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(短編集)
その日のまえに
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その日のまえにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21~34 2/2ページ
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作者の死生観にあわなかった。といえばそれまでの事なんだけれども。 人の生き死にをテーマに小説なりを書くときって、とても簡単でとても難しいと思うんです。 自分の人生を生きている人間が病気なりで命を落とせばそりゃ悲しいですよ、涙も出ます。原因ががんだったら無念でしょう。 街を歩いていて、誰々家の葬式があるとしますね。葬式だから誰かが亡くなったんでしょうけど、それ見て泣きましょうって言われてるみたいです。「葬式ですよ、一所懸命生きた人間が死にましたよ、家族が泣いてますよ、悲しいでしょ?」 なんか疲れました。 そんなのわかってますよ、小学校の道徳じゃないんだから。みんなそれぞれの人生生きていろんなことあるの。いまさら言われなくたって知ってるよって。結局読んだ後に何も残らなかったのが残念でした。若い方が読んだらまた違う感想なのかなぁ | ||||
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私には経験がないお別れの心情をあれこれと想起させる疑似体験をしました。自分の人生はいかに多くの人と歩んで来たんだなーと思い帰しました。 | ||||
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短編なので読みやすかったです 待ち時間にちょうど良かったです。 | ||||
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「その日」のことを前もって準備しておけるのはある意味幸せなのかもしれない。 涙!涙!涙!って帯に書いてあった分、構えてしまって思ったよりは泣けなかったのが残念。 | ||||
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「病気で悲しいのは当たり前である」と思う僕は傲慢なのだろうか。 プロの悲しませ屋が、理由を病気にするのはずるいと僕は思う。 重松清さんはディティール」の天才で、本作も書き出しから、 涙への助走を始める。しかし、と、僕は思う。トップスピードになったあたりで、 またかと思ってしまうのである。 宮本輝さんの時もそうだった。 大好きで大好きで。この作家の書くものは全部読もうと思っていた矢先にぱったりと興味がなくなる。 それが重松さんでも起こったのである。 以上個人的事情で、好きな人はきっとこの小説が愛おしくてならないだろう。 | ||||
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人の死を、本人,家族,友人等様々な視点から見た作品。 自分はその様な近い関係の人の死を経験したことが無いから、共感はできない。 人間にとって、最重要なテーマということは頭では理解できる。 しかし、これだけは体験が無いとわからないものだと思う。 自分に置き換えてみる、という想像力は働かなかった。 死とは簡単に想像したり、考えたりできるような、軽いものではないと思う。 その立場になって初めて、重く、のしかかってくるものではなかろうか。 | ||||
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1作1作が独立して連作になっていて最後にそれぞれが繋がりをもって納得! というような 最近ありがちなパターン そつなくまとまっていているのだが、内面描写がもっときめ細かくあるかな と 期待していたのだが 残念 さらっと読むにはいいかも | ||||
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7編のオムニバスで、なんとなく、それぞれの話が、ラストのその日に絡んでくるカンジで 上手くできてます。 話も美しく、心温まるカンジもある。 けれど、人の死が題材なわりに、キレイにまとまりすぎて なんかテレビドラマでも見てる気分になる。 とくに、最後の「その日」3部作は、作りすぎで ドラマでも、かなりメロドラマで、なんか、げんなりしてしまった。 残される者、残していく者の、あらがえない事実にあらがう感情が もっとあってもいいかなーって思った。 この小説にかかれてる、穏やかさって、その後に訪れるものだと思う。 その静かな悲しみと穏やかさだけを、差し出されても もうひとつピンと来ないんです。 まぁ、でも。 ものすごく、よく出来てる。 他の話で出てくるひとの、絡みも絶妙だし くさいけど、おしゃれなカンジもあるし ・・・でも、泣けないんだよなぁ。この題材にして。 | ||||
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確かに泣けるし、良い話なのですが、 ちょっとうまく作りすぎなのでは……?? という印象を受けました。 正直、泣かそうとしている感じがあって、 物語に入り込めませんでした。 この作品だったら、同じ作家の「卒業」の方がいいです。 小説全体としては、★3.5くらいですが、 0.5マイナスで、★3つにしておきました。 でも、ヒア カムズ ザ サンは、おすすめです。 | ||||
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ストリーは5つです。ひこうき雲、朝日の当たる家、潮騒、ヒア・カムズ・ザ・サンそしてその日三部作です。いづれも死んだ人、死にゆく人への思慕からなっています。そして若き日の思い出の場所には海辺が選ばれています。日本人の寿命は男78歳、女87歳なのにどうしてこんなに多くの人が若死にするストリーばかりなのか違和感を覚えます。そりゃあ、悲劇に終わった方がカタストロフィがよく効くのかもしれませんが一寸安易では。最後の「その日」三部作も長くてくどい紙面稼ぎという感じもしました。でもスーッと読めますよ。 | ||||
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あえて辛口で言わせて頂きたい。これは重松清としては駄作だと思う。これが彼の死生観だといわれても、末期ガンをテーマに涙を誘うのは安易すぎると感じた。こうした死は、我々の周りに幾らでもある。しかも、こんなにゆったりとやって来ない死、もっと突然で、現実的で生々しい死がいくらでもある。身内の死とは、こんなに美しく、きれいなものではない(場合も多い)。こんなふうに受け容れられたら、どんなにいいかとは思うが、私には主人公たちの台詞の一つ一つが、うそ臭く、作り物に思えてならなかった。 確かに文章は巧みであるし、オムニバス形式の短編が最後でうまくまとまっているのは、構成としてよくできていると思う。 しかし、やはり流星ワゴン、疾走、ナイフなどを読んだときの「すごいなあ」という感想は抱けなかった。 ガンや白血病をテーマに、死に寄り添い、「ここで泣け!」というような最近の映画化されたような小説と同じようなものは書いてほしくないというのが正直な感想。 「死」のテーマが白々しく感じる私としては、本作の7つの短編の中で唯一涙が出たのは、「朝日のあたる家」だった。 | ||||
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生と死、出会いと別れ。この相反するものの持つ悲しさ。いつかは 来る。その日が。私たちはそれまで何ができるのだろう?この作品は 静かに問いかけてくる。たくさんの人の中から、なぜ自分が?なぜ 愛する家族が?そのことに答えてくれる者は誰もいない。その厳しく 悲しい現実が、読んでいる私に何度も本を閉じさせようとした。 そして、自分自身にも来る「その日」・・・。その事実が重く暗く のしかかってくる。あまりにもつらい話ばかりだった。 | ||||
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若いから?私にはいまいち其処にある悲しみを感じることができたかった。文章も上手いが淡々としていて面白みはあまりない。 ただ結婚をして、子供ができて……という過程を経た後読み返してみたくなる本だと思う。 母は泣いてたし。 | ||||
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静かに来る波、といった感じで、一気に読みました。 1つ1つの話が短編なのかと思いつつ、後で関連がでてきて「お~ここでつながってんのか~」と思う所は映画的ヴィジュアルでした。 きっと泣けるだろうと、構えて読んだわりには、号泣とまでは行きませんでした。静かに悲しい。。。のか?しかしながら「死」について考えさせられ、きっと日にちがたったら、また改めて読み返すだろうな、と思える作品でした。 | ||||
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