■スポンサードリンク
しゃばけ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
しゃばけの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全144件 61~80 4/8ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
舞台は江戸、今でいう薬局問屋の1人息子が、 多くの妖(あやかし)と呼ばれる妖怪たちとのやりとりを通して、 成長していくユニークな物語。 とても読みやすく、新鮮で、かつおもしろかった。 1人息子の一太郎はかなりの虚弱体質で、 起きてから寝るまでのすべてを、 世話人の妖に管理されているほど両親から溺愛されている。 妖怪というと人間とはまった異なる性質を想像しがちだが、 この物語に登場する妖怪はなぜか現実味があり、 読者としてはあまり違和感なく受け入れられた気がした。 身体は弱けれど、心はやさしく、 周囲の人々に配慮の気持ちを忘れない憎めない一太郎。 ひょんなことから、物語は連続殺人事件へと展開していくが、 読み進めるにつれて、 弱々しい一太郎を応援したい気持ちになっていった。 人は義務や責任といった覚悟を求められた時に、 一皮むけるという事実を、 あらためてこの歴史ファンタジーから教えられた気がした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
江戸時代が舞台の時代小説であり、妖怪が出てくるファンタジーであり、 謎解きのミステリーでもある。 普段は時代小説は読まないのだけれど、こういう味付けならば興味を持って 読める。妖怪も江戸時代という設定なら不自然に感じないなあ、などと思っ てしまうから不思議だ。 グイグイ引きこまれるという内容ではないけれど、主役の若旦那を取り巻く 妖も人間も憎めないキャラクターばかりで、次回作も読んでみようかなと感 じた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
妖怪を信じている人も、信じていない人も、なんとなく読んで満足。 現代でも意味通ずる物語。子供のころに読めたらよかったと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
江戸時代を舞台とした小説ですが、文体をそれほど古くなく非常に読みやすいです。 しかし、昔の雰囲気はしっかりと感じられます。 主人公の「若だんな」と取り巻きの妖(あやかし)たちを中心に話が展開する しゃばけシリーズの最初のおはなしです。 以降の巻は基本的に短編ですが、この巻だけ長編になっています。 若だんなはとある事情により、生まれつき妖の世界が見えます。 妖は、人間とは少し感覚が異なっている部分があり それが怖くもあり、可笑しくも感じられます。 また、極端な虚弱体質だけど芯が強く、向上心も持っている若だんなの 人柄に、好感を覚えずにはいられないと思います。 その若だんなと妖の間には、また人間とはちがった 特殊な信頼関係が結ばれています。 怖かったり・笑ったり・感動したりする場面があるけれど とにかくこころがあったかくなる作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
江戸時代。問屋の若旦那と妖怪の物語。 大丈夫、怖くはない。むしろ微笑ましい。 病弱な若旦那と、彼を慕う妖怪のまわりには、和菓子がいつも横にある。 大福餅、金平糖、饅頭、かりんとう..。また美味しそうに食べるんだ。 そういえば、私も久しく口にしてないなぁ。熱いお茶と甘いものを用意し て再読してみるか.. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
苦手だった江戸時代の物語。 ほんわかした体の弱すぎる主人公、しっかりしすぎている妖たちに守られてうらやましい限り。 いろんな妖たちが登場するが、人間的にもみえてとても親近感が沸き、とても読み応えあります。 オススメはかわいい小さな妖のやなりっていう小鬼。 主人公が大好きでちょこちょこ走り回ったり、主人公のために頑張るところはかわいい! ぜひ、この世界に浸ってほしいです。 ストーリーもミステリー的な要素もあるので、面白いはず。 かなりオススメです!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
起こる事件はとても陰惨なのですが、それを感じさせず、軽く読み進められます。絵のかわいさに救われている面もあるのかも。登場人物たちは皆、魅力的ですね。ミステリーというよりはファンタジー色が強いと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
