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ちょいな人々
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ちょいな人々の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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バッチリ | ||||
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ユーモアと洒脱が感じられる粒揃いの短編集。 荻原浩さんの巧さを改めて感じさせられた一冊でした。 | ||||
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荻原先生はやはり面白いですが、今作はあまり私好みではありませんでした。 全作コンプリートしたいと思います。 | ||||
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あるある、いるいる、こういう人たち…て自分か!!という自己完結しそうな人たちの、物語が沢山詰まってる大人の御伽噺です。 個人的にはかなり笑えてちょっと考えさせられるこの短編集は大好き。 | ||||
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なんとなく面白いけど、悲しいような、でも読んでて「分かる分かる!!」と言いたくなるようなそんな本です。 | ||||
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著者の相変わらずなじんわり幸せストーリーに安心して読めた。 どのストーリーも人間の生活の悲喜交々のなかに、少しの幸せ を発見して明日につながる内容なので、元気のでる1冊ではある。 著者のほかの小説に比べると少し淡白な内容が多い気もしたが 「いじめ電話相談室」など、被害者が加害者でもあったり、 単純なように見えて複雑なテーマにも著者独自の視点で しっかりとまとめている部分など、改めて著者の凄さを感じた。 著者になれた読者だと、少し物足りなく思える方もいるかも しれませんが、初めて読まれるのであればおすすめします。 身近なところにしわあせを見つけられる、優しい短編小説集です。 | ||||
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7編の短編小説で、登場人物は全員憎めないなあという印象でした。真骨頂のユーモア小説集という印象ですね。いじめ電話相談室がいちばん好きな話ですね。 ○各短編の紹介 ・ちょいな人々:カジュアルフライデーに翻弄される中年の中間管理職の悲喜こもごもの話。おっさんは若い女性にかっこいいといわれるとその気になりますよ。 ・ガーデンウォーズ:隣同士に住む、ハーブ作りにはまった主婦と、妻に先立たれた老人。その二人の間でバトルをすることになる。 ・占い師の悪運:脱サラして占い師になる話。次第に人気占い師になるのだが、それはいつまで続くのだろうか。 ・いじめ電話相談室:単なるお役所仕事の電話相談者である聡子が、相談者の悩みを聞いているうちに放っておけなくなり、いじめ問題を様々な手段で解決しだす話。また、解決していくにつれて、聡子はその職場でいじめに会うのである。この話がいちばんスカッとして好きな話である。 ・犬猫語完全翻訳機:犬や猫が翻訳機を通して言葉をしゃべるという機械「ワンニャンボイス」を使ってみた話。犬や猫が本音でしゃべるとなると耳が痛い話になるんじゃないかな。飼い主の思い上がりだと気づくであろう。 ・正直メール:音声認識型に加えて、感情読み取り補正機能をつけた携帯電話「フィンガレスホン」を使ってみた話。他人の本音なんか知りたくないですよね。 ・くたばれ、タイガース:結婚前のカップルの、彼氏が熱狂的な阪神ファン、彼女の父親は巨人ファン。彼氏が彼女の家を訪問することになり、結局テレビによる野球観戦をすることになる。ありがちな話ではある。 | ||||
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ちょっとずれていて、でも憎めない人々のお話。 萩原さんの作品は暖かい視点で人を描いていてほっとします。 | ||||
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どっかで読んだことのあるような・・というような短編集。 でも、好きです。楽しめました。安心して読める一冊。 ただ、女子高生のメールのやり取り。 いわゆる"ギャル文字"の表現や若者らしい言葉遣いを 表現したかったのだと思いますが…実際はちょっと違う気が(笑) また、ペットと会話出来る玩具と人間の「喋り」だけで操作する携帯電話の 2つのストーリーは無理矢理ウケ狙いをしている感じで逆に冷めてしまいました。 ちょっと度がいきすぎたかな、と思います。 でも、荻原浩さんの本を初めて読み、もっと読みたいという気持ちになりました。 | ||||
