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ぼくらの七日間戦争
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ぼくらの七日間戦争の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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人格形成すべき大事な成長期に、いじめで精神を病んだり不登校になりしながら大人になった者たちからすれば、 例えフィクションであれ、あの内容は自慢たらしいことこの上ない。 せめて最後は金八の如く中島みゆきの「世情」をバックに警察の乱入で(しかも例のスローモーションで)締め括ってればさぞ胸のすく後味の良いラストになってただろうが、な。 | ||||
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皆さんのリビューが良かったので、息子と一緒に読もうと思い購入しました。主な話は面白いのですが、時々出てくる言葉などに時代を感じました。今どき「先公」とか「ポリ公」なんて言葉遣いどうなんですかね??? いくら昭和が背景になっているとはいえ、そういった時代遅れの言葉が何度も登場するので読みながら頭の中で違和感とクエスチョンマークが交錯しました。 あと人種差別やセクハラ系も結構ありますね。親が学生運動やっていた、というのにも今やピンとこないし、それを引き合いに出して子供たちの事とオーバーラップさせている大人達がいるのも変な気がしました。昔が背景だからOKというのはありなんですかね?? 改訂してから推薦図書にして頂きたかったです。 | ||||
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他の方々のレビューを見ると多くの方が絶賛されているようですが、正直あまり共感できませんでした。 まず言いたい。多く読まれている層が小中学生のようなのですが、今の子たち安保闘争とか学生運動とか言われてもわからんでしょ。恐らくこの文章の構図が、汚い”大人”とそれに抗う”子供”の二項対立なんでしょうけれども、そこに関してはその当時の知識・記憶がないとかなり薄っぺらいものに感じてしまうと思います。読まれるとお分かりになると思いますが、登場人物である子供達に過去の学生運動のような”信念”というものはほとんど感じられませんでした。極端な話単なる自己満足、自己陶酔です。もちろん私自身の知識不足というのもあるのでしょうけど。 そう言った意味では、初版発刊時(1985年)に絶賛されたというのは想像できます。当時は子供から大人まで、読まれた方々の大部分に響いたことでしょう。しかし、悲しい哉、時代は移り変わって行くものです。今の我々世代にとっては当時ほど刺さらないでしょう。 まとめると、60年代~80年代前半辺りの世の中についての知識や記憶がある方々にはおすすめできますが、そうでない方、特に小中学生の皆様には別の本が適すると私は思います。さすがに個人的に傑作であると考える"新世界より"のおすすめはしませんが、似た傾向として"僕たちと駐在さんの700日戦争"辺りが良いと思われます。コミカルで読みやすく、オススメです。 最後に一言添えて終わりにしたいと思います。 ✳︎これは個人の感想です✳︎ | ||||
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映画化と聞き読んでみたのですが… たくさんの登場人物がいるなかほとんどの人物にこれといった特徴がなく誰が誰かわからなくなります。 中学生達の会話なのに小学生並みに幼稚な発言だったり中年オヤジみたいな臭い発言が入り交じっており全然雰囲気がありません。 歳をとってから読むと懐かしいなと感じられるのかと思いますので数年後にもう一度読んでみようと思います。 | ||||
