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(短編集)
予期せぬ結末2 トロイメライ
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予期せぬ結末2 トロイメライの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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予期せぬ結末シリーズの選択基準に、既成のアンソロジーなどに入っている作品は入れるが個人短編集の収録作品は例外とするというものがある。作品数の多い作家ならまだしもボーモントのように早世し作品数が思ったほど残っていない場合、これは無理があるのではないだろうか。ベストオブ・ボーモントとして選りすぐりの作品をまとめたほうがインパクトがあったように思う。同じ様に思った読者も多いようである。 | ||||
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編者が企画している作家別アンソロジーの第二弾。J.コリアに続いて今回は伝説のドラマ「トワイライトゾーン」の主原作者として名高いC.ボーモントの特集。私は子供の頃、現在進行形で「トワイライトゾーン」を興味深く観ていたので、本作も期待して手に取ったのだが、その期待は裏切られた。第一部がホラー風味、第二部がSFと別れているのだが、双方共に余り興趣を覚えなかった。 第一部では、各編が吸血鬼、死神、幽霊、悪魔等の存在を前提に書かれているので、<予期せぬ結末>どころか、定型的な物語を読まされている感があり、全く楽しめなかった。こうした傾向の作品への嗜好を持つ読者には向いているかもしれないが、一般読者とは縁遠い印象を受けた。幕間にある人間心理の機微を題材にした「殺人者たち」の方がまだしも読める。第二部のSFも、これと言った文明批判や奇抜なアイデアがある訳ではなく、凡庸な印象を受けた。本当に「トワイライトゾーン」の原作者だったのかとの疑問を抱かせる程の内容。異形の動物を扱っていながら、ラストの捻りで読ませる「フリッチェン」だけが<予期せぬ結末>に相応しいとあってはお寒い限り。 既刊本に未収録の作品だけを集めた由だが、そのために作者の力量を示す作品が埋もれてしまったのではないかとの印象を受けた。そうだとしたら惜しい事だし、アンソロジーを編む難しさも感じた。 | ||||
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