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代償
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代償の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全99件 41~60 3/5ページ
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久々に一気読みをしたくなる小説に出会いました。読みやすく、普段読書をしない方にもオススメです。 | ||||
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ここまで頭の良い狡猾なモンスターではないけれど、確かにモンスターは存在する。 私の身近に存在しました。知っているだけで2人です。 1人は30代男性。女性をレイプしたあげく暴力で脅し、数年間も男が経営する飲食店で女性にただ働きを強要していたケースです。あるきっかけでそれが明るみに出、警察も動きましたが 男の母親が金をつんで事件をうやむやにしました。 もう1人は男が中学校のときにひきこもりになり、その家に中学校の悪い先輩がたむろするようになって覚醒剤を覚えます。薬がきれると両親に金の無心をします。母親は言われるままに金を渡します。覚醒剤を買うだなんて知らずに。金に不自由しないことから薬物中毒まっしぐら。金をもらえないときは暴れます。それでも決して親に暴力は振るわない。大事な大事な金づるです。男が30歳のときも相変わらずそうだったから、もしかしたら10年経った今もそうかもしれません。あるいは狂って死んでいるか。それでも母親はニート息子を溺愛していました。もしかして陰で近親相姦でもしてるんじゃないかと思うほどの溺愛っぷりでした。 というわけでモンスターをつくるのは「母親」であると思うのです。 共通して、息子を溺愛している。 ~ここからはネタバレ含みます~ 小説内の達也だって、先天性のモンスターかどうかはわからない。道子がつくりあげた怪物なのかもしれない。 それにしても圭輔があんなにも壮絶な環境にいてよく純粋さを保ったままでいられたなあと感心しました。 第二部からの疾走感がハンパじゃない。ページを繰る手が止まらず最後まで一気読みしました。久しぶりの面白さでした。嫌ミスではあるけれど、友情や救いがあって何より。 先ほど書いたように世の中にプチ達也は確実に存在するので、私は読みながら胸糞が悪いとか読むのが苦しいとかは思いませんでした。プチ達也たちが達也のような死に方をすればいいのに。・・・否、おかしな母親がいなくなればいいのに。もしかしたら、そもそも「女」がモンスターなのかもしれない。 | ||||
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伊岡さんは他に3作読みまして、3作品とも星4の名作でしたが、 内容が異なる今作品は文句なしの星5の神作品でした! 達也の怪物振りが凄まじく、他者を操って様々な犯罪を繰り返し人を破滅させる様は、ホラー作品並みの恐ろしさがありました。 怪物的な犯罪者としては最近読んだ『脳男2』にも出てきましたが、あちらは良い意味で非現実性を持つ怪物だったものの、達也は現実的に有り得る怪物であり、故に際立つ恐ろしさでした。 Amazonレビューだと達也の悪魔振りに『読んでて苦しかった』『ダメージを受けた』等の感想があるので読む際には注意が必要ですが、 そんな悪魔に如何に主人公たちがトラウマを乗り越え立ち向かい、未来を勝ち取る過程が、個人的にはホラー作品のように楽しめました。 悪魔犯罪者に立ち向かうサスペンスが読みたい時にオススメな作品です(^-^*)/ | ||||
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達也のサイコパスっぷりは胸糞悪く感じた。 でも、結末が気になって一気に読みきってしまった。 個人的には達也の代償があれだけ?って思ってしまった。 | ||||
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誰がだれを陥れようとするのか、人の嫌がることをさせたがる性悪人格がいろんな人間を巻き込んで貶めていく。とはいえ、そういう人格だから、というだけではちょっと、動機が弱い気が。。法律の専門家が読んだら、云々の専門性をおちょくるような表現はまあ、小説だから、というかんじで、どこぞの巨匠でもよくやっていることだから、まあいいとして。ネット時代の作家というのは家にいながら、言語にかぎらず視覚情報も大量にはいるし、とはいってもやっぱりノンフィクションぎりぎりの世界、ひょっとしてそうだよね、感が乏しいのは否めない。それと弁護を引き受ける理由をもうちょっと書き込んでほしかった。最初の方は小学生の主人公という設定だし、文章がつたない感じがしたが、「大人化」してからはそれなりにこじゃれた感じになり、、とはいえそれちょっとという表現もいくつかあって、どれくらいかかったのかわからんが、ひとまず押して押して書き終えた、という印象が拭えなかった。宮部みゆきの「理由」や吉田修一の「怒り」よりはずっとおもしろいです。そこまでは売れてませんけど。 | ||||
