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(短編集)
嗤う伊右衛門
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嗤う伊右衛門の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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何も感じなかった。 | ||||
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久しぶりの京極夏彦氏の作品を読了。今まで読んだのとは違い、江戸を舞台にした、それも、四ッ谷のお岩さん関係の、旦那であった伊右衛門との悲しくお話しです。四谷怪談のようなホラーではなく、時代劇版の殺人ミステリーって感じですかね。 | ||||
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内容が少しおどろおどろしかったです。四谷怪談が元になっていることを知らずに読み始めたのでそう思ったのかもしれません。しかし伊右衛門とお岩の夫婦喧嘩のような場面ではなるほどなと思わせる会話がありました。全体としては人間の業みたいなものがストレートに描かれているなと言う印象でした。 | ||||
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世に言う「四谷怪談」には様々な異本が存在するが、それらを読み込んだ上で、一般に知られる「四谷怪談」をある意味脱構築した結果生み出されたのがこの「嗤う伊右衛門」である。従って、この作品を意味あるものにしているのはその民俗学的文献考証という知的営為であって、このような手法を用いて作品を生み出す作家は、私の知る限り京極夏彦が戦後初めてであると思う。 さて、これを小説として読む場合やはり幾つか問題点があるといわざるおえない。例えば、その余りにも微に入り細を穿った作りが、作品から一種の即興性を奪い、読者がスムーズに登場人物の世界に感情移入するのを妨げる。つまり、本人が自らを職人であると認めるように、彼の作品は本人の生活体験や感覚から乖離した場所で組み立てられた一種の工芸品であり、その感はこの作品で特に顕著だ。これを弱点と呼んでよいかどうかは分からない。しかし、お岩や伊右衛門をはじめとするこの作品の登場人物が、京極本人の実感覚を離れ、頭で考えだされたものであるような感覚を拭い去ることが私にはどうしても出来ないのだ。 | ||||
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話はおもしろいし、文章も素晴らしいが、愛の物語としては登場人物の思考が複雑すぎてスッキリしないような気がする。鶴屋南北のオリジナルはもっと面白いぞ! などと野暮なことをいうのはどうかとも思うが、あえて書いておきます。 | ||||
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