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丑三つ時から夜明けまで



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【この小説が収録されている参考書籍】
丑三つ時から夜明けまで
丑三つ時から夜明けまで (光文社文庫)

丑三つ時から夜明けまでの評価: 3.67/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(5pt)

名前はついになかった

幽霊の存在が確認され、静岡県警に幽霊専門の部署 捜査五課 が試験運用された時代を舞台とした短編集。

   
捜査五課による捜査&五課七種警部補による推理
捜査一課米田警部補による推理

   
 どちらも外れて捜査が行き詰った後、捜査一課の「私」が真相に辿り着くという、なかなか凝ったパターンが基本。
 1篇だけ、「私」と米山が雪の山中の山小屋に7人で閉じ込められ、誰かに憑依するという霊と戦うという、『そして誰もいなくなった』風のクローズドサークル密室サスペンスもあって、それも良かった。
 同じ事件について、幽霊も絡めて3種類の説明ができる(当然2つは間違いですが)のが面白いところです。
 捜査五課の面々もコスプレしてて面白いですね。意外と活躍場面は少なかったのでしたが。
 五課の面々が活躍する続編に期待、と思ってたら、もう続編は出てないのでしょうか。本書収録作品が書かれたのは10年ほど前というし。
 霊が絡んだり説明を3種類考えたりと、制約があって難しい作品だから。大変な割に、ネット上のレビューを拝読すると、いまいちの評価が目立ったり。皆さんよく読んで辛口ですね。ミステリーも読みすぎるとすれっからしになっていくんですね。私は絶対的な読書量が少ないので、何を読んでも面白く感じられます。

   
 しかし語り手の「私」の姓名はとうとう最後まで出てきませんでした。
 作品中も「お前」とか「おい」とか呼ばれて名前で呼んでもらえないとは。(ネット上のレビューでも語り手の姓名の謎に触れたのは見つけられなかった。)
 本作品では五課の連中始め、加害者や被害者に変わった姓名の方が多かったので、明らかになっていない「私」の本名も、変わった姓名が設定されていたのかもしれません。

   
「最後の事件」で一連の作品は終わりということですが、実は初出は2番目に古く、「栗端家の犬」を大幅に加筆訂正したということです。
 静岡県警幽霊捜査課シリーズ愛読者としては、この幻の作品を初出形と完成形と読み比べてみたくありませんか?
丑三つ時から夜明けまで (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:丑三つ時から夜明けまで (光文社文庫)より
4334766501
No.2:
(4pt)

オチがなかなか

落語のオチのような終わり方のミステリー。
おもしろかったです。
丑三つ時から夜明けまで (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:丑三つ時から夜明けまで (光文社文庫)より
4334766501
No.1:
(5pt)

おもしろい!

捜査陣の侃々諤々の推理、あっと驚くひねりを堪能しました。
丑三つ時から夜明けまで (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:丑三つ時から夜明けまで (光文社文庫)より
4334766501

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