名作教師作品に比べると明らかに劣りますし、 何より主人公たちが大人になったのに、中学編や高校編よりも明らかにパワーダウン・スケールダウンしています。 無理に大人になった主人公たちを子供たちに絡ませず、大人になった主人公たちが大人だからこその力で、社会の巨悪に挑む本格的サスペンスにすれば、大人編も名作になったと思いますけどね(>_<) ともあれ、高校編のコブラ記念日までは、児童文学の金字塔と言えるシリーズでした(^-^*)/ | ||||
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夏休み前の中学校で、1年2組の男子生徒全員が行方不明に。 生徒たちの母親は徹底的に探したものの全く手がかりが掴めない中、FM放送を聞くように電話が回り、放送を聞くと解放区という言葉と日大全共闘の詩の朗読が聞こえてきた。実は、男子生徒達は廃工場に立てこもり、解放区を作っていたのだ。 徹と英治の二人が中心となり、下らない大人たちと戦い続ける児童文学の金字塔シリーズの1作目であり、映画化も大ヒットした有名作品。 以上、そんな内容です。 僕が中学生の時に映画が大ヒットしたのがきっかけで、当時は中学生編を半分くらいまで読みました。 今回は知人の少6息子さんとの読書交流も兼ねて、『中学編全11冊』『高校編全14冊』『青年編全4冊』教師編全4冊』『中年編全3冊』の、計36冊を読破した上での総評です(^-^*)/ まず、中学編全冊と高校編の終盤『コブラ記念日』までは、今読んでも面白かったです! 当時の様々な重大事件や社会的問題を上手く作品に取り入れ、それらに主人公たちを立ち向かわせる事で、読者の少年少女たちに楽しく問題提起してる点は本当に素晴らしく、児童文学の教科書といっても過言ではありません。 ただ、悪のプロたちがあまりにも弱く、いくら複数とは言え格闘や戦闘を本格的に学んだわけではない中学生たちに簡単にのされてしまうのは非現実的ですし、万が一倒せても必ず後で報復されるでしょう。(多少、報復に来るエピソードもありますが、あまりにもずさんな計画だったり頭が悪すぎます) その点だけは残念でしたが、高校編になると悪のプロの弱さも薄れ、主人公たちの活躍や問題提起はパワーアップし、更に面白くなり、最高潮となる『ぼくらのコブラ記念日』では泣いてしまいます。 ただ、次の巻の『ぼくらの魔女戦記』で、何故か非現実的な現代の魔女と呪いをリアルに登場させた点はあまりにもお粗末ですし、 青年編の『ぼくらのグリム・ファイル探険』では当時のインターネットに対する何となくの不安や恐怖から、架空の情報ウィルスなるものと、魔女や呪いを組み合わせて、あまりにも荒唐無稽な駄作に成り下がり、教師編でも魔女の力を持つ教師が出て来たりと、 せっかく現実的な事件や社会的問題に立ち向かうのがシリーズの素晴らしさだったのに、それを自らぶち壊していきます。 一応、青年編・教師編・中年編で各1作ずつ、独特の教師像を描いていて面白いと思えるものもありますが、他の名作教師作品に比べると明らかに劣りますし、 何より主人公たちが大人になったのに、中学編や高校編よりも明らかにパワーダウン・スケールダウンしています。 無理に大人になった主人公たちを子供たちに絡ませず、大人になった主人公たちが大人だからこその力で、社会の巨悪に挑む本格的サスペンスにすれば、大人編も名作になったと思いますけどね(>_<) ともあれ、高校編のコブラ記念日までは、児童文学の金字塔と言えるシリーズでした(^-^*)/ | ||||
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夏休み前の中学校で、1年2組の男子生徒全員が行方不明に。 生徒たちの母親は徹底的に探したものの全く手がかりが掴めない中、FM放送を聞くように電話が回り、放送を聞くと解放区という言葉と日大全共闘の詩の朗読が聞こえてきた。実は、男子生徒達は廃工場に立てこもり、解放区を作っていたのだ。 徹と英治の二人が中心となり、下らない大人たちと戦い続ける児童文学の金字塔シリーズの1作目であり、映画化も大ヒットした有名作品。 以上、そんな内容です。 僕が中学生の時に映画が大ヒットしたのがきっかけで、当時は中学生編を半分くらいまで読みました。 今回は知人の少6息子さんとの読書交流も兼ねて、『中学編全11冊』『高校編全14冊』『青年編全4冊』教師編全4冊』『中年編全3冊』の、計36冊を読破した上での総評です(^-^*)/ まず、中学編全冊と高校編の終盤『コブラ記念日』までは、今読んでも面白かったです! 当時の様々な重大事件や社会的問題を上手く作品に取り入れ、それらに主人公たちを立ち向かわせる事で、読者の少年少女たちに楽しく問題提起してる点は本当に素晴らしく、児童文学の教科書といっても過言ではありません。 ただ、悪のプロたちがあまりにも弱く、いくら複数とは言え格闘や戦闘を本格的に学んだわけではない中学生たちに簡単にのされてしまうのは非現実的ですし、万が一倒せても必ず後で報復されるでしょう。