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荻原浩と言う作家は、作品毎の出来不出来にかなり差があると個人的には 思っており(例えば「噂」は個人的には認められない)、そういう意味では 読んでみないと分からない作家なのですが、本作のような、軽めのちょっと 風刺の利いた作品を作らせると、本当にピカイチだな〜と感心させられる。 本作で個人的に好きだったのは「いじめ相談室」と「くたばれタイガース」 特にくたばれタイガースは婚約者の彼と父親の距離感が絶妙で、読んでいて とても面白かったです。 みんな頑張って生きてるんだな・・・と言う気にさせてくれる、秀作です! | ||||
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この作者の本来の持っているユーモアがあふれる1冊 『犬猫語完全翻訳機』『正直メール』はとにかく面白かった あーこんな話にもっていくんだと半ば感心 電車の中でおもわずニンマリって顔になってしまう本です 7編集でしたがすべて納得のおもしろさでした | ||||
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本書は、’06年5月号から’07年12月号までの『オール讀物』に不定期で掲載された7つの短編からなっており、はじめから一冊の本になることを前提に書かれた短編集だそうである。 カジュアル・フライデーにとまどう中年の中間管理職「ちょいな人々」、隣家の庭木を憎むガーデニングにハマる主婦「ガーデンウォーズ」、脱サラした占い師の顛末「占い師の悪運」、いじめ問題に真っ向から立ち向かう主婦相談員「いじめ電話相談室」、ペットの本音を聞いて思わずたじろぐ飼い主たち「犬猫語完全翻訳機」、新型の携帯電話の機能が皮肉な結果をもたらす「正直メール」、熱狂的な阪神ファンの恋人が巨人ファンの父親のところに結婚の許しをもらうために訪れる「くたばれ、タイガース」。ブームに翻弄される、どこにでもいそうな人たちを、ちょっと変に、面白おかしく描いた7つのお話が小気味よくつながり、抱腹絶倒間違いなしである。 また、軽妙な文体で語られながらも、すべてのお話のここかしこにちりばめられた、こまかい正確なそれぞれの分野の専門用語やその内容、薀蓄からメールのギャル言葉にいたるまで、きちんとした取材や下調べをした結果であり、また萩原浩の趣味や得意な分野でもあるのだろう。それらのバックグラウンドがしっかりしている分、物語に一層現実感や臨場感がもたらされ、知らない間に登場する人々に感情移入して笑ってしまうのである。 作品ごとに異なるジャンルを開拓している幅広い“ひきだし”を持った萩原浩だが、本書はデビュー作『オロロ畑でつかまえて』の原点に帰ったような、たっぷり笑える萩原流ユーモアワールド全開の短編集である。 | ||||
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年末、時間に追われながらする読書にはもってこいの一冊。 七話の短編が少しの時間で憂さをはらしてくれる。 タイトルにもなっている冒頭の「ちょいな人々」。 この「ちょい」にこめられた悲喜こもごも。 本来の姿を「ちょいとばかり」隠して、自分のイメージを造る気分の高揚感。 あくまでも自分にだけはストライクゾーンは広く取って、造り上げたイメージに浸る。 女子社員のことばを良い方に解釈するも、自由。 第三者的目線でみた、ギャップのおかしみ。 続く話は、年齢も性別も様々な主人公たちのちょっとおかしく、 ちょっと苦い現実を切り取ってゆく。 それでも「いじめ電話相談室」の、徐々に身のうちに力を蓄えていく聡子に元気づけられ、 「くたばれ、タイガース」の父と英司のやりとりにはらはらしつつも ほろりとさせられた。 ユーモアとちょっとばかりの悲哀。 人と人のこころがかすかでも触れあったときのあたたかさや確かな手応えに 嬉しくなる短編集だ。 | ||||