畠中恵さんの略歴を読んでいて あまりに似た一歳年上の女性 そう故杉浦日向子さんを忘れないでね、と言いたくなって書きますね。彼女は1958年生まれ可愛らしい美人で(畠中さんが一歳下)彼女がまあ最初に「江戸」に取っ憑かれ まず漫画で「二つ枕」「百物語」「合葬」(他も全て名作)等素晴らしい江戸の世界を現出させたかと思ったら漫画家を止めて文筆家になり 荒俣怪人と結婚し離婚し中咽頭癌で2005年7月に亡くなるまで刊行された書籍は全て持っています。どうしてもダブる。本当だったら二人に怪談話をしてほしかった。絵も掛ける杉浦さんと柴田ゆうさんとタッグを組んだ畠中さんとのおばけ話を聞いてみたかったな。江戸に対する知識とかを広めたのは間違いなく昭和末期の杉浦さんだし 途中 筆を折ったのは闘病生活のためだったと伺いました。畠中さんも定期健診を絶対欠かさずに先人の失敗を繰り返さないようご自愛下さい。そして ここで「杉浦日向子」の名前を聞いた方は是非文庫本で出ている彼女の漫画を読んでみてください。最初は百物語か百日紅がいいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前々から気になっていたので、手に取って読んでみると、これがまた思いの外面白い(^-^) 読み終わった後は、ホッコリとして、暖かさの残る素敵な本です。 若だんなの今後の成長が楽しみ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
江戸時代の庶民の暮らしが背景。 その中での人間と妖(まやかし)との間の物語。 自分の血筋を知った時、どう思うか。 昔から不思議だと思ってきたことが、 そのことによって一気につながる。 自分の血筋に興味がある人は 多いのではないだろうか。 生まれは変えられない。 それをどう受け入れるかによって、 生き方が変わる。 その辺りを感じさせる作品だと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ドラマ化されると聞いて読んでみました。 時代モノって、ちょっと解らないしなぁと思っていたら ・・・なんとハマってしまいました。 何といっても登場人物すべてが個性的で魅力的。 ストーリーもドキドキさせられ、一気に読んでしまい あぁ、こんな面白いもの一気に読んじゃった。 もっと妖怪たちと一緒に居たかったと後悔したくらい。 続編もあるけれど、短編なので物足りない。 やはりコレをじっくり、その世界に浸ってほしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大江戸妖怪ミステリー。 私が今まで読んできたミステリーものの中で最も主人公が病弱です! ちょっと事件解決に頑張るとすぐに寝込んで生死の境をさまよってしまいます。 主人公は、廻船問屋の大店の一粒種で、17歳にして、薬種問屋を任されています。 そんな主人公のまわりには、なぜか妖怪が手代や番頭としてかしづいています。 江戸では、殺人事件が頻発し、なぜか薬種問屋が襲われます。 なぜ薬種問屋が襲われるのか、という疑問をはじめ、病弱な主人公がなぜお化けにかしづかれているのか、といった主人公の身の回りに関する疑問も徐々にあきらかになっていく。 事件と、主人公に関する謎の2方面から展開していくストーリーがあきさせません。 病弱だけど芯の強い主人公と、何が何でも主人公を守ろうとする犬神、白沢などの妖怪たち主従の活躍が愉快痛快です。 舞台設定とキャラクター設定が秀逸で、面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
おもしろかったです。体の弱い若旦那とそれを過保護のまでに守る妖たちとのふれあいがうらやましくなりました。 シリーズ化されている作品なので、他の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
江戸有数の廻船問屋の一人息子、若だんなこと一太郎は生まれつき虚弱で直ぐ寝込んでしまうが、周りの妖(あやかし)が見えてしまうという得意な能力を持つ。 ある日、若だんなが行きあった殺人事件を皮切りに、次々と不可解な殺人が連続する。若だんなは妖達の手を借りて真相を探るのだが、魔の手はその身辺にまで及び…。 2001年度日本ファンタジーノベル大賞受賞作。江戸に妖怪に捕物と私にとっては堪えられない要素をてんこ盛りにした作品。 若だんなほか妖怪達のキャラクターに魅力があり、着眼とアイディアで決まりという感じ。そこに若だんなの出生の秘密や殺人事件の謎を上手く絡めており、シリーズ第1作としての作者の意図は十分成功しているように思う。 ミステリーとして見た場合は、一種のアームチェアディテクティヴ(安楽椅子探偵)の変型で、探偵役の一太郎に対し、ワトソン役(若しくは小林少年以下少年探偵団)が妖怪達という設定が面白い。