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(短編集)
旅猫リポート
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旅猫リポートの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全258件 221~240 12/13ページ
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“吾輩は猫である。名前はまだ無い。 と仰ったえらい猫がこの国にはいるそうだ。 その猫がどれほどえらかったのか知らないが、僕は名前があるという一点においてのみ、そのえらい猫に勝っている” 銀色のワゴンのボンネットをお気に入りの場所にしていた名前を持たない野良猫。 車の持ち主サトルとはお互いの距離感を大事にした心地よい関係を続けていたが、ちょっとしたヘマで事故に遭い、怪我を助けてもらったことをきっかけに飼い猫”ナナ”になった。 それから5年、やむなくナナを手放さなければならない事情となったサトルは、二人で銀色のワゴンに乗って旅にでる。 物語は、サトルがナナの引き取り手を探して、昔からの友人を順に旅していくロードムービー。 小学生時代、中学生時代、高校時代とそれぞれの友人とのやり取りを飼い猫ナナの視点で、友人たちの回想を交えて描きます。 それぞれが一つの短編になっており、全体としてサトルとナナの物語になる構成。有川浩さんらしい”恋愛”を隠し味……いや、隠れてはないか……に、テンポの良い猫主観の言葉が気持ちよく物語を読み進めさせます。 高校時代の友人・スギとチカコとの物語の終盤、サトルがナナを手放さなければならない事情が明かされ、物語の終着点が匂わされると、二人の旅をより濃密に感じその世界に入り込むことになります。 最後の旅路はダダ泣きです。 サトルとナナが見た景色に、サトルの叔母の回想に、サトルの行動に、ナナの行動に。 これからしばらく、「最近読んだ小説で良かったのは?」と聞かれると、「有川浩さんの旅猫リポート」と答えることになるでしょう。 まずは私と同じく小説が好きな母にこの物語を伝えます。 「旅猫リポート」は有川浩さんが、舞台化を前提に書き上げた作品。 演劇集団キャラメルボックスの俳優・阿部丈二さんとの演劇ユニット「スカイロケット」として、2013年4月3日〜7日に東京の紀伊国屋サザンシアターで公演されることになっています。 実は私、この公演が東京だけなので、観に行くのを諦めるために本を買ったのですが、読み終えてこの公演が観たくて困ってしまっています。 | ||||
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「僕はサトルのたった一匹の猫だ、サトルは僕のたった一人の相棒だ」 ネコとの旅を通じて描かれている猫のナナと主人公サトルの絆。 涙なしでは、読み切れない心温まるお話です。 また、自分の飼猫とナナとを重ね合わせてみてしまうため、自分の猫がより愛おしく感じます。 | ||||
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青年・サトルは、とある事情から飼い猫のナナとともに旅に出る。サトルたちは、小学校時代の友人など、懐かしい人々との出会いながら旅を続けていく・・・。猫と人間の絆が感動を呼ぶ、温かいも切ない物語です。 | ||||
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子どもの本の主人公ルドルフの携帯小説みたい。 死んで終わりじゃ、お涙頂戴じゃないか? 面白くない訳じゃないけど、安易。 | ||||
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「すごくいいよ」と勧められて読みました。ツンデレナナが可愛い。猫が好きじゃなければ、あそこまで猫の心理描けません。たぶん犬より猫が好きなんじゃないかな。犬の描写はなんだかアホっぽくて笑えました。それとも、ナナの目を通しているからああなるのかも。一人称形式ですが、次々語り部が変わります。慣れるまではちょっと戸惑うかも知れません。泣けます。ティッシュ箱を横に置いて読みましょう。 | ||||
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北海道に場面が移った所から 悲しい予感が・・・サトルがなぜ 旅をしていたのか・・・ただのリストラで なかったのね。 ナナと出会えて良かったね。 旅のお供にこれ以上の相棒は居ないでしょう。 子供からみた大人の理不尽さ、 押しつけがましさ、不潔さ、 有川先生ってこういうところの表現が素晴らしいです。 学校の帰り道捨て猫や捨て犬を見て あんなにワクワクしたり、心配した気持ちを どこかで忘れてきてしまいました。 サトルはその気持ちを忘れずに瑞々しい少年のまま 育ったのですね。 なんかサトルがいじらしすぎて悲しすぎました。 幸介の父親とか、ヨシミネの親とかがもう少し ギャフン!という描写があったら良かったのに。 私はちょっと意地悪なのかな? | ||||
