(短編集)

百器徒然袋 雨

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評判

百器徒然袋 雨の評価:

4.56/5点 レビュー 50件。 B ランク

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平均点4.56pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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未読の方はご注意ください

全61件 21〜40 2/4ページ
No.41
(4pt)

情報と云うものは出揃った段階で吟味するものだ

「情報と云うものは出揃った段階で吟味するものだ。欠損した情報からは結論は導き出せない。出せるものは推論だけだ。論理的であっても証拠を欠いているうちは仮説に過ぎないし、仮説の段階で推論を披瀝したところで建設的な展開は望めないのだ」

探偵榎木津礼二郎は、判断不能な怪奇現象であれ、無理難題であれ、八方塞の状況であれ、理路整然とそれらの謎を解き明かして解決する明智小五郎のような探偵ではない。

どちらかと云うと感性で解決するのだ。しかし、それがピタリと当たる。勿論、京極堂の助けを借りるわけであるが・・・。

今回は中篇3作を所収しているが、榎木津礼二郎の魅力満載だ。
百器徒然袋―雨 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 百器徒然袋―雨 (講談社ノベルス)より
4061821008
No.40
(4pt)

情報と云うものは出揃った段階で吟味するものだ

「情報と云うものは出揃った段階で吟味するものだ。欠損した情報からは結論は導き出せない。出せるものは推論だけだ。論理的であっても証拠を欠いているうちは仮説に過ぎないし、仮説の段階で推論を披瀝したところで建設的な展開は望めないのだ」

探偵榎木津礼二郎は、判断不能な怪奇現象であれ、無理難題であれ、八方塞の状況であれ、理路整然とそれらの謎を解き明かして解決する明智小五郎のような探偵ではない。

どちらかと云うと感性で解決するのだ。しかし、それがピタリと当たる。勿論、京極堂の助けを借りるわけであるが・・・。

今回は中篇3作を所収しているが、榎木津礼二郎の魅力満載だ。

文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫)より
4062751801
No.39
(4pt)

寅吉さんの淹れたお茶

妖怪シリーズ?を「邪魅の雫」まで読んでから本作品を読みました。
本作は榎木津の薔薇十字探偵社が依頼される案件を解決、いや粉砕か?してゆく設定です。
その中で本筋とは関係ないのですが、薔薇十字探偵社秘書兼給仕の安和寅吉が
依頼人や益田などにお茶をふるまうシーンが大好きです。
寅吉さんが豆を挽いてコーヒーを入れ、「僕」と今川や益田にコーヒーを出し、
自分もちゃっかりソファに座って会話に加わる。
時に益田とともに榎木津の悪口やモノマネ大会になる。すごく楽しそうだ!
 寅吉さんの淹れたお茶はおいしそうです。
作品のこういう細部の表現が大好きです。
想像が膨らみ、寅吉さんの運ぶ茶器の音まで聞こえてきそうです。
 妖怪シリーズで榎木津の下僕たちは悲壮な顔をして京極堂を訪ねますが、
ここでの下僕達は大将にひどく罵倒されながらも、強かにうごうごしています。
 京極堂さえ自発的に下僕ごっこを楽しんでいるようでした。
「坊ちゃま」という「語彙」を中禅寺秋彦が発するのを読んで腰が抜けそうになりましたよう。
百器徒然袋―雨 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 百器徒然袋―雨 (講談社ノベルス)より
4061821008
No.38
(4pt)

寅吉さんの淹れたお茶

妖怪シリーズ?を「邪魅の雫」まで読んでから本作品を読みました。
本作は榎木津の薔薇十字探偵社が依頼される案件を解決、いや粉砕か?してゆく設定です。
その中で本筋とは関係ないのですが、薔薇十字探偵社秘書兼給仕の安和寅吉が
依頼人や益田などにお茶をふるまうシーンが大好きです。
寅吉さんが豆を挽いてコーヒーを入れ、「僕」と今川や益田にコーヒーを出し、
自分もちゃっかりソファに座って会話に加わる。
時に益田とともに榎木津の悪口やモノマネ大会になる。すごく楽しそうだ!
 寅吉さんの淹れたお茶はおいしそうです。
作品のこういう細部の表現が大好きです。
想像が膨らみ、寅吉さんの運ぶ茶器の音まで聞こえてきそうです。
 妖怪シリーズで榎木津の下僕たちは悲壮な顔をして京極堂を訪ねますが、
ここでの下僕達は大将にひどく罵倒されながらも、強かにうごうごしています。
 京極堂さえ自発的に下僕ごっこを楽しんでいるようでした。
「坊ちゃま」という「語彙」を中禅寺秋彦が発するのを読んで腰が抜けそうになりましたよう。

