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雪の夜話
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雪の夜話の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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自分にしか見ることのできない少女との対話によって、 自分とは何者なのか、魂とは何なのか、 そしてどう生きるべきなのかを見つけていく 「自分探し」の物語。 浅倉卓弥さんの作品はどれも地味な印象があります。 でも、作品の大きなキーワードでもある「雪」と 浅倉さんの作風がうまくマッチしていて、 趣のある作品に仕上がっていました。 ただし、雪子が語る哲学的な言葉は難解で、 特に大きな出来事もなく淡々とすすんでいくお話なので 小説としての面白みは少なかったな〜。 雪景色の描写はシンシンと降り積もる雪の様子が 静かに感じられてとても美しかったです。 | ||||
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「四日間の奇跡」を読んで、非常に良かったので、本を買いました。 話は読みやすく面白かったのですが、「雪子」に惚れる事が出来なかった。 | ||||
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全体的に初期~中期にかけての村上春樹の作品のような印象を受けました。完成度は比べるまでもなく見劣りがしますが・・・。 何が悪いかと言えば、文章のリズムです。同じような内容のことを言い回しを変えてくどくど繰り返す。読み口の悪い比喩。メリハリのない会話文。このあたりがその理由かと思われます。 内容的には山も谷もないといった感じにはなっていますが、全体に通じたテーマを基にした流れがきちんと出来ているので悪くないです。作者の「命」に対する哲学のようなものが見えていいとは思います。「輪廻」と「無常観」といった感じですか? 文章のリズムとあっと驚く展開があれば傑作になったかもしれません。それだけに惜しい作品と言えるでしょう。 僕はこの作者の本を初めて読みました。前作、前々作は評判がいいようなのでそっちも読んでみようと思います。 | ||||
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『四日間の奇蹟』の著者の最新作ということで手に取りました。全体を通して良く言えば哲学的な、悪く言えば少々理屈っぽすぎる文章で、読みながら頭に『?』が浮かぶ箇所も多々ありました。ハッキリ言ってスーッと一気に気持ち良く読める作品ではないです。 そんな文体でも、途中で読むことを放棄したくなる気持ちも沸かずに続きを読んでしまうのは、『四日間の奇蹟』の時から変わらず、著者の読者を引き込む力が非常に強いためでしょう。加えて『四日間の奇蹟』同様に、その時々の風景の描写が素晴らしいです。特に今作の主な舞台である雪国の景色の描写は、著者が札幌出身ということもあるのでしょう、とても素晴らしいものだと思います。 雪国出身の方や今現在そういう地方に暮らしている方は特に、この作品中の細やかで繊細な描写に共感することができると思います。ただストーリー自体は『四日間の奇蹟』と比べ盛り上がりどころに欠け、淡々と過ぎていってしまったという感が拭えません。 あと『四日間の奇蹟』同様登場人物がよく喋ります。喋り過ぎと思う気もするほどです。登場人物の話した言葉全てに「」を付けてみたら、きっとものすごい量になるでしょう。もう少し登場人物が話す言葉を厳選してコンパクトにまとめる事ができていれば、今より随分読み易い作品になっていたように思います。 そのため今回は☆3つにさせてもらいました。 | ||||
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