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脅迫
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脅迫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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本作は映画化が決定しているということですが、犯人を追いかける主人公が、次から次へピンチに見舞われ、タフなアクションでそのピンチを乗り越え、そしてまた、犯人を追いかけて、と、これから映画化されるというよりは、既に上映中のアクション映画を小説化したかのような作品でした。 非常に読みやすい作品だと思います。 上下巻で、合計して600ページ程ですが、1ページあたりの文字量が若干少なく、また、翻訳後の文体も読みやすく、登場人物の会話やそれぞれのシーンの描写がスムーズに読み取れました。 ストーリが非常にスピーディです。 元FBI捜査官である主人公ヴェイルはピンチを乗り越えながら、次から次へと行動に移し、犯人を追いかけていきます。読み手にとって、犯人との対決がひたすら繰り返されていきますので、その展開の辻褄がどうこうと考える間もなく、アクションシーンが迫って来ます。 プロットには込み入ったところがなくシンプルです。 その分、やや一本調子な展開に少々飽きを感じるますが、ラストではそれなりの真実が準備されており、読後はスッキリですね。 また、犯人が用意するトラップと、これに主人公のヴェイルが対抗していくシーンが大きな見どころです。 それぞれの仕掛けの巧妙さと危険さが巧みに描かれており、主人公のヴェイルに待ち受けるピンチがいかに大きなものであるが、よく伝わってきます。 主人公のヴェイルが、FBI時代に培ったタフさと判断力でこのピンチを切り抜けていくシーンはインパクトを残します。 ただ、犯人側が、なぜこのような巧妙なトラップを仕掛ける技術を持つのか、なぜ強硬な手段によることなく、わざわざ複雑な方法でヴェイルに対決しようとするのかといった、犯人側の状況についての描写がほとんどありません。 ここの部分を濃く描いてあれば、対決の緊迫感をいっそうに強めることができたのではとも思いました。 | ||||
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