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月光亭事件
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月光亭事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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事件自体は家族の愛憎と打算が渦巻いていてどろどろしているが、警察に協力する探偵の野上英太郎と12歳の助手狩野俊介が気持ちのいい人柄で、爽やかな後味を残す。俊介君と子猫のジャンヌはなかなか可愛い。大掛かりなトリックが使ってあるけど、まあ楽しめていいかも。探偵が警察に協力するなんて御伽噺の領域だが、構成や人物の描き方が上手なので読まされてしまう。 | ||||
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少年探偵狩野俊介ものの初期長編五本が文庫化されました。やはり老舗の東京創元社だけのことはあります、と言いたいのですが、ここはあえて心を鬼にして三点をつけます。 それは、このシリーズの「登場人物」の記述や見取り図の縦横比などにいくつか問題があるからです。それぞれは細かな点ですが、「創元推理文庫」はもっと厳密であって欲しいのです。 テクストが、推理小説の様々なテクニックや側面を高い水準で、しかも中学生にも安心して読ませられるような長さと内容に結晶させたものなのに、なんと勿体ない。 | ||||
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探偵事務所の所長、野上が主人公と思いきや、 何故か「少年探偵・狩野俊介」がシリーズの主人公で。 その俊介を“愛すべき友人”としている、“語り部”野上と、 彼の周辺にいる警察のおじ様たち(高森・角田)の じゃれあっているとしか思えない仕事振りが 陰湿な事件の最中だというのに、妙に心を刺激します。 メインの登場人物たちの心情と、 ミステリー本編の話のバランスがとても心地よく、 シリーズものだけに、この先の展開が気になり、 まんまと次巻にも手が伸びそう。 確かに野上は語り部だけれど、 全てはあえて語りません。なので 野上の上に、まだ、 我々“読者”という俯瞰を持って、初めて、 この話は完結します。 表紙絵に興味を持った方は、 冒頭の3ページを読めば、 そのインスピレーションはそう外れていないと 思われますよ、きっと。 | ||||
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少年探偵というのは世に多いけど、この作品に出てくる少年探偵、狩野俊介みたいに抜群の素直さを持った少年というのは少ないのではないか。探偵という仕事を通じて俊介のピュアな気持ちが揺れるという光景もこのシリーズを読む愉しみの一つ。ミステリとしてだけではなく、少年の成長物語として読めるこのシリーズは、ガチガチの大人になってしまった人ほど読んでて心地よいものなのかもしれない。本作品はこのシリーズの第一話にあたる作品。月光亭という建物で起る消失現象、殺人事件が綺麗にまとめられている。 | ||||
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