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猫飼いなら、ぜひ読んでもらいたい一冊。 有川さんの小説は、基本的に「いい人」しか出てこない。 普通ではありえないのかもしれないけれど それが癒されます。 この小説は、最後は号泣でした。 うちの猫たちとも、こんなふうに心が繋げたらいいな。 | ||||
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猫好きなら思い当たる節がいくつも出てきます。愛猫との出会いは偶然ではなく必然だったと感じさせられます。 一人でひっそりと読みたい本です。 | ||||
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主人公?サトルの境遇を見たとき、人の幸せとは何かをあらためて強く考えさせられた。 サトルの境遇が明らかになる終盤は、自分のこれまでと他界した親のことをずっと考えていた。 人生半ばで他界した親は幸せだったのだろうか。自分はいろいろあるけど親に産んでもらって 幸せだと再認識した。 ネコ好きもありしばらくは面白おかしく読んでいたが、まさかこんな結末、話なんて。 よく喫茶店で本を読んでいますが、問題の終盤は涙をこらえるのに必死でした。 | ||||
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ストーリーは、まあまあですが、 ペットの猫好きが期待している私としては、 もっと、もっと、猫の立場を細やかに描ければ、 楽しい読み物になったにと、残念です。 | ||||
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有川浩さんの本を初めて出会った本は、『図書館戦争』でした。 出会ってこの2,3年の間に昔の作品から最近の『空飛ぶ広報室』までとよんできました。 『ストーリーセラー』も泣けましたが、今回のは、それ以上に泣けました。 展開としては、、予想通りでしたが、それでも、泣ける・・・。北海道のシーンからじんわりと そして・・・最後には号泣!!これを書いてる間も思い出して泣けるくらいの感動作です。 命の大切さ、儚さ、そして、生きることをもっと大事に大切にしないといけないんだなと・・・。 猫と飼い主のお互いを大切に思う心が、なんともいい具合で・・・。 有川浩さんの作品は、どれも読みやすい本です。 1度読むと先が、気になって気になってしょうがない!! そして、虜になります。そんなステキな本と有川浩さんに出会えて感謝です。 迷っているようでしたら、ぜひ読んでください。こんなつたない文章では、この作者の魅力は、 伝えられません。読んでこそ伝わる本です。 | ||||
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私も猫派ではありませんでした。 でも、読み始めてすぐに心をつかまれてしまった。 愛のあふれる旅リポートでした。 多くの方が書いているように、電車ではお勧めできません。 不覚にも涙をこぼしてしまうかもしれませんので。 のんびり手に取って下さい。 | ||||
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我が家にも猫がいます。彼にどう観られているのか・・・・・優しさが伝わってきた | ||||
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ご多分に漏れず泣いてしまいました。 サトルと猫のナナが銀色のワゴンで繰り広げるロードノベル…という謳い文句も、翻ってみれば、猫をだしにして、どうしても懐かしい、大好きだった人たちに会いたかったのだ、、、と分かります。 何より、ナナの描写がとてもいい。猫を飼ったことのある、猫好きの人なら、こいつ実は全部分かってるんじゃないか?と感じる場面があるのではないかと思いますが、正にそのまんまの台詞を口にしています。 猫が出てくる小説としては、自分の中で『夏への扉』(本文の中でも、ちらっと触れられていますが(笑))と1、2を争う名作として記憶に残るものと思います。 | ||||
