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しゃばけ
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しゃばけの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全144件 81~100 5/8ページ
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時代は江戸、長崎屋という薬種問屋の一人息子で病弱な"一太郎"が主人公。一太郎の身の回りの世話は何故か妖(あやかし)が行ってくれる。一太郎には、ほかの人が見えない妖が見える。...そんな、一太郎の生い立ちの秘密が本書に書かれています。 また、そんな生い立ちが起因となって、ある事件に巻き込まれます。そんな、ストーリーをほのぼのと、また、ドキドキしながら読むことができる一冊です。 | ||||
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非常にタッチが柔らかいので、読みやすい。 大人には、軽く骨休め的作品で、子供にはとっても読みやすい作品な気がします。 なので、幅広い世代に優しい物語ですね。 設定としては、ありがちっぽいけど、実はそんなにない形なのではないかな。 様々な妖のキャラが、きちんと設定されていて、可愛いし、 いろいろイメージしてしまいます。 内容は、ファンタジーとしては、楽しめるけど、 ミステリーとしては、物足りない・・・ といった具合でしょうか。 サイドストーリー的な部分は、しっかりしてるのに、 いざという場面展開が、おおざっぱ過ぎて(つめがあまく感じる)、 少し気だるさを覚えます。 | ||||
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私は40代の時代小説ファンです。自分で小説が書けるほどの時代考証等の知識はありませんので判らない部分もありますが、器用な人がイメージだけで書いている場合の違和感や軽薄さがありませんでした。時代物を知らない人でも気軽に楽しめるものですが、著者はかなりきちんと勉強なさっていると思います。いい作家がでてきました。 | ||||
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江戸時代の舞台設定なので、異色のファンタジーとはなっていますが、 ○弱弱しい主人公が成長していく。(最終場面では一太郎が立派だ) ○友情物語でもある。(栄吉との友情) ○強力な庇護者がいる。(佐助と仁吉。どうしても黄門様の助さん格さんをイメージしてしまいます) ○人ではない魔物や怪物と戦う。(これはネタバレになるので詳しくは書きません) ○設定が前近代。(江戸時代ですから) ○宝剣が武器。(これも読んでのお楽しみ) という点は、まさにファンタジーの典型ともいえます。そういうこともさることながら、なんといっても、妖(あやかし)に取り囲まれた一太郎の日常が、とてもおかしい。とにかく楽しめます。 | ||||
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いわば、しゃばけガイドブック。 ドラマ版「しゃばけ」の取材、対談、作品紹介、長崎屋見取り図、登場人物にインタビューなどなど・・・かなり内容は充実しています。 ただ、すでに公式HP「バーチャル長崎屋」の、奉公人日誌をチェックしているなら、飛ばして読むページも多いです。 個人的に美味しかったのは、 ・小説や文庫で未収録の挿絵(雑誌連載時の)が、ザクザク収録。 ・やっぱりラストの、登場人物へのインタビュー。皆さん、若だんな好き好きパワー炸裂です。 しゃばけファンは、まず買って損のない、濃厚な一品です。 | ||||
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先日のTVドラマ版をみて原作を読みたくなったので購入してみました。TV版では脚色や変更がされていたりしていてそれも面白かったのですが原作のほうが自分で想像しながら読み進められるので楽しかったです。 超がつくほどの病弱な一太郎と妖達が江戸を震わす殺人事件に挑む、、なんていうと簡単ですが読めば以外とそれだけではないのです。そこには一太郎の悩み、妖達との掛け合い、など時にはクスッと笑い、時にはしんみりなる。まさにタイトルに見合った作品だと思います。 時代小説といえば読みづらい江戸時代の用語とか多く使用されて敬遠されがちかもしれませんが著者は上手に江戸時代の雰囲気を忘れずに文章を誰にでも読みやすくしています。これならきっと中学生ぐらいの読者からなら楽しめると思います。 | ||||
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良い作品です。 テレビドラマのほうは・・・・・・イメージを損なうので、最初ちらっと見てやめました。 ドラマではなく、本のほうを是非見て欲しいですね。 | ||||
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ファンタジーや時代物の経験が浅くても楽しみながらサクサク読める作品。ただ、ミステリーとしては期待せず、あくまで受身で楽しむ事をお勧めします。 世界観の表現の為か途中たるむところもありますが、読み終えてみれば、重いテーマを感じさせない作品の小気味良さにもっと浸りたくなりました。 読み易さと登場キャラクターの大半が妖怪のせいか、ファンタジー要素が強く楽しい作品というイメージが先行していますが、命やお金への欲がきっかけで起きた事件を心の純粋な若旦那が解決していくという、道徳的な要素もある作品です。 | ||||