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胸糞レビューが散見で、ガッカリですね。ともかくこのような思いをしている人間がいるということを理解してほしいと思います。確かに続きを読まないといられない不安感で辛かったのは、自分の現実のせいでもあるんですが。 名も無く貧しく変な薬打たれレイプされ臓器を略奪され殺されて喰われちゃうような子供たちが大勢いるって事は、少し別の話ですが、似たようなもんだと思います。 なんか死後も魂は使い道があるようなよく分かんないけど。だから本当は喧嘩してる場合でも無いんだけど、でも実際こういう胸糞な奴らって本当にいるし。本当に嫌い。だからファンになったよ。 困った人にお金をあげた経験が無いのかな? 親戚となると、普通にあり得ますが。他人でも、お金を貸してくれって言って住宅を回る人がいるって人から聞いた事あるし。お金が多少なくなっても可哀想とか思うし、疑ったら可哀想とか。特に強く言えなかったりするんです。「金取ったのお前だろ!」なんて怒鳴りつけたりはしません。親にお年玉盗まれた時はさすがに怒ったけど。佐和子って誰だっけ?親戚の叔母さんだっけ。圭ちゃんと同じで気が弱いの。薄々勘付いていても怖いし言えない。ご都合主義って言われても、私がバカでもなんか友達は最高に善いんだから仕方ないじゃん。 | ||||
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まだ小学校5年生ながら、狡猾で残忍なワルの達也。彼は母親同士が遠縁という理由で、同学年の圭輔の家に入り込むこと になる。圭輔の家庭は達也一家とは真逆の幸福そのものの家庭。だが、達也が入って来た圭輔の家庭は、音を立てるよう に崩壊の道を辿る。達也の巧みな計画で自宅が焼失、両親も焼死した後、圭輔は逆に達也一家に引き取られる。達也の義 母も文字通りの悪女、圭輔は悲惨な子供時代を送ることになる。この作品のほぼ3分の1にあたる第一部では、圭輔がこれ でもかと虐待される様が描かれていく。正直、読むのが辛くなるが、一方、この達也と義母の道子がどのようにしてまさ に彼らの悪事の「代償」を払うのかということが見たくて、ページはどんどん進んで行く。 第二部では、圭輔が若手弁護士になっているとこらから始まる。そして、達也の依頼で強盗殺人の容疑で捕まっている彼 の弁護を引き受けることになる。ここからの巧みなプロットの設定と筋運びは非常に面白い。中学校時代に自分を助けてく れた同級生寿人の手伝いで、事件の真相に迫り、圭輔がやがて達也と道子に鉄槌を下していく展開は、そう無理もなく痛快である。後書きの解説で、伊岡瞬はこの作品で「化けた」という高い評価を与えているが、本当に面白い作品になったと甚く同意する。 | ||||
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正直、第一部は読んでるだけで絶望的になるほどの『邪悪』の気に当てられ、眩暈を覚えそうだった。 もし、作者が描きたいテーマが、残念ながらこの世にはどうしようもない、そしてなんの裁きも受けることのない理不尽が存在すること、だったらどうしようと不安になりながら第二部を読み進めました。 そして、もしや真琴まで邪悪の牙の犠牲に?との心配が頂点に達した時、到着した電車に気がつかず、5分ほど遅刻してしまいました。 | ||||
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面白くて一気に読んだ。冒頭を読み進めながら、「俺はこの話が勧善懲悪的に終わらなかったら作者を死ぬほど恨むだろうな」と思った。鮮やかなまでの悪とどう立ち向かうのか、これ以上不幸が起きないで欲しい、とラストまでスリリングに読んだ。ラストはページが足りないんじゃないか?と不安になったけど、直接対決を経て、もう少しスカッとするかと期待してたんだけどな、と言うくらい綺麗に終わった。もっとバタバタやどんでん返しがあるかと最後まで油断できなかったし、その筆力は素晴らしい。終わってみれば本当に、猿蟹合戦に匹敵するようなド勧善懲悪的な物語だった。しかし久々に見るくらいな気持ちいい悪役だった。 | ||||