文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫)より
4062751801
No.37
(4pt)

榎津礼次郎を楽しむ

百鬼夜行シリーズのスピンオフ小説、榎津礼次郎編その1です。とあることからかれにかかわった一般人がいつのまにか下僕として非日常的な世界に落ち込んでしまうという怖いお話。事件はジョボイものばかりですが、榎木津探偵がからむと大事件に発展します。爆笑です。痛快です。そういう本です。
百器徒然袋―雨 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 百器徒然袋―雨 (講談社ノベルス)より
4061821008
No.36
(5pt)

薔薇十字社とは。

本編百鬼夜行シリーズの同じ登場人物、同じテーマでも、こちらの中編小説集は、主人公をかの麗人榎木津礼二郎に仕立てただけで、こうもコメディータッチになってしまうのか。作者の技術には本当に脱帽。
エノさんのみならず、あの中禅寺までなかば壊れる始末。
気がついたら、私は「僕」になって、エノさんの下僕をなっていました。大変読みやすく、面白い作品です。本編の続編も期待しますが、こちらのほうも出して欲しいと思います。
文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫)より
4062751801
No.35
(5pt)

僕はこちらのほうが好き

 京極堂のシリーズと同じ登場人物が出てくる話なのだが、同じ作者の手になるものとは思えないぐらい、こちらのシリーズはからっと明るい話に仕上がっている。おどろおどろしい話より僕はこちらのほうが好きである。古きよき時代の探偵小説の香りがする。短い話からなっており読みやすい。京極堂シリーズとは違う人物を狂言回しに配置することで話の雰囲気を変えるの成功している。もちろん主人公が榎木津になっていることが一番大きな理由なのが・・・。ところで、京極堂シリーズの各話も榎木津を主人公にすると、それだけで明るい話になったりして・・・。榎木津を主人公にした同じ事件の話も読んでみたい気がする。
文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫)より
4062751801
No.34
(4pt)

痛快でした

榎木津のキャラが面白くて好きだったので読みました。
その場をぶち壊しているようでいて、でも調和が取れている、という
榎木津らしさがとてもよく出ていました。
勧善懲悪、といっていいのか分かりませんが、見ていて痛快でした。
文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫)より
4062751801
No.33
(4pt)

ボーナス。

メインのシリーズに対するサブのような作品集―中編集。
カムイ伝に対するカムイ外伝のようなものか。
こんなものを読んでいる暇があるなら、他の作家の名作に時間を割けばいいのに―、と我ながら思うのだが、そこは惚れた弱みで京極と名がつけばつい手が出てしまう、読み始めれば最後まで読んでしまう。まあそんな愚痴はともかく、サイドストーリーとはいえ一応ミステリーの体裁にはなっているし、謎解きもきちんとあって結構楽しめる。本編では京極堂の登場場面が段々遅くなっているようにも思うが、こちらは割りに早くから登場して来る。役回りも本編と同じ。三篇中、オチが見えてしまうものもあるが、それでも途中で投げ出そうというファンはいないだろう。重いシリーズの合間に息抜きとして読むのもいい。これまで辛抱強く(?)作品に付き合って来たファンに対する作者のボーナスのようにも思える。
文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫)より
4062751801
No.32
(5pt)

内容としては……

京極堂シリーズの外伝的な話ですが、これはこれで一つの傑作だと思います。
ただ、主人公なのに榎木津の登場シーンが少ない気がしますけど、でも彼のキャラはインパクト強すぎなので、全然問題ないと思います。
文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫)より
4062751801
No.31
(4pt)

