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夢魔
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夢魔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ミステリーの大御所、森村誠一氏の作品。2時間ドラマでは作者原作のドラマをいつも楽しんでいましたが、原作を読むのは初めて。正直かなり期待していたのですが、総評は5点中2点といったところ。設定はなかなか面白いのですが、期待していたほどストーリーの伸びもなく、描かれた世界が狭く、後味もよくありません。 森村さんの書き方の特徴なのでしょうか、1度言えば十分理解できることを3度、4度説明し直す癖があって、読んでいてくどい印象を受けます。特に登場人物の職業や生活に関する記述がやたら長く、説明的過ぎてストーリーがところどころとまってしまっていますし、内容も深まっていません。 また世代間のギャップなのかもしれませんが、女子大生の風俗化やホステスの仕事について、やや偏見的な書き方が目立ち、これではまるで小説ではなく評論です。作者は小説ではなく、評論の方を書きたかったのか?と思わせるほどです。主人公の3人は、大学を卒業して社会人1年生になったばかりで、ちょうど私と同世代ですが、この本に書かれた23歳の女性と、現実の23歳の女性とはあまりにかけ離れています。確かに風俗やクラブでお金を稼ぐ女性もいるでしょうが、その人たちは全体から見ればごく少数派のはずで、作者のまずいところは、その少数派の人たちをさも同世代の大多数であるかのように誇張して書いているところです。これを書いた作者が、テレビの報道や週刊誌といったごく狭くて歪められた視点から若者を見ているような印象が否めません。ドラマを楽しんでいただけに、原作がこのようなものだとは…正直がっかりしました… | ||||
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