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知人の息子(小5)が先日、 「夏休みの感想文の宿題のために読もうとしたのだが、読み進められない。 さっぱり意味がわからない」と涙目で訴えてきたため、 とりあえずその場で読んでみました。 鉄板の有名タイトルだし、まさかそこまで変なモンじゃなかろうと。 その後のシリーズ全体のことまでは知りませんが、本書に限っては、 こりゃひどい。とても現代の小5に読み通せる代物とは思えませんでした。 ちなみに、彼になぜこの本をセレクトしたのか尋ねたところ、 「小中学生にいちばん読まれてる、とかどっかに書いてあったから」とのこと。 キミしっかりしてくれよ、と彼に諭す前に、なんかうんざりですよ。 版元さん、過去アーカイブをいかに現役化し続けるべきかに腐心しておられるのだとは思いますが、 「決してウソじゃない宣伝文句」のトリックも、たいがいにしとかないと。 ほんとにニッポンの読書文化が瓦解しちゃいますよ。 かつて、70年代の『超革命的中学生集団』を00年代に『超人騎士団リーパーズ』へと 自ら全面リライトした作家さんがおられましたが、 乱暴なくくりでいえば『蜘蛛の糸』『走れメロス』レベルの普遍性が備わっていないなら、 どんどん更新したらいい。それが適用できないならいわゆる風俗小説でしかないし、 その文脈と形式で読み継がれるのが自然なのでは、ということ。 本書の感想としては「これ、ほんっとにおもろいと思うん????」 または「なんでこれ、おもろいと思わなきゃいかんの???」に尽きます。 普遍的な物語たりえているのか。少なくとも現役の小説としてはどうか。 というフレームで捉えると、 ・まず、陳腐化して久しい「汚いオトナ/純粋なコドモ」二元論の前提がよくわからない ・ストーリー展開に必須なアイテム群(公衆電話、サラ金とか)および、 ・スケ番その他、語彙の不用意さ(風俗小説としての価値は別に措く) →親子の会話を促進するなにか劇的な効果でもあるんでしょうか。。。 その時代の風俗に格別な興味があるという特殊な読者はともかく、 魅力的な時代の味のあるアイテム、というよりは、単に古くさいだけのような。 →もちろん昔の小説ですから、わかった上で読むなら問題ない。 けど質問されても回答に窮するケースも多数あり。というのも、 ・全体に不気味に通底する「子どもってこういうギミック好きなんでしょ。 それにワイの思想やわらかーくうまいことまぶすわ」感 ・WW2時に従軍してたおじいさんの発言の極端な教条主義っぷり →全共闘?らしき団塊世代のルサンチマンつめ込めすぎ →今や団塊ジュニアですら随所に出てくる用語や概念もよくわからん ・で、そのルサンチマンから導かれてると思しき、登場人物の行動/行動原理の奇矯さたるや。 →細部の行動/リアクションはともかく、基本さっぱり感情移入できないわけで、 →子どもにはあんましメタ視点が期待できないとするなら単純に読みづらいし、 →メタ視点が操作できるレベルの読者ならむしろ冷笑の対象でしかない などなど。 もちろんこれらは「けしからぬ絶版にしろ!」などという意味では全くありません。 電子でいいから脈々と歴史の証人として命脈を保ってほしいと思います。 ですが、こういうクラスタにこんな高評価を維持している、ゆえに名作なのだから読むべし、 といった「決してウソじゃない宣伝文句」は、この作品にはもはや不要なのでは。 昭和の一時期には確かに有効だったかもしれない(何に対して、であれ)と思いますが、 風化しきったザ・プロパガンダものがたりを有難く拝読せねばならぬ理由が不明。 たとえば獅子文六の諸作品の再評価くらいまで時代が回ったら、 また別の視点から新たな価値を読み取ることも可能でしょう。 いろんな意味で首尾一貫した作品ではあります。 でも現代の小学生が読むべき、読ませるべき作品なんでしょうかコレ。 むしろ、大学生あたりが時代風俗・文化・歴史とともにゼミ等でこねくりまわし、 多様性に満ちた豊穣な読解ができるような素材となっているように思いました。 読まされる子どもの身にもなれということで。 現代の大人の皆様も、ぜひにご一読を。 | ||||
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もう3年前ですが、子供のクラスが酷く荒れていたことがありました。一部の男子たちが先導して、先生のやることには全て反対し邪魔をし言葉遣いも酷く、先生に注意されると「死ね」と言い返す…万事この調子だったので、担任の先生は心を病み退職してしまいました。 「いい先生だったのに。あんなに優しかったのに」と、子供が涙を零したのを覚えています。 申し訳程度に催したお別れ会でさえ一部の男子の態度は酷いものでした。ニコニコした優しい先生だったのですが、お別れ会では全く表情がなく ぼーっとしていました。なにか精神薬の影響だったのでしょうか。 最近になって子供に 「そういえば6年の時のクラスはなんであんなふうだったの?」ときくと 「A君たちが『ぼくらの七日間戦争』の真似をしようと言い出したから」 というのでビックリ。自分も子供時代に見たことがある映画だったので。 