探偵 大活躍

京極堂外伝になるのでしょうか、探偵大活躍。シリーズに出てこない第三者を狂言回しにもってきてあります。彼の目から見たかの面子の印象はなかなか興味深い。
文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫)より
4062751801
No.30
(4pt)

理屈はなし。面白い。

京極夏彦氏の作品にただよう、暗くいかがわしい「鬱」系の雰囲気を愛する人には不向きかも。「躁」系の榎津探偵のキャラクターを最大限に生かした痛快冒険小説というべきか。(推理小説ではないですから。)
京極氏の作品の読者は、自分も含めておそらくどちらも愛せるだろうから問題はないと思うのだが。本編(姑獲鳥の夏〜邪魅の雫)のシリーズを読んでいなくても、ストーリー上は全く問題ないのだが、登場する人物のキャラクターを予備知識として持たないと、楽しみが減ることは間違いない。
作品としては、榎津探偵が快刀乱麻を断つ暴れっぷり。ピンの主人公としても十分行けると思ってましたが、予想以上の爽快さ。邪魅の雫で思いのほかやさしい側面を見せた榎津探偵だが、本作では、優しいんだか壊れてるんだか、情緒の入り込む余地がないほど豪快に事件を終わらせる。解決という言葉は妥当でないほど、事件を破壊している。
気持ちよく読める作品である。
文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫)より
4062751801
No.29
(5pt)

最強のサイド・ストーリー

京極堂のサイド・ストーリー。榎木津を主人公に据えた中編三編、『鳴釜』・『瓶長』・『山嵐』からなっている。
榎木津がいない京極なんてつまらない。僕はそう思っている一人である。もう一歩押して榎木津のいない京極堂なんて読まないかもしれない。いつもながら絶好調の作者の筆は榎木津を頭に据えてまさに極限の絶好調。躁状態とも言えるかもしれない。(●^o^●)
これが実にメチャクチャである。もう面白すぎて笑いと感情を抑えるのが大変になってくる。大変な傑作だ。
巻末解説を見るとなんと阿部寛が書いている。映画『姑獲鳥の夏』で榎木津を演じたのは、阿部寛だったらしい。なるほど結構あっているかな。『姑獲鳥の夏』なんかよりむしろ本作『百器徒然袋―雨』あたりを演じてくれるともっといいだろう。何しろ読んでいて作者がめっぽうテンションをあげて、けらけら笑いながら書いているのが目に浮かぶ。(>_<)最強のサイド・ストーリーだろう。
文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫)より
4062751801
No.28
(5pt)

京極堂シリーズを止めてこちらをメイン・シリーズにしたら

ご存知、超人探偵榎木津が痛快無比、断固殲滅、唯我独尊な活躍を見せる快作。収録作は、「鳴釜」、「瓶長」、「山颪」の3つ。本作では2文字熟語で題名を揃え、「雲」では3文字熟語で揃えるあたり、作者の美意識が窺える。
本作では1作目の、高貴な令嬢の結婚式をぶち壊しながらも悪漢を懲らしめる(この古い言い回しが違和感を覚えさせない)「鳴釜」が1番痛快。メイン・シリーズから"華仙姑(の名)"を登場させるサービスぶり。
「瓶長」は国際問題に発展しかねない希少価値のある甕と"高貴なお方"の亀の悪趣味なゴロ合わせの中で、京極堂の憑き物落しが決まる。"織作コレクション"の名前が見えるのも嬉しい。
「山颪」は美術品窃盗団を叩きつぶす話だが、この辺では京極堂は妙に尻軽になって、積極的に仕掛けに関わっているようで面白い。私の好きな関口が殊更矮小に描かれているのは少し残念だが。
「薔薇十字探偵社」シリーズでは、榎木津の他は全て下僕であって榎木津の思いのままに動くのだが、さすがに話に結末をつけさせるため京極堂もゲスト(!)出演している(後半ではノリが良いが)。が、榎木津の縦横無人ぶりの活躍の前には影が薄い。メイン・シリーズの近作「塗仏の宴」、「陰摩羅鬼の瑕」の不振ぶりを見るにつけ、「京極堂」シリーズに見切りをつけて、「榎木津」シリーズを表看板にした方が良いのではと(半ば本気で)思ってしまう。
文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫)より
4062751801
No.27
(5pt)

暴れっぷり、理不尽っぷり・無茶苦茶っぷりに拍手!

