■スポンサードリンク
しゃばけ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
しゃばけの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全144件 101~120 6/8ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大店のおぼっちゃまで、虚弱体質、周囲からあまやかされまくりの 主人公、一太郎が あまあまの手代、佐助と仁吉(実は妖怪)に助けられつつ、操りつつ、 殺人事件にあたっていく、という 時代ものミステリー、プラス妖怪ものです。 ほのぼのーと読めますが、 主人公や幼馴染の栄吉の心情は、時に切ないです。 主人公たちがきちんきちんと生活している様が、 読んでいてさわやかです。 だから若だんなが甘やかされている姿が、うれしいかんじ。 ミステリー側面も、登場人物たちの生活風景も しみじみいいかんじです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
妖怪・殺人事件と、メインテーマはとても暗いもののはずなのに、良い意味で軽くてページがどんどん進んでいく。 あんまり軽い感じのノリの小説は好きではないのに、これはすごく面白かった。 ただ、後半までどんどん謎が深まるばかりで、眼に見えてページ数が減っていってるのになかなか解決せず、「こんなんでちゃんと最後まで事件は解決できるんかな?」と思っていたところ、案の定最後の方に行くと力が抜けた感じ。 もっとお供の妖怪をうまいこと使ったら面白くなってたはず。 にしても、「あーあ、終わってしまった」と続きを読みたくなってしまったのも事実なので、妖怪がお好きな人はどうぞ。可愛らしいキャラの妖怪が出てきます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
若だんなの虚弱っぷりと、 手代2人の過保護っぷりが笑えちゃいます。 一太郎は甘やかされて育ったからといって、 わがままでも、(そんなに)世間知らずなわけでもなく、 きちんと世の道理を理解する、芯が強くて優しい人です。 手代の2人も誰より一太郎の事を思い、 優しいのですが、どこか抜けており、 そこにより一層の親しみを感じます。 皆の掛け合いの快活さに、 時折こぼれるユーモラスな言い回し。 時代物なのに、固くなく、読みやすく、 入り込みやすい作品だと思います。 そして妖たちのおもしろいこと、かわいいこと!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
皆様仰ってる通り、時代物でミステリーでファンタジー。 一言、読みやすいです。 文章はもちろん、ストーリーもわかりやすく、登場人物(?)たちの設定もはっきりと描き分けてるのが好印象。 彼らの姿かたちや、ワンシーン、ワンシーンを頭に描きやすいことなどを思うと、「漫画家出身」だという作者さんの背景になんとなく納得。 私の場合、物語を読むとき、作品世界に没頭できるまでは同じところを何度も読み返したり、読書ペースが一向に上がらないというのが常なのですが、この作品はすごく楽に読み進められました。 その一方で、「不思議さ」「滑稽さ」「人情味」を軸に軽快なテンポで話が展開していく中、深いことや大事なことをわりあいサラッと登場人物に言わせたりするので、なかなか侮れなかったりもします。 ということで、肩の力を抜いて読める小説をお探しの方に、☆4つでおすすめ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
多少世間知らずだが、やさしく思慮深くお金持ち(大店のお坊ちゃま)なのに謙虚・・・と人間的にすばらしい一太郎。 でも彼の一番の魅力は、“尋常ではないほど強烈な虚弱体質”(笑)にあると思われる。 いざ!というときに、ひ弱すぎてカッコよくきまらないから面白い。 どんなときも身を挺して守ってくれる手代2人(妖怪)があまりにも優秀すぎて、 食べ物から寝る時間、外出先まで四六時中見張られ、仕切られ、管理され続けながら しぶとく事件を解決する姿が最高に可笑しい! シリーズの軸となる第1作目の「しゃばけ」。 この1作のみ長編小説(2作目以降は短編)ですが、これが一番おもしろい! 推理小説としてもしっかり成り立っている充実した内容で、ぐいぐい引き込まれていきます。 情けないけど格好良く思える一太郎と、勧善懲悪(かんぜんちょうあく)的なストーリーへの安心感が なんとも心地よくやめられない! 登場人物全員の、どっか“欠けている”(完璧ではない)感じがたまらない魅力です。 ぜひぜひ読んでください! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自分勝手な先入観で、この小説のことを”妖怪の手を借りて人間の事件を解決する推理小説”と勘違いしていたのですが、実は妖怪対決見たいな作品でした。 感想で行くと、落語の人情話を思わせる軽快でユ−モラスなお話に仕上がっています。 登場する妖怪たちも、魅力的で物語を盛りたてます。 第2作では若旦那がどのように成長しているかが楽しみです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
