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“文学少女”と神に臨む作家(ロマンシエ)



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“文学少女”と神に臨む作家(ロマンシエ)の評価: 4.19/5点 レビュー 58件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全45件 21~40 2/3ページ
No.25:
(5pt)

救いのある結末

上巻も含め中盤までの暗い流れを、遠子顔負けの"想像"で心葉がまとめきった。暗鬱な展開のまま終わる可能性も考えていただけに、救いの多いラストで良かったとは思う。
 シリーズのほとんどを、遠子が狂言回しとして動いていたけれど、「神に臨む作家」だけは、心葉を見えない部分だけで支え続けたななせが、その役回りを果たしていたと言えるのではないだろうか。彼女がもう一つの選択肢を与えることがなければ、心葉は最後まで決断をしないで終わったかもしれない。
 エピローグでは、シリーズの随所で張られてきた伏線が綺麗に回収されている。今回、ある意味でハッピーエンドになった結果、割を食った人も何人かいると思うので、彼らにも幸せなストーリーが訪れることを祈りたい。まあしかし、選ばれた、もしくは選んだ人間は、紆余曲折を経たとしても、最終的に行き着くべきところに行き着く、ということか。
“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)Amazon書評・レビュー:“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)より
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No.24:
(4pt)

怪談的ハッピーエンド

この終わり方はある意味『牡丹灯籠』的要素を持っていると思います。『牡丹灯籠』も見方によっては色んな解釈が出来ます。一見死霊にとり殺された怪談に思われがちですが、死霊に成り果てたとは言え愛してい女の愛を受け入れあの世で結ばれたハッピーエンドとも言えます。(実際ハッピーエンド解釈版のものを見た事があります。)

当初、『文学少女』こと遠子を文字通り妖怪でこの世の存在ではないと思っていました。それは父親たる文陽によって、その血と性(さが)の存在がつまびらかになったことによって覆されます。つまり『文学少女』こと遠子も肉体を持ってこの社会に生活する純然たるこの世の存在だったのです。

文陽はその性(さが)によって周りの人間を決して幸福とは呼べない状況にはからずも陥れてしまっていく。そして遠子自身も心葉を思いやりつつもその性(さが)に自由ではいられない以上(自身も言及している)、文陽と同じ陥穽に陥る可能性は0ではない。しかしその先に待ち受けている(かもしれない)苦難がイコール不幸とも言えない。文陽の場合はほぼイコールになってしまいましたが。

つまり、このハッピーエンドは何気に非常に深く重いハッピーエンドとも言えるのではないでしょうか。少なくともこの二人の未来にはめでたしめでたしだけでは済まされない何かが待ち受けている事は想像に難くありません。
“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)Amazon書評・レビュー:“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)より
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No.23:
(4pt)

読者を裏切らない文学少女シリーズ、卒業編

『“文学少女”と神に臨む作家 上』です。
ついに文学少女シリーズも最終話ですが、上下巻となっています。上巻は完全にヒキなので、上下揃えてから一気に読んだ方が良いと思います。

今までは、心葉の周囲の人物に起こった事件を、文学少女たる遠子先輩が推理ならぬ「想像」で解決してきましたが、今回は遠子先輩が渦中の当事者。

作家、というものについてが、もう一つのテーマです。
作家とは、『狭き門』をくぐる孤高の存在。そして作家と読者との関係。ネタバレになるため多くは語れませんが、なかなか考えさせられます。

流人くんがキレまくっていて、すごいです。
琴吹さんの部屋に訪れた時の場面が、とてつもなくあまあまで良かったです。シリーズを通してツンデレだった琴吹さんの、デレの収穫ともいうべきでしょう。

上下巻の上としては、あくまでもヒキなので★4としておきます。
“文学少女”と神に臨む作家 上 (ファミ通文庫)Amazon書評・レビュー:“文学少女”と神に臨む作家 上 (ファミ通文庫)より
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No.22:
(5pt)