或いは一種の妖怪バスターズもの、とも言えるかも。 ただ、推理や江戸情緒を楽しむというよりは、あくまでキャラクターで読ませるタイプで、全体として少女マンガ風な雰囲気がある(作者が漫画家出身であるせいか?)。ちょっと刺激は少ないのだが、気軽に安心して読めるエンターテインメントといった感じ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本に出会ったときは、久々のヒットだと思った。デビュー作であるから少々文章にぎこちなさがあるものの、設定も文句なし、キャラクターも魅力的である。家鳴りが何匹か欲しいと今でも思うよ。そして文庫の特典、ところどころにちょっぴりずつ入る挿絵が目新しくて、作品4.5、挿絵0.5といったところか。なので、これから入る方には自信を持ってお薦めできる。迷わずに購入して楽しんでください。 だが「いっちばん」のレビューに書かせていただいたように、だんだんマンネリ化してくるんだな、やっぱり。永遠に変わらないものを求める人には評判がいいようだが、正直かなり飽きてきた。あとね、「体が弱い」って絶対に美徳じゃないって。なぜか「病弱」に憧れる人や、自分が「病弱」であることを自慢するヤツが時々いるが、大変な思い違いであることをお忘れなく。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
楽しい!面白い! 正直びっくりしました。知らなかった。こんな本。 Yonda?の中にショートストーリーとして入っていて、これって面白くない?と感じたのがきっかけで、出会いました。 身体の弱い若旦那と彼をとりまく妖との洒脱なやりとりが面白い。 人間とは妙にずれる彼らの価値観、若旦那はそれを感じつつも愛情たっぷりに会話しているのが愛らしい。 また、彼の出生の秘密や、それを伏線とした、薬種屋の連続殺人事件など、推理小説としてもなかなか小気味良い感じが好ましい。 肩を入れずに気軽に読みきれる一冊。 個人的にはちっこくてかわいいんだろう、鳴家が好みです。 続きをどんどん読みたくなる良作です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
かなり迷ってから買いました。しかし予想以上に面白い作品でした。 迷いの元は、妖怪が出てきて、ミステリーで、ファンタジー賞受賞って・・・全く想像できませんでした。 しかし、読み出したら・・・・楽しい!読みやすい!キャラクターがかわいい!ストーリーも結構深い! 主人公のキャラクター設定も絶妙で、最初はイマイチ感情移入できない感じなんですが、読み進めるにしたがって「一太郎ガンバレ!」と応援したくなります。周りをとりまく妖(あやかし)達がいい味出してます。 本格ミステリー好きの方々、いつもしゃかりきに犯人捜しばかりしていないで、ぜひこの本を読んでみて下さい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前に聞いたことがあるが、実際に読んだら、なんとこんなに面白いとは思わなかった。妖と人との間の共存がうらやましい。明るくて軽いので、落ち込んだ時、「しゃばけ」は一番! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今まで海外作家の恋愛小説しか読んだことがなく日本人作家でしかも 時代小説となるとページをめくってもテレビの時代劇の様が拭いきれず 数ページでダウンしてしまう私でしたが…。 畠中さんの【しゃばけ】は全然違いました。 ミステリー仕立てではあるものの可愛らしくもあり怖ろしくもある妖たちと この種の本にありがちな強いヒーローではなく病弱にして過保護の若干17歳の 一太郎という主人公が織りなすファンタジーの世界にぐいぐい引き込まれて行き あっという間に一気読み。 大人も子供も楽しめる素敵な物語に感動しました! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
回船問屋のひとり息子一太郎の周りには妖(あやかし)がいっぱい。 その息子がなりそこないに狙われる、それには一太郎も知らない出生の秘密が…。 江戸時代を舞台にした、ちょっと粋な人情ミステリーファンタジーという感じ。 ただし、ただのファンタジーではないです、かわいい妖は出てこない。 中には人に対して悪意だけを持ったもの妖もいます。 そこが、時代もののファンタジーなのかな。 粋でいい優男(でも強い)の仁吉、ガッチリとして、どんな敵の前にも立ちはだかり守ってくれそうな佐助妖に会ってみたい。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!