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聖なる怠け者の冒険
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聖なる怠け者の冒険の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全49件 41~49 3/3ページ
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| 四畳半神話大系や走れメロス、宵山万華鏡を彷彿させる森見登美彦の最新作。 新聞連載は随分前だったみたいだけど、全面改作しての登場。 前作のペンギンハイウェイとは全く異なり、それ以前の森見ワールドに戻ってます。 宵山万華鏡や、有頂天家族とのリンクがファンには嬉しいですね。 森見ファンにとっては嬉しい一作ですが、彼を知らない、もしくは体質的に合わない人には苦痛かもしれませんね。 | ||||
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| 京都という妖しい街の中で右往左往している登場人物たちの様子を読み進めるにつけ、自分が登場人物と一体になって、お釈迦さまの手のひらの上で転がされているよう感覚に陥ります。 主人公といい、怠け者の探偵といい、ほとんど動かなかった人たちの方が、一生懸命動き回り、力尽きるまで頑張った人よりも、ことの真相に近づいてしまうという、たなからぼた餅的展開が心憎いです。 森見節は健在で、ところどころで、大笑いをさせてもらいました。 | ||||
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| ぽんぽこ仮面の戦いを描いた痛快活劇。 正義とは何かを考えさせられる。 また、本作は小和田君の小冒険記でもある。 怠けることについて、考えさせられる。 私は最近、仕事が忙しく毎日寝る時間を削って少しずつ本書を読み進めていった。 だが、本来であれば本書は、聖なる休日にカフェでまったりしながら、もしくは布団に寝ころびながら、ぐうたらと読むべき本である。反省。 元々は新聞連載の小説を全面改稿した作品であるためか、今までの森見氏の作品よりも、少し毒気が抜けて大衆向けになっているように感じられた。 その一方で、テングブランや宵山など他の作品とリンクしている部分が多く、一見さんよりもファン向けになっている感が否めない。 おもしろい。 おもしろいけど、ちょっとパンチが足りない。 しかし、本書を読むと怠けたくなる。 怠けるって、本当に良いものだなァと感じさせられる。 人を感化させる本は良い本だと思うので、面白さとはまた別の次元で、良い本だと思う。 八兵衛明神を始めとして、京都の雰囲気も伝わってくる。 京都で、だらだらした暮らしが出来たら幸せだろうと思う。 大衆向けだけど、どちらかといえばファン向けの一冊。 | ||||
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| ※レビューのタイトルは、アマゾンから来た新刊のお知らせで本書を発見した私の咆哮です。 森見登美彦ファン待望の新刊。パチパチパチパッチリンコ。 森見登美彦の作品を読んだ事がない方は、この作品から手をつけるべきではないと考える。たぶん評価は☆2つか3つ。なんのこっちゃ分からんからだ。 『太陽の塔』『四畳半神話大系』『恋文の技術』などで不毛な森見文学に触れ『有頂天家族』『宵山万華鏡』を読了し、今作とのリンクを楽しむ。いわば、ファンの為の作品だといえよう。 ※森見登美彦本人は、今作だけでも十分楽しめると言っているが、んにゃウソだ。 筆致はいつもよりライトでいくぶん読みやすくなっています。その為、ねちっこい森見節を愛する読者には物足りないかもしれません。 しかしながら久しぶりの新刊。あまり考えずに、ゆったりとした休日に読んでみては如何。 | ||||
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| 夕刊をとっていないので 連載をなかなか読むことが出来ず 挿絵集が出版されると聞いて喜びました。 フジモトさんの動物の画が大好きで この物語の中にもアルパカ、オカピなど フジモトさんに描いてほしい動物満載で ファンにはたまらない一冊です。 しかも今回は食べ物の画も多く 鰻、かき氷、テーブルの上のカップやグラス等 にも楽しませて頂きました。 色や細部までこだわった作品はいつもの通り 見ても見ても見飽きることがなく しかもおふたりのコメントが画の楽しさを10割増にしています。 こんな素敵な本て作れるんだ!と感動した1冊です。 | ||||
