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(短編集)

東西南北殺人事件



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東西南北殺人事件の評価: 3.17/5点 レビュー 6件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.17pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

著者の悪さが露呈している作品。

著者は確かに人気の作家です。
だけれども、あるシリーズでその年代にはそぐわなさ過ぎる
主人公の純真さを台無しにすることをやってのけたので
それ以来、どうしても拒絶反応が出てしまいます。
(もちろん、それを匂わせない作品もあり、それは読むに値します)

この作品も、その悪さが残念ながら露呈しているのと
凹凸コンビの掛け合いがうまく文中で機能しないために
ギクシャクしたものになってしまい、
読むのに非常に苦労させられるものになってしまいました。

救いなのは愚者のきわみである大貫警部の
相方である井上がかろうじて良心を保っていることでしょうか。
ただし、この井上も何というか不幸の虫につかれているんですよね。
特に女性には何度も苦しめられます。

大貫警部の暴走があまりにも過ぎてしまったがために
真相部分は面白いものの
読者をしらけさせる結果となってしまいました。
色香の使い方が正直著者はあまりうまくないんですよね。
使わないほうがずっといい作品になるように思います。
東西南北殺人事件 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:東西南北殺人事件 (講談社ノベルス)より
4061810057
No.1:
(2pt)

何故、この設定を ?

赤川氏は多彩なシリーズを持っている事は周知の通りで、それぞれのシリーズに趣向が凝らされているが、本シリーズだけは大きな疑問符が付く。

誰が見ても、J.ポーター女史「ドーヴァー警部」シリーズの頂きだろう。「大貫=ドーヴァー」、「井上=マクレガー」で何の捻りもない。それに、中年男の欠点・嫌らしさを皮肉タップリに描く点では、ポーター女史の方が遥かに上である。また、こうした設定では主人公は名探偵ではあってはならず、その点ポーター女史は一作々々工夫を凝らしているのだが、大貫は解決部分でいきなり名探偵に変身してしまうのである。

オリジナリティも無ければ、工夫もない。赤川氏がこうしたシリーズを創った事自身が一番のミステリだろう。
東西南北殺人事件 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:東西南北殺人事件 (講談社ノベルス)より
4061810057

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