シリーズ全作で1つの「絵画」を作った名作

"文学少女"こと天野遠子と,"ベストセラーを生み出した事で精神的致命傷を負った作家"の井上言葉の「ボーイ・ミーツ・ガール」の最終巻。各巻ごとにレビューを書くとネタバレになるので最終話で。
「ボーイ・ミーツ・ガール」は,ライトノベルの定番ともいえるジャンル。しかし,このシリーズは少しどころか大幅に違う。普通は,「偶然会いました」なのだが,妖怪ヒロイン(?)の遠子先輩は言葉君を「作品をとおして」知っている。ここで2人は出会い,言葉君の「作品」が強い絆を生み出している。これは,とても珍しい例ではないだろうか。
他にも,言葉君が好きなんだけど素直に表せない,けど行間やちょっとした仕草で言葉君への想いが伝わってくる魅力的な同級生の琴吹さんをはじめとして,ひと癖もふた癖もある人々がおりなす物語が各巻にあふれている。
文体は,読みにくい部分,引用部分,独り言・思考部分等があり,ブロックを組み合わせたような作品ともいえる。しかし,なぜか放り出す気にならない不思議な魅力を持っている。そう,お気に入りの紅茶をゆっくりと口に運びながら1ページずつ楽しむ。私の読み方は,そんな感じだった。
各巻は,絵の一部分で全体を読み終えると絵画ができあがっている。後味のとてもよい作品であった。各巻での伏線や言葉の端々は,最終巻で「文字通り」完成する絵画の一筆とも言って良いだろう。

イラストは,苦戦しただろうが物語に溶け込んでいる。この作品の透明度や登場人物たちを描き出すのは,きっと作者・編集者と何度も話し合いプロットを何度も読みかえし,その結果はイラストが作品により魅力を与えている。

星5つの評価であるが,まず1冊目を読んでほしい。そして,あなたが登場人物達と一緒に生きていけるという感覚をもてたら,遠子先輩と共に"味わって"読んでほしい。そして,最後の文字を読み終えてできた絵画をどう評価するか,それはあなた自身を映し出す鏡なのかもしれない。

p.s.
遠子先輩,常に「ぺったんこの胸」と表現されているが,最終巻の最後にあるアフターストーリーで少しは主張できる位になったのだろうか。実は,すごい気になったのがここだったりするのは私だけ?(笑)。
“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)Amazon書評・レビュー:“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)より
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No.21:
(5pt)

ラストのラストは各自想像

今までのシリーズで張り巡らせてきた伏線が綺麗に解決されていきます。意外な事実に先を急ぐ心を押しとどめ、しっかりしたエピローグですっきりしました。8冊目ですが1冊目から変わらない充実した内容と、成長したキャラクタ達が素敵です。
“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)Amazon書評・レビュー:“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)より
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No.20:
(4pt)

直球勝負の最終エピソード開始

最初から本筋です。これまで周囲の事にちょっかい出して進まなかった作品ですが、これは直球勝負です。主人公の心の葛藤がとても気になりますが、タイトル通り上巻であり感極まった状態で次巻へ続くとなってしまいます。2巻に渡る長編ですが脱線無しのため頭の中は話の整理が大変です。なのでここで一呼吸して後半に備えたいと思います。
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No.19:
(5pt)

いいです

この作品は読み終わったときの感じが言いようもないほどいいです。
胸がスッとします。
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No.18:
(5pt)

いい最終回だった

近頃泣ける小説がなかなか無かったのでとても良かった。これは泣ける。伏線も回収されてすっきりできた。元ねたになってる小説(狭き門 (新潮文庫))も読んでみようと思った。
ラノベに分類されてて読者層が限られているのがもったいない。
“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)Amazon書評・レビュー:“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)より
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No.17:
(5pt)

オチにこの伏線を使うとは想定外でした

おかげさまで最後まで楽しめました。ありがとうございます。
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No.16:
(4pt)

ソフトランディング?

正直、こういう結末になるのかなァ・・という予感はあった。

ヒロインが露と消えるなんて王道ラノベのファンタジーは
この作品に相応しくない。

ハッピーエンディング。そういう意味では軟着陸なのかな。

但し、心葉が全く違う『遠子の物語』を書いたのは予想外。
切羽詰って書いたのではなく、自発的に物語を生み出した
のは結構感動的であった。

それにしてもエピローグ・・『G線』かよ!と思わずツッコミを
入れたくなった(笑)

特別編での伏線を妹や黒崎で回収するのもチョット・・酷い。
だから☆☆☆☆
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No.15:
(5pt)

