■スポンサードリンク
(短編集)
教場
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
教場の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.24pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 21~32 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は毎月平均約十冊の本を読みます。 多くの方が書いていらっしゃいますが、書店側の誇大広告に釣られたり、本の帯に釣られて本を買う方、騙されて嘆く前に折角書店に行っていらっしゃるのですから頭の数頁を読んでみてから購入を決められては如何ですか。 私は書籍に関してはアマゾンさんで買う事にしていますから、欲しい本はまずレビューを読んでから購入するかどうかを決め(評価が低くても買う場合もたまにはありますが)、決まったら中古があるかを探して程度の良いモノを注文しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一言で表せば、「やや期待はずれ」。 上質の作品であるとは思います。 警察学校という場の設定のオリジナリティ、無駄のない描写と文体、 登場人物の輪郭の明確さや各々の持つ陰の部分の描き方、 連作一話ごとの緊迫感と納得のいくオチ、 ぎょっとさせられる最終盤 と挙げていくと文句のつけようがありません。 ただ、著者のこれまでの作品と比べると、 登場人物の置かれた境遇や、そこからもたらされる心理、 良心にさいなまれながらもやむにやまれず起こしてしまう行動 といったことに対する、一種の暖かさを伴った視線が乏しいように感じるのです。 その結果、読む方としては、 「我々の周辺でもこういうことがあるかもしれない」 「自分もこういう境遇に置かれたらこうしたかもしれない」 といった共感に近い感想を持つことができず、 「特殊な世界の変わった人たちの物語」 という印象を持つことになってしいます。 良い作品ですが、 世評ほどの傑作という訳ではなく、 著者の他の作品よりも優れているという訳でもないので、 少し厳しいかもしれませんが、星三つにしておきます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
長岡弘樹さんは以前に『傍聞き』を読んで、随分と薄っぺらい善を書く人だな、若いからしょうがないのかな、あら、そんなに若くないwと思ったのですが、こちらは薄っぺらい悪が描かれていました。警察官を志す若者たちなのに、ちょっとしたことで腹を立て、下手をしたら相手を殺してしまうかもしれないような傷害罪を簡単に犯してしまう人たちが次々と書かれていました。うわー、あり得ないと思いながらも、それなりにおもしろかった。ただ、気持ちが悪くなってくるので、次に読む本を選びますね。 あと、警察学校が本当にこういうところなのかと思ったという感想をいくつか読みましたが、警察というのは、ほかの業種と違って、嘘ばっかり書かれていても、決してクレームを入れません。クレームを入れることで、じゃあ、本当はこうなんだと内情がばれてしまうことが危険だからです。逆に、取材はいっさい受けてくれないので、正確に書くのは難しいそうです。だから、警察に関してはけっこう適当に書いているそうです。これは多くの作家さんが言っていることです。ですので、これを含めて警察を描いた小説を読むときは、あんまり真に受けない方がいいと思いますよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
帯に釣られて買いました。私のような人は多いと思う。 だが、帯と内容は一致していない。もちろん、帯の方が誇張されている。 帯によるハードルが上がっているため、どうしても評価は辛口にならざるを得ず、そこで損をしていると思う。 売上至上主義なんだろうけど、こういうことやってるとユーザーからいつかそっぽ向かれる事を売り手は分かって欲しい。 肝心の内容ですが、まあまあといったところ。 もうちょっと待って文庫で良かったかなあという程度。良くも悪くも平均点かなと思う。 とにかく、登場人物が陰湿すぎる。 仮にも警察学校に入って将来は警察官になろうと思っている人が、こんなに陰湿だろうか? そして警察学校でこんなに陰湿なイジメみたいなことが起こるのだろうかと思ってしまう。 読後感も本には求められる訳で、いくらミステリでもそこがダメな作品は自分にはちょっと減点対象です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
警察学校を舞台にするという目の付け所は面白い。私の友人の息子さんも最近、警察学校を卒業して、警察官になっているが、この小説の通りらしい。どこかの学校の体罰も真っ青の愛のムチでしごく教官もいるらしい。この理不尽な訓練や体罰が原因で、精神に異常をきたすものもいるとのこと。 さて、小説だが、ストーリー自体は、読んでいてワクワクするような面白さもなく、人間関係やその心理描写が粗雑でリアルさがない。読後の満足感もなかった。昨年度のミステリー部門のトップと評されるわりに、期待ハズレであった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前評判に促されて買ってしまいました。初めは良く書けているなあと思ったのですが、実は私、警察学校を経験しているので。 内容が極端過ぎたような気がします。それが小説なのかも? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
