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(短編集)

泣き童子 三島屋変調百物語参之続



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泣き童子 三島屋変調百物語参之続の評価: 4.49/5点 レビュー 82件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.49pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全74件 61~74 4/4ページ
No.14:
(5pt)

宮部みゆき江戸時代物

この三島屋変調百物語はこれまで二つ読んで、気に入っていました。三つ目が出たとのことで単行本を買って読みました。通勤ではでかすぎて大変でしたが、やはり面白いですよ。
泣き童子 三島屋変調百物語参之続 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:泣き童子 三島屋変調百物語参之続 (角川文庫)より
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No.13:
(5pt)

「怪異」を見つめる「優しい目

シリーズ3作目。
今回は、6編の短編からなっているが、「百物語」と言う所謂江戸の怪談話になっていないところが、この作品を際立たせていると思います。
主人公のおちかのキャラクターに代表される様に、その「怪異」に対する「優しい」眼差しが、人間らしさに満ちています。
その「怪異」の原因が、人間社会から生み出される不幸であったり、人間関係から生み出されるどうしようもなさだったりしています。
その「怪異」を見つめる「優しい目」こそが、この作品の魅力だろうなと思います。
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No.12:
(4pt)

全2作と比較してみると

話にメリハリが少ない気がします。
ただ、第1巻からの世界が続いていると思わせる、「ある人物」が後半で登場すると、ぐっと引きこまれました。

前作までですと、それぞれの物語が巻末に向けて絡み合い、紡がれてゆきましたが
今作ではそれぞれが独立した短編となっています。

もしかしたら、4巻目でこれらの物語が集束するのかもしれませんが、
今回は少し中だるみしてしまった印象をうけたので☆4つ。
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No.11:
(5pt)

これぞ人情か

激しく泣くも、大笑いでもない。ホロリと涙を流し、クスッと苦笑。
人情ってやつでしょうか。ああ面白い。
時期も夏でぴったり。怖い、哀しい、でも暖かいも。
恐いだけなら肉片飛び散り流血なホラーいくらでもありますが読ませてじっとり怖い。堪能させていだけました。
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No.10:
(5pt)

感動

ページを送るごとに感動が増していき、一気に読み込んでいきました。
このような素敵な作品にであえて、嬉しかったです。
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No.9:
(5pt)

やっぱり宮部みゆき最高!

宮部みゆきの時代物が好きな私だが、その中でも三島屋シリーズの今回の作品は、特に印象に残るものだった。
どの作品にも共通しているが、読み終わった後の、なんとも言えない切なくて、やるせない気持ち。
特に題名になっている「泣き童子」、そして「まぐる笛」「節気顔」。
どういう発想でこんな作品が書けるのか・・・

思わず、何度も読み返してしまった・・・
私的には、期待以上の作品だったので、星五つ!
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No.8:
(4pt)

期待通り

この度も妖より人間の恐ろしさが強調された内容で、もう少しお手柔らかにの気持ちで☆5を4にしましたw
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No.7:
(5pt)

久々の宮部ワールド

夏に読むのはぴったりの怪談小話集です。厚い本だけどすぐに読めます。
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No.6:
(5pt)

さすがの宮部ワールドです。

心にかかることを、誰かに聞いてもらうことで、救われる。 大切な人の営みです。
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No.5:
(5pt)

いかに生きるべきかを教えてくれる本だと思います。

三島屋シリーズは、どの本も深い意味を持っているような気がします。
人間がいかに生きるべきか、どう生きればどうなるかをいつも教えてくれる、そんな本です。
いつも購入すると一気読みしますが、そのあと、何回も読み直してしまう。
読んでいるときの自分の感情によって、受け取り方が変わってくる感じです。
三島屋シリーズに外れ無し!ですね。
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No.4:
(5pt)

恐懼と悲哀が奏でる絶妙のハーモニー♪

泣いて泣いて、泣き止まぬ子。実は、泣き止まないのには訳があった・・・。心の中に潜む悪が
ばれそうになったとき、人はいったい何をしでかすのか?人の心の闇を描いた表題作「泣き童子」を
含む6編を収録。三島屋変調百物語3。

「怖いから見たくない。」「怖いけれど見てみたい。」人は誰でもふたつの心を持っている。
この作品は、そんな人の心のはざまにするりと入り込んで来る。この6つの話を読むと、「人って
本当にいろいろな思いを抱えて生きているのだなぁ。」と改めて感じさせられる。そういう良くも
悪くもさまざまな思いに、作者は鋭い目を向ける。すべてを見透かすようなその眼力も、ある意味
怖い(笑)。
「魂取の池」では愛する者の心を試そうとした者の悲劇を、「くりから御殿」では逝ってしまった者と
遺された者の切なさを、「泣き童子」では心に巣食う悪がもたらす恐怖と悲惨さを、「小雪舞う日の
怪談語り」では招かれた人たちが語る余韻が残る話を、「まぐる笛」では人の恨みの怖さを、「節気顔」で
はあの世とこの世をつなぐ男の奇妙な体験を、描いている。どの話も個性的で、作者の独特の感性が
光るものばかりだ。恐懼と悲哀が奏でる絶妙のハーモニー♪読めば読むほど宮部ワールドに引き込ま
れていく。読んでいる間は、本当に楽しかった。どんな結末が待っているのかと、ワクワクした。
魅力の短編集!オススメです!
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No.3:
(5pt)

参之続は、すこーし、風情が違います。

シリーズも3冊目になりました。

一冊目は主人公:おちかの心の闇を中心に描き出した不思議噺。
2冊目は、心温まる出来事が多い不思議噺。
そして、今作は、ねっとりと重いです。人が作り出した、起こした罪に起因する
不思議な出来事や、血なまぐさい不思議噺もありますが、そこはやはり宮部作品。
さいごには、ほろっとくるお話になっています。

生き残ったものの罪悪感を描き出した、くりから御殿の章では、気がついたら
涙していました。
おちかの淡い恋とも言えない恋心はたいして(ほとんど?)進展していませんが、
続きが知りたくなる、一話完結の読むに値する小説です。
本当に、この人は暖かな江戸ものが上手ですね。
泣き童子 三島屋変調百物語参之続 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:泣き童子 三島屋変調百物語参之続 (角川文庫)より
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No.2:
(4pt)

はずれはないと思う。

一話完結ですが、緩く、以前の話とも繋がっています。
どれも、宮部みゆきならではの、安定した怖さと、面白さ、。

東北大震災の津波被害を意識したと思われる”くりから御殿”では、号泣しました。
その、子供達の心の優しさと、いきのびた語り手の優しさ、に。
そして、周りの人たちに。

最後の話は、津軽でしょうか、、。
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4041039916
No.1:
(4pt)

安定感抜群

一気に読みました。つい数時間前に読み終えたばかりです。

ネタバレは極力しない主義なので、内容には触れません。ただ、良い意味で相変わらずですよ。宮部みゆきの小説です。
ファンなら買って損はありません。「宮部みゆきの時代物」に食傷気味な方は、ちょっと読み進めるのがツラいかもしれ
ませんが。

やっぱり、自分は宮部みゆきが好きだと思いました。これだけ沢山の小説を書いていても、常に新しい一面を見せてくれる
ので読み応えがあります。もちろん類似点はありますが、ただ似ているのではなく、作者の葛藤や問題への向き合い方が伝
わってくるので、次作も読みたくなります。

後半は本作と関係のない話になってしまいましたが、本作を読んで感じたことなのでご容赦ください。
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