舞台は江戸、廻船問屋と薬種問屋〔薬屋さん〕を営む大店の一人息子は体が弱く、周囲に心配されている。父と母、使用人や幼馴染、そしてなんと妖怪達!あやかしと呼ばれるどこかユーモラスな妖怪達に囲まれて暮らす主人公がひょんなことから殺人事件に居合わせますが・・・。 江戸時代、妖怪、推理小説とかなりたくさんの要素があるのですが、自然に作品に入り込めるようになっています。本筋に関係のないところで江戸時代の知識などが織り込まれていて、ほう、と納得させられることもあり、登場人物たちの江戸言葉にも落語のような味わいがあります。 作品としてのクオリティはきわめて高く、推理小説としてもちょっと新しいタイプかもしれません。 いずれにしても文庫化されたので一度お手にとって、気に入れば続編も読みすすめていく、というのがオススメです。 挿絵が素晴らしい!!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
キャラクターの設定が、嫌みがなく魅力的。 読みやすく一気に読めました。 江戸時代のファンタジーにしてあるのですが、「あやかし」が 見える主人公なんだが決してスーパーマンではなく 市井の物語として楽しめる。 人物造形もしっかりしていて、ひとりひとりが魅力的です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても面白かったです! 一応ミステリー仕立てにはなっているけれども、謎解きよりもその事件を通してみえる人間模様やそれぞれのキャラクター、人間と妖との意識のずれなんかが面白くて、発行されている5冊すべて読みました。いまは二順目突入です。 確かに矛盾を感じるところがあったり、妖としての能力を発揮する場面が少なかったりしますが、それらはあまり問題には感じませんでした。 人間と妖とのほのぼのミステリーといった感じでしょうか。それでもなかなか鋭い人間心理描写があったりして、考えさせられることもあります。おすすめですよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
非常に面白かった。 病弱な一太郎も彼を支える2人の手代(もちろん妖)、周りにいる 妖たち、一太郎の幼馴染、一太郎の両親、祖父母、 すべてが魅力的です。 話はちょっと間延びしてしまうところもあったけど、 先へ先へと読みたくなる話でした。 大店の一人息子といえば、わがままに育つのが普通で、 物語の登場人物としては 主人公の敵役みたいな感じの登場の仕方が多いと思うけど、 一太郎は、わがまま言おうにも病弱なため、それも出来ず、 だからといって腐心してしまうわけでもなく、 先行きを不安に感じつつ、今を生きている、 その姿がいじらしいのです。 シリーズ物すべて読破したいと思わせるものでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大店の若だんな・一太郎は、ひどく体が弱い。しょっちゅう寝込んでしまう一人息子に両親はひどく甘い。おつきの手代も甘い。そんな若だんながある日、過保護の手代二人にも内緒でこっそり夜歩きに出かけ、人殺しに合ってしまう。妖(あやかし)に助けられて、なんとか帰途に着く若だんな。なぜか、若だんなの周りには、ごく当たり前のように妖たちがいるのだった。そして、若だんなに人殺しの手が迫り... 病弱な割にはしっかりした若だんなと過保護な二人の手代が、結構いい味出してます。いいとこのぼんぼんなのに、病弱すぎるせいか、いやらしさのない若だんなは、まだまだ世間知らずの子供って感じですが、その割には健気に頑張ってて、かわいいです。最後、どうするのかとも思いましたが、金に物を言わせるとこはしっかりやってて、ちょっと見直しました。登場人物が魅力ありで楽しいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
時代劇を見るのは好きだけど、時代小説を読むのは苦手★でもこれはただの時代小説じゃナイ!廻船問屋の病弱な若だんなを支えているのは妖達!妖怪は鬼太郎で知識があるので読みやすかったです。こっそり抜け出した帰り道、若だんなは人殺しを目撃!その後も不可解な事件が続き、若だんなは事件を解決しようと乗り出します。でも若だんなは病弱ですぐに寝込んでしまう。そこで妖達が情報収集を。・・・このノリはグルメ探偵ウルフ(外出嫌いの探偵に代わり、助手が情報収集し、探偵が事件を解決する)を思い出します。この話はミステリーやサスペンスではなく、時代劇というよりファンタジーという感じです。所々にある挿絵も可愛い!映画化されるそうですので、そちらも楽しみです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大店の回漕店の若旦那。唯一の跡取りで父母に溺愛されている。身体はひ弱だが、賢く胆力があって、祖母や母の血筋を受けて男前、そして妖(あやかし)の血が一寸混ざる。 かしずく手代も一寸目には分からぬが妖の世界の者。その他にも、優しい若旦那に好意的なお化け風妖が多数登場。 