(多少、報復に来るエピソードもありますが、あまりにもずさんな計画だったり頭が悪すぎます) その点だけは残念でしたが、高校編になると悪のプロの弱さも薄れ、主人公たちの活躍や問題提起はパワーアップし、更に面白くなり、最高潮となる『ぼくらのコブラ記念日』では泣いてしまいます。 ただ、次の巻の『ぼくらの魔女戦記』で、何故か非現実的な現代の魔女と呪いをリアルに登場させた点はあまりにもお粗末ですし、 青年編の『ぼくらのグリム・ファイル探険』では当時のインターネットに対する何となくの不安や恐怖から、架空の情報ウィルスなるものと、魔女や呪いを組み合わせて、あまりにも荒唐無稽な駄作に成り下がり、教師編でも魔女の力を持つ教師が出て来たりと、 せっかく現実的な事件や社会的問題に立ち向かうのがシリーズの素晴らしさだったのに、それを自らぶち壊していきます。 一応、青年編・教師編・中年編で各1作ずつ、独特の教師像を描いていて面白いと思えるものもありますが、他の名作教師作品に比べると明らかに劣りますし、 何より主人公たちが大人になったのに、中学編や高校編よりも明らかにパワーダウン・スケールダウンしています。 無理に大人になった主人公たちを子供たちに絡ませず、大人になった主人公たちが大人だからこその力で、社会の巨悪に挑む本格的サスペンスにすれば、大人編も名作になったと思いますけどね(>_<) ともあれ、高校編のコブラ記念日までは、児童文学の金字塔と言えるシリーズでした(^-^*)/ | ||||
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夏休み前の中学校で、1年2組の男子生徒全員が行方不明に。 生徒たちの母親は徹底的に探したものの全く手がかりが掴めない中、FM放送を聞くように電話が回り、放送を聞くと解放区という言葉と日大全共闘の詩の朗読が聞こえてきた。実は、男子生徒達は廃工場に立てこもり、解放区を作っていたのだ。 徹と英治の二人が中心となり、下らない大人たちと戦い続ける児童文学の金字塔シリーズの1作目であり、映画化も大ヒットした有名作品。 以上、そんな内容です。 僕が中学生の時に映画が大ヒットしたのがきっかけで、当時は中学生編を半分くらいまで読みました。 今回は知人の少6息子さんとの読書交流も兼ねて、『中学編全11冊』『高校編全14冊』『青年編全4冊』教師編全4冊』『中年編全3冊』の、計36冊を読破した上での総評です(^-^*)/ まず、中学編全冊と高校編の終盤『コブラ記念日』までは、今読んでも面白かったです! 当時の様々な重大事件や社会的問題を上手く作品に取り入れ、それらに主人公たちを立ち向かわせる事で、読者の少年少女たちに楽しく問題提起してる点は本当に素晴らしく、児童文学の教科書といっても過言ではありません。 ただ、悪のプロたちがあまりにも弱く、いくら複数とは言え格闘や戦闘を本格的に学んだわけではない中学生たちに簡単にのされてしまうのは非現実的ですし、万が一倒せても必ず後で報復されるでしょう。(多少、報復に来るエピソードもありますが、あまりにもずさんな計画だったり頭が悪すぎます) その点だけは残念でしたが、高校編になると悪のプロの弱さも薄れ、主人公たちの活躍や問題提起はパワーアップし、更に面白くなり、最高潮となる『ぼくらのコブラ記念日』では泣いてしまいます。 ただ、次の巻の『ぼくらの魔女戦記』で、何故か非現実的な現代の魔女と呪いをリアルに登場させた点はあまりにもお粗末ですし、 青年編の『ぼくらのグリム・ファイル探険』では当時のインターネットに対する何となくの不安や恐怖から、架空の情報ウィルスなるものと、魔女や呪いを組み合わせて、あまりにも荒唐無稽な駄作に成り下がり、教師編でも魔女の力を持つ教師が出て来たりと、 せっかく現実的な事件や社会的問題に立ち向かうのがシリーズの素晴らしさだったのに、それを自らぶち壊していきます。 一応、青年編・教師編・中年編で各1作ずつ、独特の教師像を描いていて面白いと思えるものもありますが、他の名作教師作品に比べると明らかに劣りますし、 何より主人公たちが大人になったのに、中学編や高校編よりも明らかにパワーダウン・スケールダウンしています。 無理に大人になった主人公たちを子供たちに絡ませず、大人になった主人公たちが大人だからこその力で、社会の巨悪に挑む本格的サスペンスにすれば、大人編も名作になったと思いますけどね(>_<) ともあれ、高校編のコブラ記念日までは、児童文学の金字塔と言えるシリーズでした(^-^*)/ | ||||
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昔、読みました、懐かしいです。 作中の登場人物たちに、自分を重ね、 心の旅に出かけていたあの頃を、思い出します。 | ||||
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とても面白かったです 本から少し遠ざかっていた小5男子、この本を読んでからまた、本に夢中になっちゃいました。 出逢えてよかった本だそうです | ||||
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