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天童荒太の作品みたい。暗くて酷い話だけど、エンターテイメントとしては傑出している。最後まで飽きずに読んだ。 話の展開が複雑かつ予想外過ぎて、これどうやって終わらせるんだろうと楽しみにしていたら・・・。他のレビューにもあるように、最後の30ページ位の展開速度が半端じゃない。 続編、或いはシリーズ化を目論んでるような終わり方。次回作も期待大。 | ||||
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ドラマを見て分かりにくい部分があったので、原作を読んでみた。 しかし、原作とドラマでは相当に違う部分があり、原作のほうがはるかに穏やかで読みやすいし受け止めやすい。(そもそも「代償」という言葉の意味合いからしてドラマと原作で違うし・・・) 特に達也は、ドラマでは外見も含めて耐えがたい不快感を覚えたが、原作の達也はそこそこ格好いいワルという感じで、これなら洗脳される人もいるかもと思えた。 とにかく全体にドラマのほうがはるかにえげつないので、原作を読んでも不快感はまったく覚えなかった。ドラマは「イヤミス」だが、原作は普通のミステリーとして非常に面白く一気に読めた。 | ||||
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帯にもあるように一気読みしました。ストーリーの展開のために、途中で嫌な気持ちになりましたが、とてもおもしろかったです。 | ||||
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悪人役の人物がとことん嫌な奴として描かれていて、対する主人公は色々なことを経ても真っ直ぐ生きていて屈することがない。勧善懲悪ストーリーなので読後感は悪くない。 | ||||
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前半の子供時代の不幸がこれでもかというくらい続き、面白くてというよりは早く幸福になってほしいという意味で、読むのが止められませんでした。大人になり、弁護士というステータスを手にいれながらもまだ続く心理的な支配にもどかしく思いながらも、少人数ながらも味方はいて、一緒に戦う姿は面白く、読み応えがありました。 ただ、前半があまりにも不幸過ぎたにもかかわらず、後半の巻き返しが結構あっけなかったので、もう少し最後の方のボリュームを多くとってくれればなお面白く読めたかなとは思います。 | ||||
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小学生の時に失火で両親を亡くした奥山圭輔は母親の従姉妹の浅沼家にお世話になるが、地獄の日々が始まった... 非常に胸くそ悪く腹立たしく嫌悪感を催したが、一気読みをしてしまった( ̄▽ ̄;) | ||||
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すごく胸が苦しくなるが、止められないほどに読んでしまう。とても良かったです。 | ||||
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子供が虐げられている描写が苦手なので、途中目を背けたくなるところもありましたが、全体的には面白い作品だと思います。 | ||||
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とても引き込まれる分、嫌な感じがつづきます。その分最後があっけなく感じました。 | ||||
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フィクションと分かっていても、こんなに憤りの気分にさせられる、作者の文章力に脱帽させられた。せめて現実世界に達也のような、悪、が存在しないことを願うばかり。 物語の世界観に惹き込まれ、久しぶりに星4つの評価。勧善懲悪だが、ラストの悪を懲らしめる描写が弱すぎるかと。もっと鮮烈な懲悪に期待していただけに少し残念。 | ||||
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他のレビューの方々が触れているように、前半は悪ガキの仕業に読むのが気持ち悪くなります。後半の前半でも主人公には、これでもかと言うような困難が立ちはだかる。しかし、主人公の中学生時代の親友と組んで攻勢に転じるようになると主人公と親友との会話や主人公の調査相手とのやりとりにユーモアが散りばめられています。ここに、本作品の暖かさを感じてホットしました。 | ||||
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