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悪夢の棲む家
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悪夢の棲む家の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.55pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 21~40 2/3ページ
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| 忍び寄る影が鉈を振り下ろす! その男“関口和男”は被害者とされる川南辺一家の犠牲者でもあった。欠陥住宅の鬱憤を関口にぶつけた時、彼らは自分達の死刑執行書にサインをしてしまったのだ。関口とて欠陥住宅を掴まされた被害者なのに! 幼い末っ子の男の子“実”と何も知らずに小学校の修学旅行から帰宅した12歳の少女“仁美”は親の愚かな憂さ晴らしで殺されてしまった。 〈悪霊シリーズ〉の最終作「忘れられた子供たち」で、事件の舞台になった小学校で麻衣とぼーさんと安原でみんなの秘密について話した際、ジョンはエクソシストでも神父でもないぞとぼーさん(滝川法生)は思いっきり否定した。しかし、教会の神父ではないだけでジョンは正真正銘のエクソシズムを行う神父である。ベネディクト派修道会のね。毎回、SPRの協力者である拝み屋の一人として悪霊と戦うが、憑き物落とし(悪魔祓い)は本当は許可を得ないとやってはいけない。無許可で祓いまくっている。世のため、人のためと信じてこっそりと。 ナルもリンも英語圏の人間だから知らない筈がない! 小野不由美女史の一世一代の不覚である。キリスト教の内部事情に対する小野女史の誤解が原因で、ジョンはエクソシズムを実行する神父なのに昔の〈悪霊シリーズ〉といなだ詩穂女史による漫画版が連載された頃はまだ彼女らの誤解が闊歩していた。だいぶ経ってから小野女史は知人に“それ”を指摘されたため、完全版ではぼーさんの“神父には違いないだろうが”とボカした物言いに変更した。 「僕は若(わこ)う見られるようですのんけど。けど、一応、ちゃんと司祭なんでおます。所謂神父ゆうのは、普通は司祭でおますね。僕は神父ゆうても教会の神父やなしに修道会の神父ですよって、伝道に出る時に司祭職を貰(もろ)たんでおます。」 教会の神父=教区司祭、それに対して修道会の神父=修道司祭である。 そもそもの世間一般には、司祭というとそこら辺の神父よりも高い地位の人間だと誤った情報がまかり通っているのだ。実際は“神父=司祭”である。ジョンは修道会の神父で“修道司祭”であり、伝道の旅に出る際に司祭職を授かったのだった。 ジョンは、ニューサウスウェールズ州(The State of New South Wales / 州都は最大都市のシドニー)で生を受けた。そこは嘗ての流刑地であり、オーストラリア連邦東南部に位置する州で同国最初の英国入植地であり、オーストラリアで最も人口が多く最も工業化された州である。典型的な英国系移民の家庭で生まれ育ち、一家揃って敬虔なイエズス会教徒で、ブラウン家の伝統として長男・長女は教会に捧げられていた。師父ソテロと共に外国人労働者のための病院を作るという夢を持っている。エクソシストの他に翻訳、診療所、日曜学校の手伝いをしている。日本語の学習過程で足を踏み外したらしく、日常会話は珍妙な京都弁なのに、何故かエクソシストとして聖句を唱える時は標準語である。因みに、師父ソテロは伝道師ではあるものの本来ならば、望めば司教になれる人物である。このソテロこそ、ジョンに日本語習得の過程で珍妙な京都弁を吹き込んだ元凶だ。 麻衣の高校の旧校舎の事件の最中、倒れた下駄箱が倒れて失神した麻衣は初めて夢の中でジーンに出逢った。ナルと同じ黒ずくめで一卵性双生児の兄だったため、相手が死霊だとも知らずに自身の願望が見せたナルの夢だと思ったが、ジーンも敢えて訂正しなかった。死人である自身の時はどれだけ想いを育もうとも止まったまま、正反対に麻衣は現在進行形の生き人としての時の流れの中にいるから。しかし、残酷な現実は弟ナルが麻衣の夢や幻視の真相に気づいた時、麻衣の心の中に深い悲しみとなって押し寄せた。 これでジーンは成仏したと麻衣もナルもそう思ったが、ジーンは暗闇の中に取り残されたままだったことが事件の夢を見たことで麻衣は知ってしまう。 改めて夢の中で再会し、最初の旧校舎の頃、初めて麻衣とコンタクトできた時から事件の調査の間だけ意識は浮上し、それ以外はうたた寝しているような状態だったとジーンは語った。現世を完全に去る出口、それは見えているのに何故か近づけない。成仏したくても自身で何が原因かは不明だが、出口に近づけずに成仏が叶わない。それを機に麻衣達のことを知らなかった他のメンバーも知ることになるが、同時にどうしてジーンが成仏できないのかと彼らも頭を悩ませることになる。 これ以降の展開はもはや望めなくなってしまった。あれこれクレームをぶつけまくった一部の心無い行為に激怒し作者は執筆をやめてしまい〈悪霊シリーズ〉の続編である〈ゴースト・ハントシリーズ〉唯一の作品、第1作にして最後の作品として終わってしまった。ジーンは永遠に闇の中に閉じ込められたまま、麻衣の恋も尻切れトンボ扱いだ。 | ||||
