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歌うスカート
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歌うスカートの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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ペリー メイスン第60話。黒いストッキングと悪巧みの相談、メイスン登場は第2章から。メイスンは判例をスラスラと暗唱し、相手を打ちのめしますが、依頼人のための策略が結局メイスン自身を破滅に追い込みます。法廷は予審、バーガーがメイスンを磔にしようと頑張りあと一歩のところでメイスンは何とか真相に辿り着きます。事務所のドアにある「弁護士」のペンキ文字は今回も安泰です。でも解決はトリックが不自然に技巧的だと感じました。(あのよう犯人が偽装する理由が無いのでは?) 銃は.38口径スミス&ウェッソン リボルバー、シリアルC48809が登場。このシリアルはKフレームfixed sight1948-52年製Military&Policeですね。(同一番号の銃が「色っぽい幽霊」「大胆なおとり」に続き3度目の登場) メイスンの金庫には依頼人からとりあげた(surrendered)ピストルが相当数あり「警官用に準じた(one of a police models)」2.5インチ銃身の.38S&Wスペシャル、シリアル133347が登場。最初の銃と同じMilitary&Policeで、頭文字無しのシリアルは1942年以前のものですが、具体的な年を特定する資料は見当たりませんでした。文庫巻末にはお馴染み「があどなあ・ほうだん/3」今回のテーマは「異議あり」 (追記 2017-05-07: The Standard Catalog of Smith & Wessonによると銃は.38Special Military & Police M1905 1st or 2nd changeでシリアルの範囲は1906年#73251〜1909年#146899らしいので1908-1909年製といったところでしょうか) | ||||
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この作品名を見て、「歌うスカートっていったい何のことだ?」と不思議に思った人いませんか?「ガードナーもホラーを書いてたんだ」と勘違いしてる人いませんか? 不思議に思った人も、勘違いしてる人も、興味を持った時点ですでにガードナーの巧みな術中にはまっています。すぐに買って読みましょう。さらにはまることうけあいです。ガードナーってタイトルつけるのホントうまいよなあ(ちなみに原題はそのまんま"The Case of the Singing Skirt")。本書ではポール・ドレイクが「あんた(メイスン)が例の十八番の拳銃すり替えの手品を使い…」と言うように、拳銃があっちへいったりこっちへ来たり、注意して読まないとわかんなくなっちゃいます。それだけ読み応えがあるということですが。で、この得意技の拳銃すり替えのおかげでかえって窮地に落ちてしまったメイスン、最後の最後までハラハラさせてくれます。作中触れられる過去の裁判の判例、法律の解釈のしかたも、とても興味深く読めました。 | ||||
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