少しだけリアルを知る者には、??というところがあり、いまひとつでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
教官の人物像は大変面白いのに、どうも血の通った実在人物の感じが希薄のように思えた。この教官がなんといっても一番魅力的なので、もう少し血と肉を与えて欲しかった。この教官を主役にして、異なるジャンルのデイテクテイヴ物を書いて欲しいと思った。それもシリーズで。教え子の一人をワトソン博士或いはルイス役として登場させれば十分シリーズになるように思えた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
帯と内容の関連性については、全くないと言っても過言ではありません。 「悪徳教官」を強く連想させるものですが、基本的には 「強い警察官を、と願う教官」を描いたものだと感じました。 私は警察組織とは何ら関係のない身ですが、警察小説は大変好きでして、 縦社会の厳しさ、と言うのはある程度想像しています。 もちろんコレには悪癖もあると思いますが、それ以上に、組織としての強さが 犯罪に対しての強さでもあるのだと、大きな部分では納得しています。 で、あれば、警察、という縦社会になじませるため、適合させるため、また、 組織の一員として犯罪に対処するために、異様とも言える厳しいしごきは ある意味必要不可欠でもあるのでしょうし、そう言う部分をもう少し 描いて欲しかったかな、と言う気はします。 さて、 本書では、警察学校で起こるプチミステリを、寡黙な教官が暴き正していく、 ことがいくつかの章における柱になっており、その肉付け的に、 警察官を育てる、という部分の話が付随している、と言う印象を受けますので、 概ね、 「読み手が求めた内容と、微妙にベクトルの違う内容」 で有ることが、評価を下げているな、と思いました。 各章で語られる内容も、意図しているのかも知れませんが、 こうさらりと終わりにせず、もう少し描ききってから章を移して欲しかった。 等、多少の不満もあるにはあるのですが、主人公と言えるであろう教官の 態度や、言葉にはなかなか引きつけるものがあり、警察学校小説、警察小説 としては良好であろうと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
クセのあるキャラクターを好む人にとってはたまらなく面白い作品かと思う。 ただ、個人的には主として倫理観に関わる面で共感できない部分があり、読後も疑問もしくは不満を消化しきれずにいる。 わけても終盤に出てくる“現時点ではフィクションでも、事実のほうを後付けして伴わせれば結果的にフィクションではなくなる”という論法がどうにも釈然としない。それがある種の快挙として描かれているだけに。 学生やビジネスの世界でならばまだしも、こと警察界隈に関する限りこれはかなり危険な考え方ではなかろうか。所詮小説の中でのことだから問題ないとスルーすべき?いや、そもそも作中のある原則に照らしても厳密に言って禁じ手なはずだが……? 等々、随所で首を傾げつつ、結局作品世界に入り込めぬまま読了してしまったのが残念だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
30代、男です。 作品は切れ味鋭く、好きなテイストです。 横山秀夫さんが好きな人に良いかもしれません。 「鬼教官からの教え」的なノリですね。 作品の中身から離れることなんですが・・ 本は書店で買う楽しみもあります。 (もちろんAmazonさんでも買いますよ) 本屋さんが売りたい気持ちも分かりますけど、 帯やポップが年々どぎつい表現になってきて 作品を違う方向に持って行っているように 私には感じられます。 もちろん、読んで感じることはそれぞれなので どの方向が正しいとは言えませんけど、帯や ポップと作品との違和感は拭えませんでした。 結果、私の場合作品に残念な気持ちが 残ってしまいました。 例えていうと せっかく気に入って着ていた服を誰かに 「それちょっと変だよね」って言われて それ以来その服が着れなくなったような 感覚に似ています。 変なレビューですいません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
基本的に文庫本になってからしか小説本を購入しない私ですが、CMや帯の「すべてが伏線。一行も読み逃すな。」の言葉に魅かれて久々に単行本を購入しました。 2時間かからずに一気に読み上げられるほど読みやすく、警察学校独特の世界を描いた面白い作品でしたが、CMなどで期待していたほどのものは感じなかったので、正直期待外れかなと思います。 CMや帯に魅かれて購入を検討されるかと思いますが、機会があるのでしたら少し内容を確認してから買ってみた方がよいのかもしれません。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!