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心を乱すブレンドは: 珈琲店タレーランの事件簿3
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心を乱すブレンドは: 珈琲店タレーランの事件簿3の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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大人気のキャラミスシリーズが本格長編ミステリに挑戦。それも殺人ではないが密室犯罪と言うチャレンジには拍手である。ラノベらしい読み易さに加えて本格ミステリらしい伏線や意表を突くストーリー展開などとても楽しく読むことが出来た。スタイルを変えた3巻目はこれまでで一番良いと思う。 もっとも本格ミスチリに挑戦した、と言うレベルで、ツッコミ所も満載。面白ければOKと言う立場の私的にはトリックの整合性など気にならないのだが、犯罪の動機や必然性は疑問だらけ。日常派ミステリとしてはNGなんだろうけど、殺人でもないのにこんなに手の込んだ犯行に及ぶものだろうか? 真犯人は正常な判断の出来ない尻状態にあったと申し訳みたいな釈明を書いているが、さすがにこんな動機は無理があると思った。 そして「キャラミス」として「ビブリア古書店」シリーズの亜流と見られている本作だけど、キャラクターの魅力が一番負けているところ。ヒロインであり名探偵役の美星も地味で変な所だけ強情なインパクトに欠けるキャラだけど、語り手の男のキャラが弱過ぎて3巻読んでもまるでイメージがわかない。そういう基本設定にも問題を感じるが、本作では事件関係者がことごとく好感の持てないキャラなのがとても気になった。関係者を集めて美星が謎解きを披露する本格ミステリらしい山場で、謎解きの快感より人間の醜さや弱さと言った負の感情ばかり見せ付けられるので読後感が良くないのだ。もちろん苦い結末にしても良いとは思うが、それならこんなある意意味しょうもない犯罪でなく殺人にして欲しかった。結局「日常の謎解き」と言うライトミステリの枠内で本格ミステリを目指すのは無謀だったのではなかろうか。 苦言は呈させてもらったが、本当に読んでて楽しかったし、作者は腕を上げていると思う。今後に大いに期待だ。まあ、長編本格ミステリはやめた方が良い。殺人でない「密室」なんて、クリープのないコーヒーみたいなものだ。 | ||||
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正直本シリーズにミステリー要素は余り期待しておらず、しかもジャンルとして古臭さしか感じない密室モノ。 というわけでミステリーとしては、星一つかな。 本シリーズの魅力は主人公とヒロインの会話と関係の進展にあるのだが、本作では2人の関係が完全に滞留しており、魅力が半減。 しかもミステリー部分が前作までは、辛うじてストーリィに良い緊張感をもたらすスパイスになっていたかなぁというところだったのだが、今回は密室ものということで、個人的にはただ異物感しかない。 人間関係に大きな話の起伏を作らないのであれば、そろそろ限界では。 | ||||
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本シリーズの「謎解き」には少々、そりゃ都合よすぎないか?の不自然さがぬぐえないのですが、普通に楽しめる展開です。 …が、アオヤマのキャラが嫌いになりましたw異性関係でごちゃごちゃした過去を持つ美星が(おそらく)決死の思いで発しかけた「告白」を途中で遮るなんざ言語道断。遮るのは、「聞いておいて尚且つ保留」よりタチが悪い。しかも、先にコナかけたのは自分の癖に…。「あぶねえ。この人何か言ってくる」って何だよ…で、事件の内容全部吹っ飛びましたw | ||||
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長編にしない方が良かったんじゃない?ていうのが一番の感想 だけど1巻よりは面白かったような気がします でもいつも途中で内容をちぐはぐに感じちゃいます ちょっと話自体に無理があるかもです でも1~3の中では一番面白かったです 3巻は買うかどうか悩んだけど、4巻は出たら買います! | ||||
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面白かったとは思いますが、期待していたものとはなにか違っていました。 とくに、二人の関係に何も動きがなかったことが一番の消化不良の原因だと思います。 | ||||