名探偵・榎木津礼次郎が主役の短編集。
家柄の良い御曹司・眉目秀麗の麗人・学歴も良く、そしてこの3つを全てぶち壊す程無茶苦茶・理不尽さ全開の探偵榎木津、
そして榎木津の友人で古本屋の主であり、神主でもある本編の主役の京極堂こと中善寺秋彦、
そして理不尽に振り回され無茶苦茶な目に合う下僕達が事件を解決していく。
本編のような重さ、陰惨さ、遣り切れなさは皆無で、とにかくひたすら笑えます。
壺だらけの庭でやくざと大立ち回りをして、挙句そのやくざたちを武器に庭中の壺を破壊したり、下僕達を理不尽に振り回す様子など、暴れっぷり・理不尽っぷり・無茶苦茶っぷりが最高です!
本編に疲れた時にオススメです。
文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫)より
4062751801
No.26
(5pt)

いやー楽しい!

まるでジュブナイル小説のような明快さ。榎木津ファンも大満足だけれど、個人的には京極堂の意外な表情も面白かった!大爆笑する中禅寺が見れるのはこの本だけでは?関口くんも原作の陰気さが影を潜めて、トホホなキャラクターに徹しているのもいい。益田君もぶっとんでます。榎さんに限らず妖怪シリーズのキャラクターたちが大好きな人は必読です!
文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫)より
4062751801
No.25
(5pt)

「僕」の名字は最後にわかる

天下の薔薇十字探偵・榎木津礼二郎の事件簿。京極堂ものでは脇役だった彼が本領を発揮して大活躍する中編3編である。筋書きは比較的単純で、事件解決の方法も蓋然性の低い、「たまたま上手くいったからいいようなものの・・・」といった類の危うい仕掛けであるから、これは論理性よりも榎木津の個性を楽しむ小説である。榎木津の破天荒に明るいキャラクターは実に魅力的な造形であり、私としては作者の作品群の根幹である、陰惨な京極堂ものよりも好ましく思える。
大変楽しい作品であるが、やはり過去の京極堂ものを(できればすべて)読んでいることが望ましい。この作品だけを読むことも不可能ではないが、楽しさは多分半減するだろうと思う。
百器徒然袋―雨 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 百器徒然袋―雨 (講談社ノベルス)より
4061821008
No.24
(4pt)

「京極堂」は黒幕!?

メインの「妖怪シリーズ」の番外編。榎木津礼二郎探偵を主役に据えながら、「京極堂」こと中禅寺秋彦は脇役に徹しているが、その実、黒幕的な存在として活躍しているところが面白かった。
文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫)より
4062751801
No.23
(4pt)

普段の妖怪シリーズとは違った面白さ

一言でこの本の内容を紹介すると「榎木津大暴れの巻」といったところ(笑)
普段の妖怪シリーズとは違った、どちらかというと笑い寄りのお話です。
主人公の「僕」が、ある事件をきっかけに、嫌だと思いつつも段々榎木津ワールドに溺れていくお話。
それぞれで完結しているお話が3話入っており、登場人物も普段の3割増し程明るい(というかはっちゃけている)ので、とても読みやすいと思います。
榎木津好きな方はどうぞ!妖怪シリーズの重さに、「ちょっと息抜きが欲しいかなぁ・・・」と思っていらっしゃる方もどうぞ!!
文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 文庫版 百器徒然袋―雨 (講談社文庫)より
4062751801
No.22
(4pt)

「京極堂」は黒幕!?

メインの「妖怪シリーズ」の番外編。榎木津礼二郎探偵を主役に据えながら、「京極堂」こと中禅寺秋彦は脇役に徹しているが、その実、黒幕的な存在として活躍しているところが面白かった。
百器徒然袋―雨 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 百器徒然袋―雨 (講談社ノベルス)より
4061821008