よくお姫様が小人、妖精、爺やに守られての冒険譚がありますが、このお姫様をひ弱な若旦那に取り替えたような感じの物語です。アミニズムの要素も取り込んであります。 畠中恵さんの作品いいですよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み出したら止まらない。徹夜してしまいました。 若だんなの一太郎は、おぼっちゃまで両親はもとより、 まわりの妖怪たちからも甘やかされ、溺愛されていますが、 その状況に甘えず、精神的に自立しようとがんばっているところがけなげな子です。 また、作中の妖怪との会話が洒脱で楽しいです。 妖怪という設定で、普通の人間とは違った感覚や価値基準なんだけど、 まじめに一太郎と話しをします。その会話の天然ボケ具合が絶妙で、 作品が暗く・怖くならずに、ほのぼのとして、ほんわかとした暖かい雰囲気をかもし出しています。 ですが、作品の底に流れる人の業の悲しさが、身につまされます。 それを、一太郎のもっている素直さや自分のおかれた現状で、 できることを精一杯、できる限りがんばる姿に、 忘れかけていた気持ちを気づかせてくれる作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ちょっと気分転換したいとき、乗り物の中とか、外国で読んでもキッチュかも。何章かにわかれているし、内容も込み入っていないんで、細切れにも読めるし、でも情景描写とかは秀逸で、満足感も高いです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者が漫画家だけあって、細かくはないんだけど情景がぱっと浮かぶような文章で綴られていて、すごく彩り鮮やかな物語っていう印象です。イラストの貢献度も高いです。 主人公の若旦那の柔らかさと妖怪たちの剛さのバランスが絶妙で、またそのギャップから生じる若旦那の戸惑いや妖怪の強引さも読みどころの一つで面白いです。 基本は若旦那と妖怪たちの推理小説なんだけど、プラスαで彼らの関係も絡んでいき、それがとても切れの良い江戸弁で進んでいくのであっという間に読めちゃいます。 ふと手にして、ひょいと買っちまっても後悔はしません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
裕福な大店の、虚弱な突っ転ばしの若だんな。それを守る助さん格さん役の犬神、白沢という妖(あやかし)たち。若旦那の廻りに群れる、さまざまな付喪神たち。鈴彦姫、屏風のぞき、野寺坊、カワウソ、鳴家、名前を見ただけで面白そうでしょ。これが「柴田ゆう」さんの挿画でとても可愛いいんです。 子供のとき虚弱で過保護にされた人、あるいは過保護にされたかった人、いらっしゃい、必読です。妖たちの大好物は若旦那からもらう甘いお菓子。あなたもそばに美味しいお菓子を準備して、畠中さんが連れて来るアヤカシと友達になろう! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本屋でこのシリーズの最新刊?を見てなかなかいいぞと思ったら、 前に三巻もでている!なら、最初から読んだほうが分かりやすいかな・・・ と手にしたのがこの本です。 たくさんの妖怪が出てきますが、怪奇物でもなくなぜか可笑しくて ほほが緩むような感じがしました。 何でも持っている大店の若旦那が唯一持ってないのは健康な体という なんだか羨ましいような、可哀想なような主人公が解いていく 殺人事件も、妖がかかわっているからか、不思議な感じで進んでいきます。 あんまり真剣にならずにゆるゆると本を読みたい時にオススメです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いまや定型化したしゃばけシリーズの記念すべき最初の一冊です。 今ではほとんどしゃべらずに「ぎゃわぎゃわ」言うだけになっているかのような鳴家も、このころは能弁ですし、一太郎の言葉遣いも今とはちょっと違いますね。 けれどもこの一冊によって多くの読者の心に「妖怪ってなかなか!」という思いを植え付け、その後多くの中毒者を作っていることは確実です。 未読の人は気軽に手にとって見てはいかがでしょう? それなりに楽しい、と思ってもらえるか、あるいは 「惚れた!」と思うかは、お好みですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
病弱でおっとりした性格の若だんな然り、それぞれが何処か 抜けた所のある妖怪達然り、作品全体から滲み出てくる「ほんわか」 した感じ。なんかいいですね。 全体の挿画を担当している柴田ゆう女史のイラストも、この 心地よい雰囲気に一役買ってます。 基本的に、殺人もありのミステリーなんだけど、登場人物達の 「ほんわか」につられて、つい気を抜いて読んじゃいます。 しかも、ミステリー部分や心象表現も丁重に練りこまれていて、 思わず考え込んでしまう台詞もあったり。 ミステリー小説を読みたいけど気が張るのは嫌だ!って人に オススメです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!