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私の大好きな探偵 仁木兄妹の事件簿
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私の大好きな探偵 仁木兄妹の事件簿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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迅速に届けていただきました。読むのが楽しみです。 | ||||
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仁木兄弟がを探偵役を詰める5編を収録。 中学生時代のエピソードもあれば、2人の子がいる悦子の活躍するエピソードもある。 5編のどれも水準を超える出来だが、その中でも、細かく巧妙な手がかりに着目して推理を組み立てる「灰色の手袋」と、いわゆる「日常の謎」に近い物語性豊かな「ただひとつの物語」がなかなか良かった。 | ||||
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昔 、この作家のほとんどを読みあさりましたが、書籍初収録作品が楽しみで購入しました。 さすがに、引き込まれ魅了されます。 特に、この兄妹のシリーズはサスペンスなのですが明るくて楽しく読め、人情味も見せてくれます。ちょっとした人生勉強にもなります。 もっともっと書き続けて頂きたかったですね。 | ||||
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「書籍初収録となる短編『みどりの香炉』」が収録されているというので購入してみたら、巻末の解説にも驚きが! 手術を受けるために国立身体障害者センター入所中の仁木悦子を江戸川乱歩が見舞いに行った際の「カメラ腕自慢」(「宝石」昭和34年1月号)なる写真とエッセイ(私は初めて見ました)が再録されてる! これだけでも税別560円の価値があるのでは・・・。 「仁木兄妹の事件簿なら、ひと通り読んだ」と思っておられる方や、今風のカバー絵に引き気味のベテラン推理小説ファンにも、「一見の価値はありますよ」とお奨めしたい。 | ||||
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仁木兄妹の活躍する短編ミステリー集。舞台は昭和初期。植物学を専攻しているおっとりした長身の兄と、好奇心旺盛で元気一杯の妹が推理解きに活躍する。彼らが中学生の時の話や、妹の悦子が結婚した後の話も含まれる。 現代の小説に多いサイコホラー要素がはいったようなドロドロした描写や陰惨な部分がなく、一応人は殺されるけどあくまでも爽やかな印象を残すとてもよい本だと思う。南米で大成功して帰国した資産家だの、2年間も海外旅行するのに家の管理を学生にまかせる大富豪とか、設定も時代を反映してて面白い。当時の値段が現代ならいくらぐらいなのかということも含め、簡単な解説が巻末に載ってるから便利。表紙も若い子が手に取りやすいポップなもので(実際、私でさえ表紙に惹かれた)、どんどん読者が増えてくれればと思う。 | ||||
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本屋をブラブラしていたら懐かしい名前に出会いました。仁木悦子さんの短編集です。ずっと以前に乱歩賞の『猫は知っていた』といくつかの短篇を読んだだけで、ほぼ忘れかけていた作家でした(心の片隅には、いつもあったのですが)。本書は、『猫は知っていた』に登場する仁木兄弟が活躍する短篇を新たに編んだもので、全部で5編の軽く読める作品です。トラウマを抱えた登場人物やサイコキラーばかりが出てくる最近の小説に辟易していたところだったので、なんだかほのぼのとした爽やかな展開に気分が軽くなりました。時代背景や小道具(携帯電話どころか電話のない家も多かった)から登場人物のしゃべり方まで、昭和のミステリーの香りがして、とても懐かしく感じました。この時代を知らない人には、なんだか不思議な世界に映るかもしれませんが、作者の人柄がにじみ出たほのぼのとした作風を今の多くの若者にも味わってもらいたいと思いました。すべての証拠は読者の目の前に、あるものは堂々とあるものはさりげなく置かれています。それらを丹念に読んでいき、仁木兄弟と推理競争をするのもいいかもしれません。最初の「緑の香炉」だけは中学生向けの雑誌に、残りのものは大人の雑誌に掲載されたものです。 | ||||
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仁木兄弟の活躍する短編集。 作家の恩田陸さんもエッセイで「社会派ミステリー全盛期の頃にあって子供が活躍し、かつ温かい物語は貴重な存在だった」と書いていました。 こういった作品が今の子供たちに親しまれやすい形で出版されたことを嬉しく思います。 是非、他の作家さんの作品も子供たちに受け継がせてください。 | ||||
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2012年1月 追記: 浅田真央エッセイ本の発売中止事態といい、水嶋ヒロのヤラセ大賞販売といい、 ポプラ社の地に落ちた企業倫理にはあきれかえるとしか言い様がない。 ★5つの評価、並びに下記のレビュー文章は本書発売当時のものであって、今の私はこんな好意的なレビューは絶対しない。 一言お断りしておく次第である。 *************** まず、ポプラ文庫クラシックの乱歩『少年探偵団』シリーズもそうだったように、今回も語句を改変していないのがいい(というか、これが当たり前なのだが)。出版界で正しいテキストの本に仕上がるかどうかはやはり良い監修者を起用するかどうかなのだろうか。 未刊作品を収録しているだけでなく、戸川安宣氏による巻末の解説が素晴らしくて作品リストまで収録。 カバーイラストがファンシーなのが私好みじゃないけれど、仁木兄妹ものだから一般的にはカラフルで見映えがいい。 本書は一応子供向けなのだろうが、大人の読者のほうがきっと喜んでいるに違いない。こういう良質な仕事がなされた本は後々必ず評価されるものだし、コアなミステリ好き以外の購買層にもきっと売れる。 「次に弊社で希望する本は?」とあり、人気はあるのに長年読む事が困難なジュブナイル(横溝正史・海野十三)をここで強くリクエストする。まずは本書同様のクオリテイーで、要望の多い「完全版横溝正史少年物全集」。山村正夫のリライトものは全く不要、語句改変・漢字の開きも全く不要、まえがきなどノーカットの純然たるオリジナル・テキストで、カバー・装画には必ずいまい鞠氏を。 ポプラ社のよくわかっている担当者殿、2010年にはきっと実現させて欲しい! | ||||
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