(短編集)

黒後家蜘蛛の会1

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

黒後家蜘蛛の会1の評価:

4.21/5点 レビュー 47件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.21pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全64件 61〜64 4/4ページ
No.4
(5pt)

ミステリ作家・アシモフの傑作

アシモフといえば『私はロボット』など、博士の資格を持つ科学者だけに、膨大な作品においてもSFの第一人者というイメージが強いが、私は断然、ミステリをお勧めする。 この短篇集(5巻まで)は、安楽椅子探偵となる登場人物たちがいつもの クラブで、ときとして、否ほぼ常に喧々囂々となる四方山話に花を咲かせつつ、古典的なものから科学的なものまで様々なトリックにメンバー各々が挑戦する仕立て。 最終的に見事な名推理を披露して、自尊心の高いメンバーをも唸らせ、 一目置かれる存在となっているのは、クラブで完璧な給仕をする控えめなヘンリー。 毎回ひとりのゲストが登場して、(結果として)解き明かすことになる謎を提示する形がほとんど。 また、各ストーリーの最後には、執筆時の思い出や雑誌連載時のタイトル採用、掲載にまつわるちょっとしたエピソードなどが添えられていてこちらも楽しみだった。 今回3度目になるが、久しぶりに読み返してみて、『いつまでこのシリーズを続けるか』という読者からの問いに対して応えるアシモフの『私が死ぬまで続けるであろう』という約束が今はもはやかなわないことが、残念でならない。
黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1) Amazon書評・レビュー: 黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)より
4488167012
No.3
(5pt)

探偵チーム(?)と名探偵による推理合戦

SF作家として有名なアシモフの非SFなミステリ連作短篇集です。女性禁制の会・黒後家蜘蛛の会=ブラック・ウィドワーズの6人+給仕が、身近に遭遇した謎をネタに真相を推理するが、いつも謎を解くのは給仕のヘンリー、という構成です。特許弁護士、暗合専門家、作家、有機化学者、画家、数学者、そして給仕と、職業もバラエティに富んでいるし、個性豊かな面々の議論だけでも楽しいのですが、謎そのものも殺人よりも日常の謎系だし、主要人物が同じなので、横文字嫌いの私でもキャラクターを覚えやすいのがいいです。また、趣向としてアンチ・ミステリっぽいとこもあり、ミステリのジャンルとしても好きなタイプ。おしゃべりなアシモフらしく、各短篇それぞれにあとがきで作品にまつわるエピソードがあるのも嬉しい。
黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1) Amazon書評・レビュー: 黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)より
4488167012
No.2
(5pt)

安楽椅子探偵はサーヴィス中!

この名前からして一体どういう集まりなのか?と気になる短編集。アシモフが実在する女人禁制クラブをモデルに(内容は全く違う)作り出したクラブ。弁護士、画家、数学者、暗号専門家、科学者・・・職業も興味もバラバラで、単に親睦を深めるための集まりなのだが、月一度の会合の席では何故かいつもミステリアスな事件が飛び出す。そして各人の推理合戦と化すのだが、いつもあっさりと謎を解いてしまうのは控えめな給仕のヘンリー!謎解きも面白いが、勝手な推理を展開する面々に対して、見事に解き明かしてしまっても控えめなヘンリーの対比が面白い。しかも事件のバリエーションも豊富。アシモフの推理短編は傑作揃いで、本当に多才な人だと思う。彼が編者の短編集『16品の殺人メニュー』は、食べ物飲み物を利用したミステリ集で、こちらも多士済済。この「黒後家蜘蛛」同様に、探偵自身の個性は出てこず、謎だけが次々と解けるタイプのものでは、バーテンがヘボ探偵の持ち込む難事件をあっさり解決してしまう「三番館シリーズ」(鮎川哲也)がある。こちらも肩が凝らず、おすすめ。
黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1) Amazon書評・レビュー: 黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)より
4488167012
No.1
(5pt)

黒後家蜘蛛の会

個性豊かな面々が集う会食に毎週一人のゲストと一つの謎が提出され、それを皆が知恵を絞って解いていく連作短編集の第一巻。昨今では推理小説といえば殺人もの、と相場が決まっているが、そのお約束を取っ払うだけでこんなにもバラエティあふれるミステリがつくれるんですね。
黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1) Amazon書評・レビュー: 黒後家蜘蛛の会 1 (創元推理文庫 167-1)より
4488167012