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これまでの作品の中で一番ミステリ色が強い作品。 最初から最後まで話の流れが一貫しており、無駄なく綺麗に纏まっているといえます。 惜しむらくは読者が想定した事実から一歩先を行く推理が今回は無かったことでしょうか。美星バリスタの推理中に「ああ、こうやって締めるんだろうな」という予測が立ってしまい、意外な結末ではありませんでした。 加えてミステリとして無駄がない分、重要人物である千家・山村両名のキャラの掘り下げが浅かった印象を受けました。 おそらく続刊もあるでしょうから、1作くらい長編ものがあっても良いとは思います。が、この作品はお店の中で美星バリスタの推理に耳を傾ける短編形式のほうがキャラの味もよく出て読みやすいのではないでしょうか。 バリスタ大会という外の世界を舞台とした点、長編を通して美星バリスタの聡明さを知らしめた点、またも主人公が肝心なところでヘタれる点は評価すべき点だと思います。トリックに肩透かし感はあるものの十分に面白かったと言えます。 | ||||
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えっと。 期待が大きすぎたかな。 ブルマンを期待したら,ブレンドが来たみたいな。 まあ。。。なんだろう。。。前作2冊とは全く違う世界です。 | ||||
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内容的にはまあまあ楽しめたのですが、 キャラクターたちがどうしてその方法をとって、 事を起こしたのかがイマイチ分かりづらく、 あまり物語にのめり込めませんでした | ||||
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このシリーズもひょんな事から出会い買っています. 一見門外漢の主人公が,専門知識を利用して謎を解いて行くパターンの作品です. 最近の流行なのでしょう,この手の作品が幾つかあります. 本作も3作目ですが,私の中での盛り上がりは正直今ひとつです. 今回は本格的なミステリを念頭に置いたのかな?と御見受け致しました. 読み終えての感想: ちょっと,凝り過ぎているのでは? と感じましたが,新たな境地へと言う意気込みは十分に伝わります. 正直,前2作の様な作品を期待していると多少戸惑うと言う事はあると思います. 本作を受けての次回作を待つとします. 余談ですが,珈琲に関する用語の知識は確実に本書を読む事で増えていっています. 少なくとも,ピーベリー,フラットビーン等の言葉はこの本から知りました. コーヒーの入門書としても面白いシリーズだと思います. | ||||
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バリスタの競技会という舞台の中,大会進行に沿って進む流れがテンポのよさを生み, 日程や制限時間という,いわば強制的な『時限』がほどよい緊張となっている印象です. その反面,これまでの連作短篇から長篇に変わった点は,良し悪しといったところで, 人が死んだりはありませんが,日常の謎からミステリ寄りに傾いたのも評価の分かれ目. 都合のいい展開や説明の長さ,分かりやすい伏線と,長くなった分,粗も目立っています. また,あの『うめき声』は一度のみ,キザな言い回しも減り,読みやすくなったものの, 京都色はさらに薄れ,本作ではお店からも飛び出すなど,シリーズの特徴までも薄れた感. 今回のいくつかの『変化』は,必ずしもプラスばかりにはなっていないように感じられます. とはいえ,過去に起きたトラブルや軋轢,そして謎を,今回の謎,人に重ねていくなど, 今のために昔をたどる話運びのおもしろさ,そしてその真相には何とも言えぬ思いが残り, 何より,エピローグにて映し出される男の姿が,結末を見た後では,重く,悲しく響きます. | ||||
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今回は長編です。 バリスタ大会に出場する事になった美星が事件に巻き込まれていきます。 そして、前回の大会でも同様の事件が起きていた事が分かり、 事件はますます謎が深まっていきます。 シリーズ3作目となりますが、長編よりは短編向きの作品かなと感じました。 悪くはないのですが、ミステリーとは謳っていますが、 そもそも謎解きやトリックに主眼を置いている作品ではないので、 さくっと短めの話でまとめてもらった方が面白い気がします。 尺を広げても、何も残らなかったというか、そんな感じです。 | ||||
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