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| 新聞連載時、この挿絵を捨ててしまうのは勿体なくて できるだけ切り抜いて集めていました。 それでもうっかり抜けている回がちらほら…。 朝日新聞出版さん、挿絵集を出してくれてありがとう! カバーデザイン、本体表紙のデザイン、 掲載されているイラスト(前ページカラー!)、 そして森見さんフジモトさんのコメント、 全てに遊びと工夫がいっぱいです。 内容を楽しむだけでなく、 本というモノとしての魅力もたっぷりの一冊。 これで1500円とは安すぎるくらいです。 | ||||
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| 探偵が登場しますが、推理小説、サスペンスではありません。京都での祇園祭前夜の「宵山」を舞台にした物語です。あえて言うなら「ファンタジー」でしょうか。ただ、宵山の状況はいきいきと描かれてます。祇園の実際の場を知らない私でも、この風情を感じることができました。 正体不明のヒーロー「ぽんぽこ仮面」と、筋金入りの怠け者のサラリーマン「小和田君」たちが遭遇する、たった一日のドタバタ劇。読んでいる自分までもが、夜の闇に投じられるかのような妖しさ、そして、闇の中で身動きがとれなくなってしまったような、ちょっとした「息苦しさ」も感じながら読み進めました。 物語を読み終えたとき、この息苦しさから開放され、読み手までもが「一仕事おえた」ような、何かほっとしたような気持ちになれます。 文中で使われる独特の言い回し、比喩も魅力的ですね。 このフレーズを自分のボキャブラリとして拾いながら読んでいくというのも一つの楽しみ方だと思います。 童話の表紙のような、ほのぼのとした装画も楽しませてくれます。 読み終えて、もう一度この装画を見ると、さらに本から外して広げて見ると、この一枚があたかも絵巻のように、ストーリー全体を上手く現していることに気付いたのでした。 | ||||
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| 朝日新聞の夕刊で連載(09年06月-10年02月)されていた作品が全面改稿されて単行本化. ただ,タイトルや主要人物は同じも,連載時とは全く違うものになっているとのことです. 関連性のまるで見えないタイトルの三つの言葉に戸惑い,そして気にさせられる物語は, 著者おなじみの京都,宵山での一日に,これまたお得意のちょっと妖しい世界観が描かれ, ファンにはニヤリのフレーズやアイテム,そして飄々としたやり取りで楽しませてくれます. ただ,改稿に際して加えられたと思われる,『著者は〜』や『読者の〜』といった表現は, 著者らしい雰囲気はあるものの,現実へ引き戻されるようで好みが分かれるかもしれません. とはいえ,それまでの様子をゆらりと変え,ほのかな寂しさや怖さも漂わせる終盤は, 祭の裏側,路地裏のひんやりとした空気を感じさせ,そこで一気に引き締められる印象. かと思えば,カラッと,これしかないと思わせるほどにストンと収まる本編最後の一文は, 何とも阿呆らしくて楽しかった,長い一日を終えたあとの心地よさに通じるものがあります. このほか,版画にも似た味わいのあるイラストも魅力的で,カバーを外すとその下にも…. なお,これらのイラストは,カバーとはじまり前の登場人物紹介的な部分のみになっており, 連載時のものは,著者とイラストレータとの対談も収めた『挿絵集』として刊行されています. また,出版社のサイトで,連載時の原稿やあの仮面がPDFファイルで公開されていますので, 改稿前後の比較であったり(冒頭からかなり違います),正義の味方を志される方はぜひに. http://publications.asahi.com/news/329.shtml (13年05月時点) | ||||
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| 新聞掲載当時、森見氏の文章ももちろん面白かったが、 フジモト氏のこの挿絵でヒントというか情景を浮かばせて読み進めていた部分が多々あった。 残念ながら新聞の時にはカラーでない日もあったりしてすごくすごく悲しかったのだが こうやって挿絵集が出る!となれば見てみなければとさっそく購入。 豪華すぎる。 これがまず最初の感想。 さし絵に森見氏とフジモト氏のコメントが付いている。 そしてそれが面白すぎるっ。 電車の中で、喫茶店で、ことごとく声を出して笑ってしまいまわりの人に見られてしまったやんか。 この「コメント」に関しては、できれば作品(新聞掲載分)を読んでからの方が 「おお」と思える部分もあるけれど もちろんこちら(挿絵集)が先でも、こちらだけでも充分楽しめると思う。 奇想天外な話にこの挿絵。 ああもう一回読んで(見て?)みよう。 | ||||
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