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新しいタイプの江戸小話のような ^^ 出演者(笑)がかわいいし、 単純に思ったのは マンガのストーリーの主人公のような男の子。 そして、その仲間といった感じ。 話も読みやすいし まぁ おもしろかったかなっ ^^ | ||||
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しゃばけシリーズを読んでいる方、TVドラマに期待してる方には楽しめる1冊です。 まず、ドラマの撮影風景や出演者の写真。妖の作り方(特殊メイク)の写真。原作者・畠中恵先生、一太郎役を演じる手越君(NEWS)のインタビュー等、ドラマに関する記事で始まり、原作(各話)のあらすじや雑誌掲載のイラスト、登場人物達のインタビュー(笑)等々、しゃばけファンにはたまらないです。 個人的に嬉しいと思ったのが、一太郎が暮らす家の見取図が火災前後の旧(Before)と新(After)で載っている事!今までうまくイメージ出来てなかったのですが、これでさらに世界観が広がりました。 堅苦しい時代小説ではなく、むしろ笑える(時々泣ける)小説ですので、原作から入ってもドラマから入っても「しゃばけ」は楽しめると思います。原作は読んでないけどドラマを観た後にガイドブック(入門書)として読んでもいいのでないでしょうか。 | ||||
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大体は既出のものばかりでしたが、今まで小出しにされていたしゃばけの設定や、インタビュー、そして雑誌にしか掲載されていなかった挿絵がまとめて見れるのがとても良かったです。 しいて言えば、挿絵をもう少し大きめであることと、この本のみのオリジナル企画がもう少し多いと嬉しかったですが、しゃばけファンとしてはとても楽しめました。特に、公式サイトで掲載されていたものが紙媒体になったのは個人的に嬉しかったです。 ドラマへの期待も高まりました。 | ||||
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読売新聞の夕刊に連載されていたものを単行本化したもの。私は連載時から読んでいたが、そのアイデアには感心していた。「娑婆っ気がある」という言葉の語源も本書で知った。 大店の若旦那は生まれつきの病弱。それを助ける取り巻きの"妖"達。勿論、"妖"の姿は若旦那にしか見えない。この頃、安倍晴明を中心とする陰陽師ものが流行っていたと思うが、その中では大抵凶暴な魑魅魍魎が出て来る。作者はそれを逆手に取って、心優しき"妖"達を登場させたのだ。たまの外出で殺人を目撃してしまった若旦那は、"妖"達の力を借りながら"捕り物"を始めるのだが...。心優しき非力な主人公を異界の騎士が守ると言う、西洋風ファンタジーを時代劇の形で実現させた作者の手腕は評価されて良い。病弱な点を除けば、恵まれ過ぎた環境にある若旦那がこぼす愚痴も微苦笑を誘う。若旦那の店の薬種問屋を初めとする江戸の風情も巧みに表現され、風景や草花の描写も木目細やかだ。 江戸の人情物に、"妖"と若旦那のユーモラスな掛け合いを加えて読む者を楽しませてくれる作品。この後もシリーズ化される等、この試みは大成功だったが、最初に読んだ時はこれ程大化けするとは正直思わなかった。現代の人々が夢とロマンを求めている証拠であろう。 | ||||
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江戸の廻船問屋、長崎屋の一人息子・一太郎。17歳にして病弱な彼の周りには手代の佐助・仁吉をはじめとするあやかし達がいっぱい。 たまたま家を抜け出した夜に出会った殺人事件、まきこまれた一太郎はあやかし達と事件を解くことに! 巷で大人気のしゃばけシリーズ、読んでみましたが凄く読みやすくて面白かったです!殺人事件にヒトでないものが絡む――というのは過去にも違う作品で読んだことがありますが、どれも難解で…。でも畠中さんの文章や展開はサクサク読み進められ、謎解きもちゃんとしていて年齢を問わす読めます!キャラも、病弱ですぐ寝込んでしまう主人公、今までに無い感じで良かった♪仁吉や佐助もこれから活躍しそうな予感。続きが気になるシリーズです! | ||||
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時代物の小説。 だけど堅苦しい感じではなく、とても柔らかくてふわっとした印象を 受ける小説だった。 主人公は大店の若だんな。 体が弱く、死にかけることもしばしば・・ だけど一方で芯は強く、しっかりとした考え方を持っている。 個性的な妖怪たちに囲まれて、大事に守られながら暮らしていたけど、 ひょんな秘密が原因で、殺人事件の現場に若だんなが出くわしてから 色々な事件が起こる。 謎解きもファンタジーっぽい感じ。 でも、ファンタジーといっても、妖精とかじゃなくて 妖怪たちなのが面白い。 | ||||
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とても読みやすく面白かったです。 怪たちの姿が生き生きと描かれていて、魅力的でした。 個人的には宮部みゆきさんの書かれたものを連想しました。 | ||||