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寝る前に本を読む癖があるので、寝酒代わりに軽い気持ちで買いました。 ところが、最初の方は面白くて寝る時間になっても止められず、本を閉じるのに一苦労。 2日後、途中まで進み、「えっ?!」と思ってからは、もう一気読み。 明日の朝が早い時、危険な本です。(笑) 読んだ後、嫌な事があったのも忘れられました。 そして大人になってから、ここまで泣いたのも初めてです。 読んで気持ちが和らいで、大泣きしてスッキリしたー。 いい本読んだ♪ | ||||
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するすると読み始めて、そのまま時間を忘れて一気読み。 さっぱりとした文体で、これ見よがしな表現は一切ないのに号泣。ウチで買っている猫達が心配してわらわらと寄ってきたくらい(苦笑)。 読み終わって、さわやかな読後感と、(ワタシがネコ好きだからというのもありますが)ネコは一家に一匹いるといいよねと心の底から思ってしまいます。 この一年、≪三匹のオッサンふたたび≫≪空飛ぶ広報室≫とこの≪旅猫レポート≫、三冊合同キャンペーンで全部購入しましたが、どれも有川浩さんらしい作品なんですけど、それぞれのテイストは全く違い、それぞれ新しい感動をいただきました。 断然、お勧めです! | ||||
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フェイスブック上で、信頼できる知り合いが強く薦めていたので読んでみた一冊です。 有川浩という作家の事も、彼女(最初は男性だと思っていました)の作風・過去の作品の事も、何の前知識もなく読んでみましたが、他の方の書評と一緒で「やられた」感じです。 多分、この小説に出てくるエピソードは、全ての読者に多かれ少なかれ共通した体験なのでは無いでしょうか。 私の場合も読んでいるうち、サトルのように小学校の時突然親の訃報の連絡を受け学校から帰っていった友人の事、今は音信不通になってしまったこの小説の主要人物と同じ名前の親友の事、田舎の祖母の家に里帰りした際にこたつの中でそのビロードのようなしなやかさを足の裏で確認した「祖母の飼い猫」の事とその時の幸福感等々、小説のストーリーとは乖離しているのかも知れませんが、そんな脳みその奥底の忘れかけていた記憶が、大津波のように押し寄せてきました。 サトルの人生は第三者的な感覚で言うと「不幸の塊」なのでしょう。 ところが、この小説の中でサトルの口から、自分の人生について一切の不平不満は聞かれません。聞かれるのは、父親との葛藤に悩むコースケやチカコへの「迫力の無い」愛情に悩むスギの悩みばかり。逆にサトルの口から出てくるのは、ナナを中心にした全ての自分が出会った人々(猫々?)への感謝の言葉です。このナナとの交流を中心とした「出会い」の素晴らしさに、私はやられてしまいました。 最初は通勤の行き帰りに読んでいたのですが、程無くして鈍感な私にもサトルとナナの運命が推察出来るようになり、それからは涙腺が緩みっ放しになりました。電車の中であくびをして、涙の意味を悟られないようにしたのですが、限界を感じ残りは週末家で読みました。 素晴らしい読み物ですが、人前で読むことは禁物です。特に「これから会社で戦闘開始」なんていう方には。 出会えて良かった一冊です。 | ||||
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以前週刊誌の連載で読んだのですが もう一度読みたかったのと、孫にも読ませたかったので 購入しました。 | ||||
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ラストの方は、意外な展開で、またもや号泣。 猫好きなのですが、猫の目線から書かれている箇所も面白かった。 また、カバーをめくったら、そのイラストがまたよかったですね。 | ||||
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あらすじは省略しますが、猫やペットを飼っている人におすすめしたい一冊です。 一緒にいること、おなじ空気を吸って、同じ風景を見て、お互いの人生を共有できることの素晴らしさに改めて気づかせてもらえました。 あ、対象はもちろん家族、友人そして相棒ですよ? 文春での連載でも読んでいて、涙をこらえるのが大変でしたが、書籍になって通して読むと涙をこらえるどころか号泣でした。 序盤までは普通に読めますが、終盤はハンカチとティッシュが必須ですね。 休みの日などに、誰もいないところでティッシュを用意しゆっくり読むことをおすすめします。(声も出る可能性があるため) ちなみに猫を飼っていますが、本を読みながら号泣している飼い主の横で一匹運動会していました。ナナみたいにもっと空気が読めたらなー(笑)。 泣いてすっきりしたい人にもおすすめです。 | ||||
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