涙が搾り出される

心に響くという言葉が、一番しっくりする。それが読み終わった感想。
幾度も幾度も語られる「狭き門」の話は、最後まで物語の本筋として描かれました。
引用が多く、それがまた作中の登場人物を重ね合わせながら語られるので、
さっと読んだだけでは混乱することこの上ないですが、しっかり読めばまとまっていると思います。
読者が気になっているであろう二つのこと・・・
・井上ミウは2作目を書くのか?
・心葉は結局どっちとくっ付くのか?
ネタバレなので詳しくは書きませんが、ハッピーエンドとだけは言っておきましょう。
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No.14:
(4pt)

“まるで美しい福音に、耳をすますように。”

私は正直、この「下」を読んでショックを受けています。もちろんこのシリーズが大好きですが…。「不満を持つ人もいる」と思うような内容かも。この本の最後の終わり方は良いんですが、心葉くん、寄り道し過ぎじゃないか?今までは何だったの?言葉は本気だった?嘘をついてた訳ではないんだろうけど今までは何だったの?って感じがした。ある意味で、騙されたよ。その辺はもっとストレートに書いて欲しかった気が…。ななせについて微妙な複雑さが残りました。ある意味、人の人生は「キレイ事」ばかりじゃないので、そういった意味ではリアルです。文章もいつもながらに素晴らしく、伏線は見事です。過去の言葉やタイトルをここまで繋げるのは本当に素晴らしいと思います。けれど私のなかでは綺麗な部分のままであって欲しいものがあり、ちょっと辛かった…。ななせが可哀想だなって思うシーンもあるし、「上」で語った遠子先輩のあたたかな家族像があんな形で裏切りの話となり辛かったです。可哀想で…。物語を書く上で仕方のない事だとは思いますが…最後くらいはもっと幸せな話を期待してました。あとちょっと心葉の好感度が下がりました…それから竹岡美穂さんの文学少女の画集が出るそうです!楽しみですね!最後に野村先生こんな読者でゴメンナサイ…。短編集楽しみにしてます。
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No.13:
(5pt)

「お母さんの、ごはんが食べたい…。」

今回はついに、遠子先輩のお母さんと、お父さんについて書いてあります。

遠子先輩の過去は切ないです…。風邪で倒れたとき、お見舞いに来てくれた心葉くんに、遠子先輩が言う言葉も…。

それから、ななせが亡くなった親友の事を思い出す場面で、「一緒にチョコを食べてくれたの…」という所があります。
亡くなったキャラが、思い出として、何度か出てくるのも良いと思いました。前回の「月花を孕く水妖」も蛍について書いていましたよね。小説の中で死んだキャラは、そのまま出てこなくなる事が多いけれど、ちゃんとこの小説の登場人物たちは、彼らを思い出しています。胸にくすぶる痛みと、たいせつな思い出と共に…。しっかりとキャラクター達の心を描き出しているのが伝わります。

今回は「上・下」で繋がっているので、上を読んだら気になってすぐに下が読みたくなると思いますので、2つとも揃えてから読むのがいいと思います!とても引き込まれる展開でした。
“文学少女”と神に臨む作家 上 (ファミ通文庫)Amazon書評・レビュー:“文学少女”と神に臨む作家 上 (ファミ通文庫)より
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No.12:
(5pt)

天野遠子は永遠のオレの先輩。

感無量です。

野村美月先生は、ものすごくきれいに
「いまを生きるすべての人たち」を救ってくれました。

上巻を読んだときはもう心配で心配で、
遠子先輩が本を食べるのは家庭の事情による精神疾患なのではないか、
おばさんから否定され続けたため自己を評価することができず、
自分の物語(生きる意味)を持つことができない存在で、
その代償行為として他人の物語を体に取り込んでいるのではないか、
とまで思ってましたが、
少なくともそういう展開ではなかったです(笑)。

もっと強く、やさしく、愛に満ちた物語がここにはありました。

天野遠子は永遠のオレの先輩。−−忘れません。
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No.11:
(5pt)

圧倒され、感動した。

幾重にも重層に紡がれた物語「文学少女」の根底が明らかになる本作。

上巻を読んで違和感を感じても大丈夫です。

毎度のことながら、終盤にてすべては反転します(笑)

余計な言葉は蛇足です。

圧倒されました。

感動しました。

本シリーズに出逢えたことを感謝します。
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No.10:
(5pt)

最高に胸が跳ねる

こんな小説は初めてでした。今までで一番ハマり感動してすっきりする小説です。全く先が想像できずに胸がどきどきしました。全てが巧く上手くまとまって非常に読みやすかったです。何度も胸を締め付けられ熱くして切なさを味わい感動して涙を流しました。期待以上の物ができあがっています、最高です。非常に切なくて甘くて悲しくて楽しくて色んな感情を味わえます。大好きです!!!!!!!!
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No.9:
(5pt)