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話題の作家,畠中恵さんの作品です。 長編作品ではありますが,比較的すんなり読めます。 この作品が多くの方に支持された理由の一つは,江戸時代を背景としながら,従来の作品によくある江戸情緒を濃厚には感じさせないところにあると思います。つまり,江戸時代に関する一定の知識がなくても十分楽しめる設定になっているのです。実際,江戸期のいつごろのことなのかを明示する事象は一切出てきません。 第二に,付喪神・鳴家・犬神・白沢といった,本来なら相当妖怪に通じている御仁にしかわからないマニアックなあやかしたちを,あたかも若だんな「一太郎」のペットや従者のように扱うことによって,マニアック性をうまく緩和していることが大きいと思います。 以上要するに,小難しい知識がなくても,ファンタジーあるいは推理小説(「捕物帖」というべきか)として万人が楽しめる作品なのです。 これは,決してマイナス要素ではないのですが,妖怪好きの自分のような者にとっては,少々物足りなさを感じたことも正直なところです。でも作者は,そのようなマニアック性は,最初から目指していないのでしょう。したがって,この作品を楽しむに際しては,その部分には重点をおくべきではないのかもしれません。 僕は個人的に,漫画家の西岸良平氏の「鎌倉ものがたり」シリーズと共通するものを感じました。 現代作品とは一風趣を異にする作品として,お薦めです。 | ||||
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大店のおぼっちゃま、というと、たいていはわがままでバカで、全く男としてのいいところがないようなキャラクターが多いような気がしますが、この物語の主人公・一太郎は、親に溺愛されからだは弱いけれど、芯の強い、なかなかの好青年。好感が持てて、彼の雰囲気が作品全体を柔らかく温かいものにしていると思います。 他の人たちには見えない妖怪がなぜか一太郎には見える。しかも、店の手代二人は妖怪で、幼い頃から彼を守ってきた。あるときは親以上に彼を大事にし、心配し、甘やかし・・・物語の最後でなぜ妖怪たちがこれほどまでに一太郎を大事にするのか、その理由が明らかになりますが、自分の運命を受け入れて、その中で一生懸命生きていこうとする一太郎がけなげというか、なんというか。からだは弱いけどがんばれよ!と応援したくなりますね。 両親の溺愛ぶり、妖怪たちのズレぶり(人とはやはり、ちょっと感覚がずれているらしい)、幼なじみ・栄吉の奮闘ぶり(和菓子屋の跡取りがお菓子作りがへたとは)など、登場人物がそれぞれに魅力的です。 妖怪ものだから、ちょっとおどろおどろしい雰囲気の作品かなあと思いましたが、そんなことは全くなく、逆にさわやかな感じさえしました。早く次の作品が読みたいです。 | ||||
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主人公と妖怪(とは言っても恐ろしい怪物なんかじゃなくかわいいペットみたいなもの)たちの遭遇する色んな事件は、重いものではなくどこかふんわりしたのどかな空気が流れている。 舞台は江戸だが、知っておかなければならない歴史上の知識はほとんど無くて、素直に感情移入できる。 読んでいてやさしい気持ちになれると思う。 | ||||
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タイトル通り、 「ハリー・ポッター」 「ゲド戦記」 などのような本は苦手でライトノベルばかり読んでいたのですが・・・ しゃばけを読んで普通の本もいいかも・・・と思いました。 妖怪を見えるだけで何か特技などがあるわけでもなく、逆に身体が弱すぎて毎日死にかける主人公。 実は凄く強かったー・・などという設定はよくあるものですが死にかけるなんてなかなか無いですよね(笑) 母と笑いながら楽しく読ませていただきました。 家族でも楽しく読めます^^ | ||||
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シリーズ合計で130万部ほども売り上げるベストセラーなのだそうですね。その第一作目であり、公募新人賞受賞作(日本ファンタジーノベル大賞優秀賞)。評判だけは聞いていましたが、ようやく読みました。 江戸の大きな廻船問屋の若だんな・一太郎は、大層身体が弱く両親に溺愛されています。加えて「一太郎がとにかく第一で、二からが無い」という二人の手代−屈強な佐助、色男の仁吉−によって大事に大事に守られているのですが、この二人、実は妖怪。彼らをはじめ一太郎の周りは妖怪だらけ・・・という設定で事件を解決していく推理物ファンタジー時代小説(?)。 一太郎、妖怪たちも好ましく、するすると楽しく読めます。逆に言うと物足りない印象もあるのですが・・・ せっかく一太郎と佐助と仁吉の取り合わせがおもしろいのだからもうちょっとキャラクターを強調してもいいのでは、物語のめりはりや陰影をもっとくっきりさせた方がいいのでは、語り口にもう少し工夫があっても・・・など・・・ でもきっと、このほのぼの・さらりとした雰囲気が持ち味なのでしょうね。イラストもかわいらしくて、人気があるのが頷けます。 一太郎にはなぜ妖怪が見え、妖怪に守られているのか。事件の謎は彼自身の謎にも通じ、一太郎の成長物語という要素も加わって、さわやかな読後感をもたらします。 | ||||
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