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終物語
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終物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全55件 21~40 2/3ページ
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これから読む人の為にはっきり言ってしまえば、全巻を引き継いでの終物語というシリーズを締めに掛かるようなタイトルではあるが、 そうでは無く、どちらかと言えば時系列の間に入る外伝パート。 阿良々木の過去に関する内容や忍野扇という謎キャラを掘り下げてる部分はあるものの 本編を進める為のストーリーでは無く、あくまで付け足しのストーリーだと感じる。 読み易さを聞かれれば、前半部分の謎解きパートでかなり疲弊した。 あらゆる状況をすっ飛ばした中での急な推理パート展開が序盤で、作者が意図的に狙ったモノだと思いますが、 読みづらいく覚えにくそうな名前が多く登場して本気で推理しようよ思って読んだら内容を把握するのが一仕事になる内容。 それは多分、逆に本気で推理する事に意味をなさない事をしるす作者の意図だと解釈してさらっと読んでいましたが それでもシリーズとしても脈絡を感じないそのパートを真剣に読む意欲がわかずに前半は疲弊した感じでしょうか。 その序盤パートを過ぎて、今回のヒロインとなるべき人物がわかってからは、話も一気に読み進むほど引き込む内容だったと思います。 まぁ、それでもいろいろ謎がわかった時点でいろいろ話に無理があるのでは?と感じる人も居るだろうと思います。 それから今回はレギュラーキャラクターの登場が少ないので、それがプラスかマイナスなのか?と言った ファンとしての評価もあるかも知れませんね。 結論を言ってしまえば、これは物語シリーズに必要不可欠な話なのか?と聞かれればこの巻が最新である今現在ではNO このシリーズの為に書いたというよりも思いついた話を物語シリーズに組み込んで見たと言った感じではないでしょうか。 あとがきにも今回は趣味100%と書かれているので、そういう意味では納得できる気がします。 セカンドシーズンの途中くらいから、ちょっとストーリー引き伸ばし感が見え隠れしてるので、 逆にこれだけきっぱりと外伝的な話を詰め込んで来たのは作者の趣味で書き続けて欲しいと思ってる 自分としては一つの区切りとしてプラスに考えたいと思うところです。 | ||||
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アニメシリーズにまだ出てこない部分を補足しようと思って、読みました。 忍野扇ちゃんは、'A 見るからに不気味、B 聞き出し上手、C 忍野メメの姪?、という属性でした。 今回新たに、D 転校生、'E 神原から阿良々木への紹介、ということがわかりました。 また、この時点で、すでに羽川翼は、忍野扇ちゃんに対して疑念を持っています。 羽川は、卒業後の放浪の旅のためのロケハンに行く、直前の時系列ですが、すでに忍野扇を危険だと感じています。 アニメ恋物語第5話で、貝木泥舟に忍野メメの家族について尋ねたシーンとつながりました。 (中)、(下)分冊も決定したところで、なかなか次が楽しめそうなラストです。 | ||||
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扇ちゃん(くん?)が感情的なやりとり?をしたのが以外でした。 極端な話、「感情の無いブレないキャラ」と確信していたので 例えば臥煙伊豆湖というキャラがブレるくらいの驚きです。 読んでて気持ち悪いのは阿良々木くんの 病的とも云える記憶の忘却というか目逸らしです。 以前から中学高校時代の彼のキャラに興味があった。 そこを描いたのは良かった。 しかし、余りに弱々しい、白々しいキャラとして描かれます。 18歳で小学生以降の記憶が風化するなんてフツー無いです。 三十路過ぎならともかく、10代の脳とはかなり優秀です。 知識や経験が未熟なだけで… この物語は避けて通れない部分でしょう。 しかし、タイミング的に滑稽極まる事は明白でしょう。 これまで助けた(助かった?)ヒロイン達にドン引きされてもいいくらいです。 時系列的に考えると、この時点から彼はヒーローの座から降りていますね… ここから「囮物語」「恋物語」以降に続くのでしょう 「猫物語白」のラストが彼のピークかな? ここまで来ると…原作者は自己の成長過程(家族)に大きな不満を抱いているのか? と考えてしまいます。 主人公の家族以外、大半のキャラは家庭環境の不和から出来ていますからね・・・ 原作者は結婚・育児をする気、覚悟があるのか? そんな事まで問われる作風になってきました。 | ||||