すごいっ

外伝の“文学少女”と月花を孕く水妖と、神に臨む作家 上 を読んでから、私なりにどういうことなのか?
と推理していたんですが、私が想像していた答えとはぜんぜん違ったので、びっくりしました
しかもその答えはすごくなんていうか・・・言葉ではうまく説明できないんですけど、
あえていうなら、「納得」でしょうか。思わず「あぁ〜そういうことか!!」と
言ってしまったほどですww謎をここまで、綺麗にまとめることができるのか!?と思いましたねww
これほどオススメな本はめったにないと思います!!!!
読んでみる価値ありです!!

次は短編集だそうです!あと、挿絵の竹岡美穂さんの画集が出るそうです!!
今まで、4ヶ月おきに出版されているので今度は12月ぐらいに発売だと思いますww
すごく楽しみですね!!!
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No.8:
(5pt)

遠子の願い、ななせの想い、心葉の決意

《文学少女》シリーズでは毎回、心葉による一人称の語りの合間に
作中人物の独白(手記)に当たる、太字の記述が挿入されます。

――過去のトラウマのため、現実から逃避しがちで、いわゆる〈信用できない語り手〉の傾向もある
   心葉の「語り」と、誰が何の目的で表しているかが最初は伏せられている太字の記述の「騙り」――。

これまで、そうした語り/騙りの二重構造によって読者を誤誘導し、意外性を演出していく手法が用いられ
てきたわけですが、シリーズ本編の最終巻である本作においても、当然その仕掛けは用意されています。

今回は

   「天野結衣(遠子の母)が、親友である櫻井叶子(流人の母)に宛てた手紙」

という体裁の記述が挿入されていますが、なぜこの形が選ばれたのか、
その真意が分かると納得、そして感動!!

なんというか、行間には、文面以上に切実で、懸命な想いが
溢れていたのかと想像すると、こちらまで胸が熱くなります。

また、本作では、謎のままだった『水妖』の未来の場面についての「回答」も示されています。
これまた納得、そして微笑w

かねてからの懸案だった遠子・ななせ・心葉の三角関係問題に、きっちり結論が出されます。

残念ながら、シリーズ本編はこれにて完結ですが、短編集と外伝がでる、とのこと。
遠子先輩が、今度はどんな表情を見せながら文学を素敵に語ってくれるのか、今から楽しみです。
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No.7:
(5pt)

伏線回収の上手さに舌を巻いた

ついに文学少女シリーズの完結編です。外伝や短編集は出るようですが。

1巻からずっと野村さんの伏線回収の上手さに驚き、してやられたと思ってきましたが、この巻の最後は自分がどれだけこの著者を甘く見ていたかがわかってくるものでした。

このシリーズは明らかに数週じゃ読み足りない、覚えるくらい本を読まないとすべての裏がわからない、それほどに読み応えのある本だと私は思います。また、このシリーズに出てくるネタ本も読むべきだとは思っていますが、私は生憎ほとんど読んでいません…

また、竹岡さんの絵もとても綺麗でそれがこの本をさらに好きにさせてくれます。表紙も、巻頭も、挿絵も見事に話の雰囲気と合っていて、絵のためだけにも買う価値があると思います。

実は私は1巻は半分表紙買いでした、そしてこの巻もシリーズだから買ったというのではなく絵買いできるレベルでしょう。

なんだか、この本のレビューじゃなくてシリーズのレビューになってしまった気がします…
最後に、迷っているのであればとりあえず1巻だけでも読んでください。
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No.6:
(5pt)

親愛なる文学少女へ、ありったけの感謝と愛情を込めて。

本編最終巻。本編は終わりましたが、あとがきによると別の機会でこの物語の世界に触れることができるみたいです。

 多くの謎がありましたが、全て解かれます。上巻のもそうですが『〜月花を孕く水妖』のあの場面のことも全て納得しうるものでした。いや、かなり驚かされましたが。
 上巻が暗く重いものだったのに対し、下巻のこの結末はすごく微笑ましい。賛否両論でしょうが私すごくよかったと思います。是非、この物語の結末を見届けてください。

 読み終わったら最初からまた読み直したくなってきた……

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