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アパリション
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アパリションの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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※※※ 真相に触れています ※※※ この著者さんの「クリーピー」もそうでしたが、この作品も前半は謎解きミステリー風味だけど、後半はサスペンスホラー(?)に転身。 予備校講師の主人公の兄が行方不明になる一方、都内では二組の夫婦が相次いで失踪する事件が起き、関係者の周囲では不気味な「偽刑事」が現れたりと、序盤に提示される多くの謎と不穏な雰囲気は最高に魅力的で、先が気になる展開。 しかし残念なのは、人気講師が殺害される後半辺りからラストに掛けて一気に失速。※ 以下、真相に触れています ※ 前述したように、多くのミステリアスな謎が出てきたのに、結局は「怪しい人間がそのまま狂人でした」というホラー的なオチでしかなく、その犯行動機も単なる「金銭」や「強姦」目的以外にこれと言った理由がある訳でもなく、被害者にもミステリー的な「意外な繋がり」がある訳でもない。 その他も突っ込み所やご都合主義が多い。犯人の自宅のすぐそばに死体遺棄に都合の良い「死体が浮かんでこない沼」があり、実際、何人もそこに沈めているのに、ある死体は何故かわざわざペットの火葬場を無断で使って処理してたり(家に死体を運ぶのが面倒だったからという理由だが、それ以前に警備員に不審がられたらどうするんだ。たまたま今回の警備員がいい加減な人間だったから良かったものの、顔や車のナンバーを覚えられてたかも知れないのに)、また、返すあても無い事が明白な主人公の兄に900万円も貸したり、張り込みをしている二人の刑事をひとりで倒したり、妻の腐乱死体を自宅の風呂場に放置しているのに主人公がその臭いに気付かなかったり、越野のマンションの防犯カメラに映ってない理由が不明のままとか、etc.etc.。 序盤は良かったんですが、真相については本格ミステリー的な解決を期待すると肩透かしを食います。サスペンスホラーとしてならそこそこ。 | ||||
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