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| 中古なのはもちろん、絶版になってから年数もたつので、かなり劣化しているだろうと思っていたのですが、しわやよれも少なく、かなりきれいな状態でした。 今や入手困難な品ですので、墓まで持っていきますwww | ||||
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| 発売日から年月が経っているためやや日焼けをしたようなくすみはありましたが、他にシミや汚れ、キズはなく楽しく読ませてもらいました。 | ||||
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| ずっと探していたので、嬉しかったです。 ただ、何か所か字がかすれて読めなくなったところがあったので、この星の数にしました。 | ||||
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| 小学校の頃、いなだ詩穂さんの漫画をみてこの作品を知ってからのファンです。 最近雑誌『ARIA』でこの作品の漫画が再び始まり、うれしくて掲載月だけ雑誌も購入するように。 すると原作も気になりだし、原作を購入することを決意。 Amazonで中古の本を購入したことがなかったので、不安でしたが、状態も良くとても満足です。 絶版本なので入手が困難と聞いていたので、購入できたことが嬉しくて一気に読んでしまいました。 とても面白かったです。続編で復活して欲しいと願わずにはいられません。 | ||||
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| 絶版本となった今、この作品をこうして読めたということが感激です。 いなだ詩穂さんのマンガから入ったため、悪霊シリーズの小説は読んでいませんが、あのマンガの続きが読めるということで購入。 一人称から三人称に変わったということで賛否あるようですが、この作品が続いてくれるということ自体が嬉しいので、 復活してくれることを祈らずにはいられません。 | ||||
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| やっと手に入れることができました。大満足です。悪霊シリーズの続編,ファン必見です。 | ||||
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| 娘のために購入。 とても喜んでいました。 ここで購入するのが、私が探した中で一番お買い得でした。 | ||||
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| 人によって怖いことって違いますよね。心理的な事、先端恐怖症、単純に血や内臓などなど。そして、彼女にとって一番怖かったのは…。 謎が解けてしまった後のせいか、シリーズの中での評判は悪かったようですが、私はこの話が一番だと思います。 シリーズ中一番怖いのはいわゆる「血の迷宮」ですが(T_T) | ||||
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| 『悪霊シリーズ』に続くこのお話ですが、作者の小野不由美さんが、読者の希望にそえないことを理由に本書上巻と下巻を最後に執筆を休止しておられます。 読者としては、完結した感じはありませんし、まだまだ先が気になります。 小野不由美先生、シリーズ続編を是非とも、よろしくお願いします。 | ||||
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| 三人称になったことで、ナルの心中や人々に起こる出来事は格段に表現が広がった感じです。 ナルとジーンとの絡みも必見でした。 また、渋谷サイキックリサーチの面々や霊能者達に会える日を楽しみにしています。 小野不由美さん続編を心待ちにしています。 | ||||
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| コソリが本当に怖かった。夜に読むもんじゃない(汗) 洗面所の鏡がしばらくまともに見れなくなりました←後遺症。 屍鬼も怖かったですが、怖いの種類が違いますね。 さすがホラーの帝王。 | ||||
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| この本をはじめて読んだのは、中学生の時でした。読み進むうちに感情移入し下巻を読む頃には日付がかわっていました。恐怖にすくみながら読み終り、寝る前にふと愕然としました。本の中の日付と全く同じ日付ということに。 以来、忘れることの出来ない作品です。 ホラーが苦手でも楽しめる作品ですので★5つ。 | ||||