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七篇の短編集。 著者の作品は、重いテーマを扱ったものもあれば、大変ユーモラスなものもあるが、本書は後者だ。 あまりにユーモアに富み過ぎていて、思わず笑ってしまいそうになる作品群だ。 ただ、著者が、人間を観察する眼は、非常に鋭い。 冒頭に配されている「ちょいな人々」も、含むところがあって、大変面白い。 しかし、後半に配されている作品は、個人的には、より共感出来る面があって、大変面白かった。 「正直メール」は、携帯のメール機能を使う方は、深く共感出来ると思う。 利便性を追求して、音声認識メール機能を持った携帯を使うと、どんな事が起こるか? 携帯は電話であって、メール機ではないという、メッセージが提示されている様な気がする。 巻末の「くたばれ、タイガース」では、結婚前のカップルの、男性が熱狂的な阪神ファン、女性の父親は巨人ファン。 そして、結婚の申し込みに行くのだが、阪神VS巨人という構図になって、最後は、打ち解けて、結婚を許す、 という、少々あきたりなストーリーなのかな?と、読み進む前から想像してしまった。 予想は裏切られた。 結末が示されないまま、途中で幕引きする、小説技巧の上手さが光る。 私は、熱狂的ではないにせよ、阪神ファンだ。 特に「くたばれ、タイガース」の面白さを高く評価し、星5個とした。 | ||||
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おっちょこちょいだけど、愛すべき人々を描いた短編集でおもしろかった。個人的には「いじめ電話相談室」以降の中盤から後半にかけての作品がよかった。 「いじめ電話相談室」は単なるお役所仕事の電話相談が、相談者の悩みを聞いているうちに放っておけなくなり、いじめ問題を様々な手段で解決する話。解決の手段がリアルでおもしろかった。 「犬猫語完全翻訳機」と「正直メール」は、こんな商品があったらおもしろいなぁと思っていた商品が実際に商品化されるのだが、実際に使ってみると…思ってもいなかったことが次から次へと発生して楽しめた。特に音声認識携帯電話を使ったメールは自分が変換がめちゃくちゃだったり、いつのまにかメールが送信されていたりと笑えた。 最後の「くたばれ、タイガース」は、結婚の挨拶にきた阪神ファンの男と、挨拶される側の巨人ファンのお父さんの話。恋人のお父さんに遠慮して阪神ファンであることが言えないのを我慢している様子と、その掛け合いがおもしろかった。 | ||||
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ほわっと笑えて楽しくなる短編です。 タイトルにもなっている「ちょいな人々」に出てくるおじさんも、 「ガーデンウォーズ」に出てくるおばさんとおじいさんも、 なんだか憎めない愛すべき人たちばかり。 そんな人たちが繰り広げる日常にほんわかしてきます。 おもちゃメーカーの新製品によって起こる話も、軽いブラックユーモアの ようで、楽しめました。 | ||||
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表題作の『ちょいな人々』、『ガーデンウォーズ』は面白かったが突き抜けた笑いがなく、大笑いを期待してはちょっと物足りなかったのは否めません。 『占い師の悪運』『いじめ電話相談室』は笑いとはちょっと違うユーモアが感じられて良かったです。励まされた気がしました。 『犬猫語完全翻訳機』『正直メール』は完全にお笑い路線を突っ走って呵呵大笑しました。荻原浩の面目躍如というべきでしょう。 『くたばれ、タイガース』ユーモア路線に立ち返り、読んでいてほのぼのとした気分にさせられます。 この中で一番推したいのは『占い師の悪運』です。スピリチュアルに懐疑的な目を向けながら、未来を自分で選択していく大切さを教えられた気がしました。オススメ。 | ||||
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ユーモラス溢れる短編集です。7話のお話が収録されています。☆表題作『ちょいな人々』は、いい年をした会社の上司のおじさん達が、若い社内女性の一言に翻弄されるお話。言葉巧みな若い女性の一言で心が揺らいでしまうおじさん達が、ちょっと可愛くそしてリアリティーありだった。☆『ガーデンウォーズ』それぞれに愛すべき庭。草木を愛するばかりに起こってしまう隣人トラブルのお話。☆『占い師の悪運』恋愛問題等ならまだいいけれども人の生死を掛けた占いに翻弄される占い師のお話。☆『いじめ電話相談室』ちょっとした事でいつの間にか起きているいじめ。こんな相談員が居たら心強いけれども…!?☆『犬猫語完全翻訳機』これかなり笑えました。日頃可愛がっているペットの言葉や心情が分かったら便利だし楽しそうだけれども…!☆『正直メール』素直な気持ちが伝わってしまうはた迷惑な携帯。こんな携帯だったら困ってしまうけれども…。ラストの部分は、かなりうなずける!☆『くたばれタイガース』これもかなり現実味があります。阪神派の彼と巨人派の父を持つ女の子のお話。 全体を通じてとても楽しかった。疲れている時に何も考えずに読むにはライトでいい感じでした | ||||
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