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本・物語・ストーリーの何が好きかを考えた時、「一行で世界が変える瞬間」がたまらなく好きだったりします。 個人的に西尾維新先生にはその瞬間を何度も味あわせてもらいました。 例えば「傷物語」で忍の正体・本質を初めて見せつけられた瞬間がそうでした。 そして、この巻でもそれは健在です。 どこがそうだったかは……ネタバレになるし、そんなもんは個人によっていくらでも変わるので、 ぜひご自身の手で確かめてみてください。 シリーズも長くなってきたので、「前まで読んでたけど……最近は読んでないなあ」という読者の方もいらっしゃるかとは思いますが、 もったいない!最新巻もおもしろい、最新巻がおもしろい!おすすめの一冊です。 | ||||
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───「自力で沸騰したと思っている水が嫌い。自然に巡ってくると思っている季節が嫌い。自ら昇ってきたと思ってる太陽が嫌い。──嫌い、嫌い、き、き、嫌い──嫌いだ。お前が嫌いだ」(p.168) ───「人は誰かに助けてもらわなきゃ幸せになれない──そんなこともわからない馬鹿が、嫌いで嫌いで死にそうだ」(p.170) | ||||
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西尾維新の作品は割と癖があると思うんですがこの本は読みやすく、面白かったです。 ただ本当にミステリー作品とかが好きな人はちょっと物足りないかもしれません。 そうでない人は十分楽しめると思います。 | ||||
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一冊の小説としてはまずまず面白かったと思いますが、シリーズ中の一冊としては、怪異に魅いられなかった少女を、このタイミングで丸々一冊かけて書くからには、それ相応の意味が欲しいです。それは次巻のお楽しみということなのでしょうが、次巻によっては、星が増えたり減ったりすると思います。それを承知で読むことを、おすすめしたく思います。 | ||||
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これまで様々なキャラクターのエピソードで紡がれてきた物語シリーズで、いよいよ主人公『阿良々木暦』の過去に踏み込んだ本巻は、学園物ミステリーとしても面白く、物語シリーズとしても面白く、とても楽しめました。 | ||||
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分厚い割りに、おおむね斜め読みでいけるので、そんなに時間かかりません。 つーか、羽川そんなにバカだっけ?俺でも思いつくオチをそんなに時間かかるとかありえん。 ミステリー部分は、まあ多少強引だけれどもありえなくはなさそうなライン。いやでも無理あるか。 それよりも、扇ちゃんの不気味さを強調したかったんだろう。 物語シリーズは時系列がバラバラなので、某おとぎ話SFみたいに年表でもつけて欲しい。 とりあえず、先に投げっぱなしの部分を全部くっつけて終わらせてから、こういう外伝的な話やってくれないかなあ。 | ||||
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もうすぐ終わりだというのに、わくわくしてこないのはなぜだろう。 おもしろくないといってもいいかもしれない。 | ||||
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序盤でアララギくんが悪魔の証明を強要されるところで読むのに疲労を感じました。 なんか付いていけないというか、頭の中では「ねぇよこんな展開」てな思いが湧き上がって以降は苦痛。 シリーズたがら最後まで付き合いますけどね。 | ||||
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王道ミステリ、言葉のやり取り、数字、名前の付け方、不気味さ、善と悪。 戯言から読んでいるファンの人ならこれぞ西尾作品だと言うんじゃないかな。 個人的には読んでて少し懐かしさを感じた。 それと…気になるところである阿良々木君の健忘っぷりは何らかの伏線だと思う。 扇ちゃん(くん?)の洗脳のような部分も小説内で少し見え隠れしていたし、もしかすると関わりがあるのかな? それも含めて次巻が気になるところ。 | ||||
