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ちょいな人々
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ちょいな人々の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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ユーモア小説集。若い女性の言動にムダな期待をして右往左往する中年男を描いた「ちょいな人々」、阪神ファンの男が、巨人ファンである婚約者の父にあいさつに行く「くたばれ、タイガース」が大いに笑える。 | ||||
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私はこの作者の短編の、ラスト1行(もしくは3行くらい)でガツンと後頭部を殴られる ようなショック(もしくはクスリ・ゾクリ・ホロリ)が大好きなのですが、この作品集はどれも無く ちょっとニヤッととさせられる程度で、少し残念でした。 また、いつもの輝く比喩表現も イマイチだったような気がします。 まだ未読の短編がありそうなのでそちらに期待です。 | ||||
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日常の中のちょっとした出来事(事件とまでは言えない様な)を描いたような作品です。しかしユーモアもペーソスもかなり控えめ、全体的に淡々としていて、それほど面白いと思いませんでした。毎週買っている週刊誌に載っていればたまに読んでみるけど、毎週楽しみにするほどではないという感じ。 ときどき若い女性の一人称で書かれている部分がありますが、オジサンの想像する女性像を出ていないというか、読んでいてこそばゆいような妙な気持ちになりました。 | ||||
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荻原さんの本は、そのユーモアあふれる文体に魅力を感じているのでたいてい読んでいますが、この本はほんとうにちょいな感じで、少々、軽すぎた感じがしますね。気楽にすいすい読めたのはいいのですが、読後に何も印象に残らなかったのは少々残念。一ファンとしては、押入れの千代や明日への記憶というような名作をもっと期待したい。 | ||||
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荻原浩氏の6編からなる短編集。書名にもなっている「ちょいな人々」は、主人公の心理描写がいたずらに長い気がし、結末もこれといった落ちではなかったので、ちょっと期待はずれでした。同様に続く二編も、あまりピンとこない結末で残念でしたが、後編4編は面白くまとまっており、特に「犬猫語完全翻訳機」では、猫や犬の声を見事に代弁しており、思わず声出して笑ってしまいました。「くたばれタイガース」は、実際のところ、東京の巨人ファンはあまり阪神タイガースを意識していないと思うのですがどうでしょう。でもアンチ巨人ファンが思うところの内容は、織り込まれていたのでニヤケながら読んでしまいました。短編の内容にもよりますが個人的な満足度は100点満点中69点といったところでしょうか。 | ||||
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神様からひと言から注目している作家の短編集。それなりに面白い。 会社でクールビズが始まり、若い子との何かを(笑)期待して、23万もするジャケット含め30万位で新調した服を買って会社に行ったちょうど私くらいのサラリーマンの悲哀。 一軒家で庭で色々な菜園を育てている旦那が単身赴任の奥さんと、その隣で柿やイチジクや菊を育てている一人暮らしのおじいさんとの戦い。 脱サラして占い師養成学校に行き、開業したはいいが、全然儲からないため、一念発起して今までとは違うアプローチで大成功しかかる小心者の占い師の話 市のいじめ相談室に勤める女性が、あまりに人気が出てしまい、そのいじめ相談室の中でいじめに会う話 犬と猫の本音が人間の言葉で聞こえるようになる機械が開発され、そのモニターとなった人たちのおもしろおかしい動物とのふれあい。 指を使わず声だけでメールが送れる様になった、最新の携帯電話でいろんなトラブルが起こった話(もちろん誤変換のなせる技) 阪神ファンの彼氏を巨人ファンのお父さんに紹介し、結婚の承諾をもらおうとしている一家のドタバタ… すべて「くすっ」と笑いながら読める息抜きには最適の本。どれもありそうな話で臨場感もあった。 | ||||
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人生の悲哀をブラックな笑いを込めてうつしだす短編集。 荻原さんお得意のジャンルなので面白かったんだけど新鮮味はナシ。 “前にも読んだことがあるような・・・”みたいな気がしてしまい、この系統がまた続いたらいつかは飽きちゃいそう。 どのお話の主人公も今よりもちょっとだけ幸せになろうと奮闘します。 少しやりすぎちゃったり、空回りしたりもするんだけど、どうも憎めない。 笑っちゃうんだけど、どこかに人生の悲哀も感じられてついつい主人公たちを応援したくなります。 「くたばれ、タイガース」みたいな人間関係は現実にたくさんありそう。 「犬猫語完全翻訳機」も実際にあったらこんな悲劇が待ち受けていそうでコワ〜。 表紙のイラストは益田ミリさん。 イラストの力の抜け具合が作品とうまくマッチしててバランスいいなと思いました。 | ||||
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