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| ホラーと新本格推理が好きなら非常にお勧め。二段オチになっていて、どちらが目的でも非常に楽しめる作品になっている。ホラーの定番を外し、かつ、有り得るラインのモノ(たとえば妖怪)を持ってくるので怖さも倍増。リアルの作り方が、繊細な心理状態や言葉使いから成る少女小説とは別ラインからのアプローチで非常に巧みであり知的である。 ただし、この作品には先行シリーズである悪霊シリーズの、シリーズ全編に関わる重大なネタバレがあるのでそちらの最終巻まで読んでない向きが手を出すには注意が必要です。 しかし大人の推理小説ファンにもお勧めできる屈指の名作と呼ぶに相応しい作品だというのに重版がかけられてないとは勿体無いこと甚だしいですね。 | ||||
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| ゴーストハントシリーズは、漫画文庫の4巻まで読んだだけなのですが、 それぞれのキャラの個性は把握していたので楽しく読めました。 しかし、漫画文庫4巻まででは語られていない部分も多く含まれており (麻衣の夢や、ナルの個人情報?等)初期のシリーズを読んでからのほうがおすすめだと思いました。 悪霊が棲む家、ということで調査に乗り出したSPR。 怪奇現象の謎がどんどん解明される中、それと同様にして深まっていく謎。 そして霊の存在が・・・。 (上)巻一気に読んで(下)巻にGOです(笑 | ||||
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| 描写がリアルと言うか、読んでいて頭の中にその風景が浮かんでくる感じがあります。 なので、夜に読むと結構くるものが…。 ところで。 どこを探しても出てこないのですが、この本の中で置きている事件、昭和58年にあった『朝倉幸治郎事件』にかなり類似してません? こちらの事件は、長女は林間学校に行っていて無事なんですけどね。 しかもかなり凄惨な事件のようですが…。 | ||||
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| 小野不由美さんの作品の中で私が1番好きな作品です。 確かにティーンズハートの悪霊シリーズを先に読んだほうが、何倍もいいのですが、悲しいかな、現時点では手に入れるのが難しい。 いなだ詩穂さんのコミック版を読んでから(いつ完結するのか知りませんが・・・)、本書を読むのがいいかもしれません。 内容は、ホラーです。そこらの「怖い話」より何十倍も怖い! 背中から冷えてくる感じがします。でも、途中でやめられない。。。 小野さんの作品は、人間のあらゆる面を描いていて、納得しながら怖くもあり、それ故に暖かくなれる、本当に不思議で素晴らしいものだと思います。 | ||||
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| やっぱり、ティーンズハートの悪霊シリーズを先に読んだ方がいいと思います(漫画はまだ完結してないので)。 話の内容的には、ホラー色が強く、『悪霊になりたくない!』あたりの雰囲気に似てます。 サスペンスホラーって言うんでしょうか。 思わず息を呑むシーンもたくさんあります。 二階の一人部屋で深夜に読まない方がいいかも。 | ||||
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| 十二国で作者を知りましたが、最初読んだ時は同じ人が書いた文章だとは思えなかった。 別に十二国と同じような話を期待していたわけではないのですが、何か手ぬいてるな~って感じ。 ホラーシーンが書きたかっただけなのかストーリーが無いから最後は「やっぱり」 「悪霊~」のキャラブック?という所でしょうか。 次に期待します | ||||
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| 文章がなんと三人称になっていて、おかげで、麻衣の一人称では語りきれなかった状況や、麻衣を含めた人物達の様子が、よりくわしく描写されているのが、美味しいところです。折しも、ナルとリンの黒服コンビが、ジーンの葬儀を終えて再び日本に帰って来るという、その直前。「家を調べて欲しい」とSPRにやって来た依頼人は、風変わりな付き添いを二人連れていました。一人は霊能力をペテンだと決めつけて譲らない者、もう一人はやみくもに信じている者。さて、躾の悪い所長に噛み付かれたのは、どちらでしょう・・・。なんちゃって。描写が細かい分、恐さもやはり倍増しです。 | ||||
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