(短編集)
東西南北殺人事件
- 大貫警部 (8)
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著者は確かに人気の作家です。 だけれども、あるシリーズでその年代にはそぐわなさ過ぎる 主人公の純真さを台無しにすることをやってのけたので それ以来、どうしても拒絶反応が出てしまいます。 (もちろん、それを匂わせない作品もあり、それは読むに値します) この作品も、その悪さが残念ながら露呈しているのと 凹凸コンビの掛け合いがうまく文中で機能しないために ギクシャクしたものになってしまい、 読むのに非常に苦労させられるものになってしまいました。 救いなのは愚者のきわみである大貫警部の 相方である井上がかろうじて良心を保っていることでしょうか。 ただし、この井上も何というか不幸の虫につかれているんですよね。 特に女性には何度も苦しめられます。 大貫警部の暴走があまりにも過ぎてしまったがために 真相部分は面白いものの 読者をしらけさせる結果となってしまいました。 色香の使い方が正直著者はあまりうまくないんですよね。 使わないほうがずっといい作品になるように思います。 | ||||
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傍若無人な警官を主人公とした大貫警部シリーズの第一作。 このころは、まだタイトルが四字熟語で統一されていなかった。 典型的殺人事件…おばさんのヒステリーにしどろもどろになる大貫。もっと後の作品なら「うるさい!黙れ!」と怒鳴り返していただろう。また上司に密告されてもどこ吹く風だったはず。この頃は設定が固まってなかったのねー。 迷宮入り殺人事件…あー、この女子大生をヒロインとしてレギュラー入りさせる予定でもあったんだろーなー。結局この回のみの登場。 本人殺人事件…27歳の女スリって「びっくりするほど若い」かなあ? まあ、この頃はまだ投げっぱなしも少なかったと思わせる。これから酷くなるんだ…。 | ||||
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警察官の大貫と井上の二人組。 いいかげんな先輩と,生真面目な新人。 生真面目とはいうものの,警察官にしては,ざっくばらんなところもある。 本当に、ただ生真面目なだけではやっていけないことが推測できる。 女性の登場するのは,被害者や犯罪者やその関係者だけなのがちょっと寂しい。 そのあたりが,三毛猫ホームズシリーズよりも人気がいまいちのところかも。 赤川次郎作品は,透明感のある女性の主人公が必須かも。 それでも楽しさは、大満足。 栗本薫が解説を書いているので星6つにしたいが,指定できないのが残念。 ps. 赤川次郎を読むようになったのは,栗本薫が赤川次郎の作品の解説を書いているのを見てからです。 栗本薫が好敵手として意識しているのを知ってから,全作品読破しようと思いました。 | ||||
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大貫警部シリーズの1冊目だそうです。 『典型的殺人事件』 『迷宮入り殺人事件』 『本人殺人事件』 『東西南北殺人事件』 といった短編が4話収録されています。 このシリーズを読むのは2冊目ですが、 大貫警部がほんとに鬱陶しいです。 思いつきでしゃべって変な方向へ話を進めていきますし、 事件が進展すると 「予想通り」「わかっていた」 というふうなことを口にしたり。 結果的には事件は解決していますが、 名警部なのか迷警部なのかよくわかりません。 わざとこの様な設定にしているのはわかりますが、 ガサツで自分勝手な主人公というのは好きになれませんね・・・。 個人的には『迷宮入り殺人事件』は好きな方ですが、 それ以外は特に面白いとは思いませんでした。 (『迷宮入り殺人事件』は 20年前の殺人事件を再捜査し、 真実を突き止めていく話です) 文章は読みやすくあっさり読めるので、 暇つぶしには良い本だと思います。 本全体の評価としては星3つです。 | ||||
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赤川氏は多彩なシリーズを持っている事は周知の通りで、それぞれのシリーズに趣向が凝らされているが、本シリーズだけは大きな疑問符が付く。 誰が見ても、J.ポーター女史「ドーヴァー警部」シリーズの頂きだろう。「大貫=ドーヴァー」、「井上=マクレガー」で何の捻りもない。それに、中年男の欠点・嫌らしさを皮肉タップリに描く点では、ポーター女史の方が遥かに上である。また、こうした設定では主人公は名探偵ではあってはならず、その点ポーター女史は一作々々工夫を凝らしているのだが、大貫は解決部分でいきなり名探偵に変身してしまうのである。 オリジナリティも無ければ、工夫もない。赤川氏がこうしたシリーズを創った事自身が一番のミステリだろう。 | ||||
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