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アパリション
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アパリションの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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デビュー作品『クリーピー』が映画化されている前川裕さんの、『アトロシティー』に続く2冊目の神作品です(^-^*)/ 今まで4作読んだ限りでは、意外な真相と意外な狂気が売りとなっており、 今作品もまさかの真相と狂気にゾクゾクと禍々しさに楽しめましたし、 前川さんはホラーのような『不穏で禍々しく怖さのような狂気が迫り来る雰囲気』を産み出す達人であり、個人的には物凄く好みです! 僕はミステリーをきっかけに6歳から読書にハマりましたが、ミステリーで描かれる殺人等の事件というのは現実で起きると極上に怖いのに、ミステリーを読み続けると事件慣れや殺人慣れしてしまい、ミステリーの死は単なる記号となり、その点でミステリーそのものに対する魅力が薄れてはいたのですが、 前川さんは忘れていたミステリーの恐ろしさや楽しさを改めて思い出させてくれ、極上の不気味体験・禍々しい不穏体験で最高に楽しまさせてくれて、真に素晴らしい作家さんだと思いました! 昨夜新たな前川さん作品も2冊購入し、すっかりハマっています♪怖いミステリーを読みたい時に是非ともオススメな神作品です(^-^*)/ | ||||
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前半の不気味さと後半にかけてのたたみかける疾走感で、一気に読める 作者は、登場人物の容姿を美男美女で揃えているので、正直、こんなにみんな美形設定にすると、ドラマや映画の俳優ありきになるというか、端正な容貌の登場人物は、1,2人でいいと思う。 | ||||
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より現実味がある事件で、怖くてページがめくれないくらい、ハラハラしました | ||||
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戦慄のホラーサスペンス。 日本ミステリー文学賞新人賞受賞作『クリーピー』よりもサスペンスフルであり、なかなか真相を見せてくれずに、最後までドキドキさせるストーリーが非常に良い。 予備校講師とミステリー作家の二足の草鞋を履く矢崎の兄が、ある日突然失踪する。同じ頃、二組の夫婦の失踪事件が発生し、犯人と思われる不審人物の声が矢崎の兄とそっくりだった。矢崎の周りで次々と起こる不可解な事件。果たして… まるでミスリードを誘うかのような『アパリション』という挑発的なタイトル。『アパリション』とは幽霊、妖怪、亡霊という意味なのだが、そういう類いのものは一切登場しない。そのせいもあるのか、数々の伏線が全て回収されずに無難な結末を迎えた感じで、少しスッキリしない。 | ||||
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前川裕さんという作家に出会って、全作読もうと思い、これが最後の一冊。まだ、5冊位しか出して無い作家さん。というのは、本職は法政大学の比較文学の教授であり、学術方面での著書、訳書も多い人。本題に戻ると、アパリションは別々の気味の悪い詐欺まがいの失踪事件が起こり、兄の失踪を追う作家と、事件を追う警官のタグで問題解決にあたるもの。途中まで、筋が全く分からない。謎が解けた時、設定に無理があるような気がしないでも無いが、何でもありの世の中ならこういうのもあるのかな、と。総合的には面白かったが、評価が分かれるのはそういうプロットの無理があるところなのかな。前川裕さん、好きです。今度、「クリーピー」は映画になりますね。西島秀俊、香川照之、竹内結子という豪華メンバーです。 | ||||
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※※※ 真相に触れています ※※※ この著者さんの「クリーピー」もそうでしたが、この作品も前半は謎解きミステリー風味だけど、後半はサスペンスホラー(?)に転身。 予備校講師の主人公の兄が行方不明になる一方、都内では二組の夫婦が相次いで失踪する事件が起き、関係者の周囲では不気味な「偽刑事」が現れたりと、序盤に提示される多くの謎と不穏な雰囲気は最高に魅力的で、先が気になる展開。 しかし残念なのは、人気講師が殺害される後半辺りからラストに掛けて一気に失速。※ 以下、真相に触れています ※ 前述したように、多くのミステリアスな謎が出てきたのに、結局は「怪しい人間がそのまま狂人でした」というホラー的なオチでしかなく、その犯行動機も単なる「金銭」や「強姦」目的以外にこれと言った理由がある訳でもなく、被害者にもミステリー的な「意外な繋がり」がある訳でもない。 その他も突っ込み所やご都合主義が多い。犯人の自宅のすぐそばに死体遺棄に都合の良い「死体が浮かんでこない沼」があり、実際、何人もそこに沈めているのに、ある死体は何故かわざわざペットの火葬場を無断で使って処理してたり(家に死体を運ぶのが面倒だったからという理由だが、それ以前に警備員に不審がられたらどうするんだ。たまたま今回の警備員がいい加減な人間だったから良かったものの、顔や車のナンバーを覚えられてたかも知れないのに)、また、返すあても無い事が明白な主人公の兄に900万円も貸したり、張り込みをしている二人の刑事をひとりで倒したり、妻の腐乱死体を自宅の風呂場に放置しているのに主人公がその臭いに気付かなかったり、越野のマンションの防犯カメラに映ってない理由が不明のままとか、etc.etc.。 序盤は良かったんですが、真相については本格ミステリー的な解決を期待すると肩透かしを食います。サスペンスホラーとしてならそこそこ。 | ||||
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予備校講師や警察の内情が非常に細かく描写されていた。作中で主人公と編集者が打ち合わせする場面で、「detailはrealに」というセリフがあったが、まさにその通りであった。犯人はある程度予想できたが、その背景は想定外の展開で面白かった。 | ||||
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