それ以前は、先生と生徒の関係は大変良好だったのに、こんなバカな本に影響受けてひとりの人間を壊してしまうなんて… 昔は先生たちの体罰や暴言、ワイセツ行為など全て野放しの時代で、今とは全く違うんですよね…それでも影響受けちゃうんだーとビックリでした。作者は「子供たちを扇動して悪い大人たちをやっつけたい」と語ったそうですが、昔も今もバカな子供が多くて良かったですねぇ。 因みに昔の映画「ぼくらの七日間戦争」は酷い出来で、「これ何?一体何がしたかったの?」と家族で首を捻りながら見たのを覚えています。 担任の先生が交替してからも、一部男子児童による「ぼくらの七日間戦争の真似」は続きました。新しい担任は生徒と距離を置くタイプで「死ね」などと言われても動じず、どこか冷笑している雰囲気でした。元々出世が決まっており、うちの担任をすることはあくまでも踏み台に過ぎなかったので平気でいられたのかもしれません。今、大出世して某教育機関におられますが、卒業式での別れの言葉が 「皆さんの小学校での頑張りは中学に全て報告済みです。内申書が楽しみですね(ニッコリ)」というもので、一部の親が真っ青になっていました。いい気味です。 | ||||
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結局、理不尽に振る舞い、人を見下し、何かを成し遂げた気になっている勘違いしたキッズを描いた駄作。 自分たちこそが世に大変な迷惑をかけたということを真に理解するには、 大人に なる必要があるのだろう。 反体制が正義であるかのように書きたて、児童の道を誤らせる悪書である。 | ||||
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少年少女がちょっとしたアドベンチャーを通じて成長する様を描いたジュブナイル小説。いわば日本版『グーニーズ』。 しかし『グーニーズ』が実際に海賊の宝を見つけて町の危機を救ったのに対して本小説『ぼくらの七日間戦争』はまるで夢がない。 ただ工場にこもり大人達に一泡吹かせた(と思っている)だけで自己満足に終始している。実際には大人達が本気を出せばすぐに捕まってしまうから本小説ではひたすら大人達を無能に描き大人社会の悪を抽出しこき下ろすという形である。 フィクションのしかもジュブナイル小説なのだからもう少し夢があっても良さそうなものだ。例えば『立ち退きを迫られた馴染みの駄菓子屋を救うために落ちこぼれ集団が徳川埋蔵金を探す!』でも良いはずだ。そして『グーニーズ』のように多少の財宝が見つかってハッピーエンド。子ども向けファンタジーなのだからこれで良さそうなものだ。 なぜそのようなものを書かないのだろうか?自衛隊やら警察を小馬鹿にしたり戦車を登場させ子ども達と対比させる何か小説上の必然的な意味があるのだろうか? 私には『ぼくらの七日間戦争』で行われていることがどうしても太平洋戦争のそれと二重写しになって仕方がない。要するに日本列島に引きこもった自己満足のそれが太平洋戦争だったのだと。 そういう風に言いたいのだったら最初からそういう小説を書けば良い。このような子ども向け小説でサブリミナル的に書き『空想的反権力主義』の思想を植え付けるのは卑怯である。それこそ共産思想を輸出したソ連邦のやり方ではないか。 著者が1928年生まれで戦前と戦後の教育を経験していることも関係しているのだろう。戦前は血肉になっているだけに完全には切り離して批判できない。かといって右的なものは書けるはずもなくこのような陳腐な小説で憂さ晴らしをしている訳だ。 | ||||
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あまり状態が良くありませんでした。紐も切れていたし。 もう少し状態を詳しく選定し正確に伝えてくれたらよかったです。 状態の悪さというよりは過大評価にがっかり来ました。 正確な判断をすれば悪い状態も承知で買う人はいると思うのでちゃんとやってほしいです。 | ||||
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いや・・・読んで楽しくなくは無かったですよ。 心配になった親達を見てほくそ笑む子供の姿は見ていて楽しいものではありません。 七日間も立てこもって、君達は責任を取れるのか?最後に責任を取るのは親や教師達・・・つまり大人だと子供達自身理解している気がします。 かなり鼻につきます。 決して悪い作品ではないですが | ||||
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