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氷の人形(アイス・ドール)



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氷の人形(アイス・ドール)の評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

この仕掛けはスッキリしなかった

物語の中心に居るのは、花岡綾子と三人の教え子。教え子は学生時代、大悪の岩場を殺害しようと計画したが、犯行目前で何者かに先を越される。

社会人になってから、花岡綾子と再会したが、その元夫妹尾を殺害することになるが、犯行目前でまたもや何者かに先を越される。

この2回の出来事をどのように物語の展開に絡ませるのかに注目していた。しかしながら、三人の目前で、というのは何らかの計画に盛り込まれたものではなく、単なる偶然として片付けられてしまったようだ。これに少々ガッカリ。

最後に、花岡綾子を氷の人形と例えているのも少々無理があると思います。

文章は惹きこまれるものがあり、ガンガン読み進められて痛快さはあるが、内容にはいまひとつ納得できませんでした。
氷の人形(アイス・ドール) (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書)Amazon書評・レビュー:氷の人形(アイス・ドール) (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書)より
4344009304
No.1:
(5pt)

暗躍する米秘密組織

半端なく面白い。3人の前に意味ありげに姿を見せる花園先生は、怪しい臭いがぷんぷんする。しかも、その背後には米軍事関連会社の影が見え隠れする。この会社は、米国の老朽化した兵器を秘密裏に廃棄処分しているだけではなく、人間をも廃棄処分するという恐ろしい組織だ。これらの間での、騙し合い、化かし合い、探り合いの過程が面白くて、引き込まれる。

本書は、全体の組み立てが非常に緻密で、密度の濃い社会派小説だ。

暗躍する花園先生は食わせ物だが、何と最後には「食う」のだ。

「食う」事の表面的・本質的意味は、本書を通読すれば分かる。

その姿は、想像するだけでもおぞましい。

最近出版されたハードカバー本の中では、特に面白い。

読み始めると、やめられなくなる事請け合いだ。
氷の人形(アイス・ドール) (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書)Amazon書評・レビュー:氷の人形(アイス・ドール) (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書)より
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