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幻影の書



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【この小説が収録されている参考書籍】
幻影の書
幻影の書 (新潮文庫)

幻影の書の評価: 4.43/5点 レビュー 35件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.43pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

映画と文学では表現方法が違う

前半から中盤にかけてのヘクターの人生遍歴は面白く、作者のストーリーテラーとしての腕の良さを感じるが、終盤ヘクターの家を訪れてからはあまりに唐突な展開で、カバーの売り文句の「深い感動」より納得のいかなさのほうが強かった。途中の映画シーンの描写も、一場面ならともかく作品一本分となると読むのがつらくなってくる。だいたい映画表現を文章に起こすという行為には限界があるはずで、映画を細部まで詳しく語れば読者に伝わるというのは、作者の驕りのように思えた。
幻影の書 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:幻影の書 (新潮文庫)より
4102451145
No.2:
(3pt)

いちオースターファンとして

現在アラサーにさしかかり、中学時代からオースター作品を読んできました。その間彼の作品は何回も読み返し、その度に自分の年令に応じてまた作品の違う面を見たり感じたり、、。自分はオースターから本を読み込むことの楽しさを知ったといっても過言ではありません。

でもこの作品は、またいつか読みたいと思うかなあと、、。なんだか軽い印象を受けました。正直。

訳が悪いのかな。柴田さんめっちゃくちゃ忙しいだろうし。ピンチョンの新訳や改訳も伸び伸びだし。

でも読みやすいことはこの上なしだし、途中何回もハッとさせられるストーリー展開もあり十分楽しめたんですがね。
幻影の書 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:幻影の書 (新潮文庫)より
4102451145
No.1:
(3pt)

傑作ではあるけれど・・・

十数年前、たまたま古本屋で「幽霊たち」にであって以来、著者の本はほとんど読んできました。ですが、素人意見なのかもしれませんが、やっぱり私にとって著者の本の中で一番は「幽霊たち」です。シンプル、かつ濃密な「意味」の詰まった言葉の数々、文章でしか表現できない世界観。。。「幻影の書」、確かに面白いのですが、最後の最後のどんでん返しも(私にとっては)衝撃でしたが(「偶然の音楽」のようにならなくて良かった・・・最後に一縷の希望)、著者の本で私が期待してしまうのはやっぱり「幽霊たち」のような小説なんですよね。そういうのは、もう書いてくれないのかなぁ。。。
幻影の書 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:幻影の書 (新潮文庫)より
4102451145

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