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第1作から読んでいます,想像していたより随分と長くなってしまったシリーズです. 終局に向けて一直線と言う感じでテンポよく話は進行します. 思えばアララギ君の過去ってあまり描かれていなかったので, 漠然と知っていた事を本作できちんと理解出来たた事もありました. 次回作を楽しみに待つ事にします. | ||||
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扇フォーミュラ 傾物語で唐突に現れた自称忍野メメの姪、忍野扇のストーリー。 無邪気に他人の過去のトラウマを抉り出す彼女は阿良々木暦にとって一体どんな存在なのだろうと考えさせられました。 推理パートは楽しかったが西尾維新特有のクラスメイトのネーミングが少しクド過ぎました。 そだちリドル&そだちロスト 阿良々木暦を憎悪する少女、老倉育のストーリー。 数学ガールと姑獲鳥の夏を足して割ったような話。見所は羽川翼と忍野扇との対決です。 今作は怪異が一切出て来ませんがその代わりに忍野扇という前作までの冒頭に度々登場した異様な少女が全編に渡って登場します。 作中の家庭訪問のパートナー選びや推理パートで羽川翼と真っ向から論理を戦わせられるという時点で既に異様なのですが特筆すべきは善悪の彼岸にいるような彼女の発想でした。 アメリカの有名な都市伝説である黒い目の子供達がおそらくモデルなんじゃないかと思うんですが無邪気な邪悪さと言うのかとにかく不気味です。 またところどころ前作までの事件への関与を疑わせるような描写もあって、おそらく次の終物語(下)で明らかになるんでしょうが読者にこの少女が黒幕だとこれでもかと印象づけて来ます。 もしかするとミスリードなのかも?なんて考えながら早くも次の下巻が待ち遠しくて仕方ありません。 | ||||
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絶賛されている方には申し訳ないし、不評も買うだろうなと思いますが レビュー投稿の際、★2のとこに表示される「I don't like it」が一番しっくりくるので、そのようにさせてもらいます。 推理小説の体で話が進んでいきますが 私があまり推理小説を読まないというのもあるんだとは思います。 でも、氏の文体と推理物という組み合わせが私にはとことん合わなかった。相性が悪いとしか言いようが無い位に。 第二話・三話は推理っぽさは大分薄まりますが最初でこけてそのまんまになっちゃいました。 ぶっちゃけ初見で読み飛ばし、ななめ読みしたのは久しぶり 発売日に購入したのに、そこまでして読み終わるのに今日まで掛ったのも久しぶりだ・・・ 「物語」の始まりまでのあららぎ君の過去(一部)を辿る話ですが ガチ健忘か記憶でも食われたかってレベルで忘れているのがそもそも話の大前提で そこに引っ掛かってもう頭に入らんってのもあったのかも。 ともあれ読み終わって、忍野扇の言っていた阿良々木暦は「愚か者」だというのが何のことか 何となく分かったので読めてはいたのかな?(憶えていないという事では無く。) イントロで数学を引き合いに出しながらラプラスの悪魔っぽいことを独白していたので まさか今回の怪異はこれか?何か関係あるのか!?と、当初わくわくしていたけど全く関係なかったなぁ・・・ という愚痴(笑)。結局怪異は殆ど出てこないですが忍野扇が怪異みたいなもんだから (名付けるとしたら「さとり」?)ずっと出てたと言えば出てたのかな。 のちの巻で、あららぎ君の異様な物忘れを含め「この巻、実は丸々フラグだぜ!」だったら 評価を改めるかなと思います。 | ||||
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暦物語の続きを期待していたけれど全然違いました。 内容はミステリー風で怪異とかバトルとかはありません。個人的に西尾維新が一番おもしろいのはミステリーだと思っているので良かったです。元々、ミステリーが好きな作家ですしね。 ミステリーとはいうもののオチはミステリー好きならわかってしまう物なので、謎を解くというよりは会話や展開を楽しむのがいいと思います。 扇ちゃんの出番が多いです。口調は可愛いけど不気味ですね。彼女は敵なのか味方なのか?今後の展開が楽しみです。 あと暦は色々と忘れすぎ!この調子じゃあいくらでも新キャラを作れそう。 次回作では暦物語の続きを描いて欲しい!このシリーズはちゃんと終わるのだろうか?だらだらと引き伸ばされそうで怖い。 | ||||
