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(短編集)
泣き童子 三島屋変調百物語参之続
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泣き童子 三島屋変調百物語参之続の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全74件 61~74 4/4ページ
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この三島屋変調百物語はこれまで二つ読んで、気に入っていました。三つ目が出たとのことで単行本を買って読みました。通勤ではでかすぎて大変でしたが、やはり面白いですよ。 | ||||
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シリーズ3作目。 今回は、6編の短編からなっているが、「百物語」と言う所謂江戸の怪談話になっていないところが、この作品を際立たせていると思います。 主人公のおちかのキャラクターに代表される様に、その「怪異」に対する「優しい」眼差しが、人間らしさに満ちています。 その「怪異」の原因が、人間社会から生み出される不幸であったり、人間関係から生み出されるどうしようもなさだったりしています。 その「怪異」を見つめる「優しい目」こそが、この作品の魅力だろうなと思います。 | ||||
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話にメリハリが少ない気がします。 ただ、第1巻からの世界が続いていると思わせる、「ある人物」が後半で登場すると、ぐっと引きこまれました。 前作までですと、それぞれの物語が巻末に向けて絡み合い、紡がれてゆきましたが 今作ではそれぞれが独立した短編となっています。 もしかしたら、4巻目でこれらの物語が集束するのかもしれませんが、 今回は少し中だるみしてしまった印象をうけたので☆4つ。 | ||||
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激しく泣くも、大笑いでもない。ホロリと涙を流し、クスッと苦笑。 人情ってやつでしょうか。ああ面白い。 時期も夏でぴったり。怖い、哀しい、でも暖かいも。 恐いだけなら肉片飛び散り流血なホラーいくらでもありますが読ませてじっとり怖い。堪能させていだけました。 | ||||
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ページを送るごとに感動が増していき、一気に読み込んでいきました。 このような素敵な作品にであえて、嬉しかったです。 | ||||
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宮部みゆきの時代物が好きな私だが、その中でも三島屋シリーズの今回の作品は、特に印象に残るものだった。 どの作品にも共通しているが、読み終わった後の、なんとも言えない切なくて、やるせない気持ち。 特に題名になっている「泣き童子」、そして「まぐる笛」「節気顔」。 どういう発想でこんな作品が書けるのか・・・ 思わず、何度も読み返してしまった・・・ 私的には、期待以上の作品だったので、星五つ! | ||||
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この度も妖より人間の恐ろしさが強調された内容で、もう少しお手柔らかにの気持ちで☆5を4にしましたw | ||||
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夏に読むのはぴったりの怪談小話集です。厚い本だけどすぐに読めます。 | ||||
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心にかかることを、誰かに聞いてもらうことで、救われる。 大切な人の営みです。 | ||||
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三島屋シリーズは、どの本も深い意味を持っているような気がします。 人間がいかに生きるべきか、どう生きればどうなるかをいつも教えてくれる、そんな本です。 いつも購入すると一気読みしますが、そのあと、何回も読み直してしまう。 読んでいるときの自分の感情によって、受け取り方が変わってくる感じです。 三島屋シリーズに外れ無し!ですね。 | ||||
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泣いて泣いて、泣き止まぬ子。実は、泣き止まないのには訳があった・・・。心の中に潜む悪が ばれそうになったとき、人はいったい何をしでかすのか?人の心の闇を描いた表題作「泣き童子」を 含む6編を収録。三島屋変調百物語3。 「怖いから見たくない。」「怖いけれど見てみたい。」人は誰でもふたつの心を持っている。 この作品は、そんな人の心のはざまにするりと入り込んで来る。この6つの話を読むと、「人って 本当にいろいろな思いを抱えて生きているのだなぁ。」と改めて感じさせられる。そういう良くも 悪くもさまざまな思いに、作者は鋭い目を向ける。すべてを見透かすようなその眼力も、ある意味 怖い(笑)。 「魂取の池」では愛する者の心を試そうとした者の悲劇を、「くりから御殿」では逝ってしまった者と 遺された者の切なさを、「泣き童子」では心に巣食う悪がもたらす恐怖と悲惨さを、「小雪舞う日の 怪談語り」では招かれた人たちが語る余韻が残る話を、「まぐる笛」では人の恨みの怖さを、「節気顔」で はあの世とこの世をつなぐ男の奇妙な体験を、描いている。どの話も個性的で、作者の独特の感性が 光るものばかりだ。恐懼と悲哀が奏でる絶妙のハーモニー♪読めば読むほど宮部ワールドに引き込ま れていく。読んでいる間は、本当に楽しかった。どんな結末が待っているのかと、ワクワクした。 魅力の短編集!オススメです! | ||||
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シリーズも3冊目になりました。 一冊目は主人公:おちかの心の闇を中心に描き出した不思議噺。 2冊目は、心温まる出来事が多い不思議噺。 そして、今作は、ねっとりと重いです。人が作り出した、起こした罪に起因する 不思議な出来事や、血なまぐさい不思議噺もありますが、そこはやはり宮部作品。 さいごには、ほろっとくるお話になっています。 生き残ったものの罪悪感を描き出した、くりから御殿の章では、気がついたら 涙していました。 おちかの淡い恋とも言えない恋心はたいして(ほとんど?)進展していませんが、 続きが知りたくなる、一話完結の読むに値する小説です。 本当に、この人は暖かな江戸ものが上手ですね。 | ||||
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一話完結ですが、緩く、以前の話とも繋がっています。 どれも、宮部みゆきならではの、安定した怖さと、面白さ、。 東北大震災の津波被害を意識したと思われる”くりから御殿”では、号泣しました。 その、子供達の心の優しさと、いきのびた語り手の優しさ、に。 そして、周りの人たちに。 最後の話は、津軽でしょうか、、。 | ||||
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一気に読みました。つい数時間前に読み終えたばかりです。 ネタバレは極力しない主義なので、内容には触れません。ただ、良い意味で相変わらずですよ。宮部みゆきの小説です。 ファンなら買って損はありません。「宮部みゆきの時代物」に食傷気味な方は、ちょっと読み進めるのがツラいかもしれ ませんが。 やっぱり、自分は宮部みゆきが好きだと思いました。これだけ沢山の小説を書いていても、常に新しい一面を見せてくれる ので読み応えがあります。もちろん類似点はありますが、ただ似ているのではなく、作者の葛藤や問題への向き合い方が伝 わってくるので、次作も読みたくなります。 後半は本作と関係のない話になってしまいましたが、本作を読んで感じたことなのでご容赦ください。 | ||||
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