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たしか阿部公房の小説に、一番不気味なのは知人の少し違う部分を垣間見た時というような記述があります。 主人公が久々に出会った、会う度ごとに違う態度を見せる新ヒロインは、まさにこの怖さのモチーフそのものという感があります。 また、これまでのシリーズ作中では、怪異は登場人物にとってのある種の救い(そういうもののせいにしておく、という意味で)として描かれていましたが、このヒロインには、そのような救いはありません。それどころか、家族にも主人公にも学校のクラスにも救われることが無かった、最悪のケースとして描かれています。そんな、どこまでも「黒い」ストーリーですが、これまでのヒロインズのケースと比較することによって、作者の怪異観により深く触れることができる、そんな印象を持ちました。 | ||||
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今回は全編を通して今まで以上に推理小説色の強い作風でした。 恐らく作者のもっとも好き(敢えて得意とかは言いません)なジャンルなのでしょう。 ですがやはり根本はキャラクターたちの織り成す人間劇で相変わらずの物語シリーズでした。 ただ、根本としてのそれに重きを置いてミステリはエッセンス程度で付加しているのか、 細かな所で「それどうなの?」と逆にそのミステリ・推理的要素を楽しむには些か強引すぎる部分も… まあ強引や強烈なまでのご都合主義的つじつま合わせは作者のいつものことなので、 それらをトータルしてもやはりいつもの物語シリーズであり西尾維新と言えると思います(笑 作品としては非常に楽しめましたが、上記のような部分が今回の作風では気になってしまうのと、 なんというか思いついた関係性や下地を構築する為の先延ばし作品的な要素も感じる為この評価です。 | ||||
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3話。大きく一つの話にも見えますが、それはそれ。 時として時事ネタに走る作風を披露したこともあり、それなりに賛否両論あったと思いますが、今巻はそういう面は少なく「真面目に」話が進んでいきます。 忍野扇…なんなんでしょうね。 あと、121ページまでで読者挑戦型の推理になっています。 次のページめくるとそのヒントなんてものは存在せずいきなり「犯人と思しき人物」が指摘されるので注意。 考えるなら122ページ以降は開いちゃだめです。無論自分にはわかりませんでしたが、よく読むと分かるようにはなっていると思います。 なお、犯人が誰かはともかくこの事件の動機とトリックはなるほどと思いました。さすが。 さて少しだけ、ネタバレになりますが 「友達はいらない…友達をつくると人間強度が落ちるから」 これは暦がある時期から言っていた自分のスタンスの様な発言で、最初の話はこの発言に至る経緯の様な話になっているはず…なのですが、最後うやむやにされた気がします。 まあはっきり言えば納得がいく結論であるとは言い難かったです。 それなりに衝撃的ではありましたけどね… この「その発言に至る経緯」、自分がこれ系統の最新話を最近他にも読んだ影響もあるんでしょうが、比較してしまったら負けって感じでした。 まあしかし終物語、何を狙っているか分からないという点では続編が楽しみでしょう。 ここまでくると様々なしがらみを縫うような物語にしなければならないという点で大変そうですね… | ||||
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<物語>シリーズ最新刊。体裁としては3つの話からなる連作中編集。 時間軸的には「囮物語」の直前あたりでしょうか。 今作はお遊び要素が少なめ。 唯一とも言ってよいお遊び要素は羽川の「 」発言(ネタバレのため割愛)でしょう(笑) #粛々と読み進めてたわたしはそこで吹いてしまいました(汗) #でも、ちゃんとその発言にも意味はあるんですけどね そんな感じで、全体的にダークな雰囲気。 ダークといっても真夜中のように真っ暗ではなくて、夕方のもの寂しげな雰囲気とでも言うか。 シリーズ全体としてみると、いままでの伏線を回収するような展開ではなく、新たな伏線を敷くでもなく、 今まであった伏線を深めた・・・そのような一冊でした。 | ||||
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