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“文学少女”と神に臨む作家(ロマンシエ)
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“文学少女”と神に臨む作家(ロマンシエ)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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ずっと好きな作品でした。 小学生のころ、表紙のきれいなお姉さんに一目惚れして読み始めた懐かしい思い出があります。 大人になってからも、遠子先輩の長台詞での蘊蓄と、心葉くんの三題咄のお味に一喜一憂する姿にほんわかしたりくすりときたりしていました。 特にシリーズ中でも一番といえるほど好きなシーンが、(あくまで遠子先輩の手紙という形ではありますが)遠子先輩のお母さんの結衣さんと叶子さんの学生時代のエピソードです。恋物語のように一目惚れした同級生と仲良くなろうと必死にがんばったり、ほんの少しの出来事にどきどきするとってもかわいい結衣さんと、冷たくあしらっているように見えて結衣さんを誰よりも強く深く愛していた叶子さん。 この二人のきらきらした過去の幸せが、とてもとても好きでした。 そのせいもあって、私は文陽さんがあまり好きにはなれませんでした。結衣さんと結婚しながら、叶子さんと子供ができるようなことをしてしまったところが、どうしても理解できませんでした。 叶子さんと文陽さんの間にも、強い結びつきがあったのは分かります。 でもそれは、男女という形で現れてほしくはなかったです。 平凡な夫妻の幸福を作家の小説の為に擲つ文陽さんは、良い編集者だったとしても、最低の夫だと思います。私はどうにも結衣さんが可哀相でした。 裏切られるために結衣さんというキャラが作られたようで、悲しくて堪らなかったです。 同じように、ななせちゃんも不憫でなりませんでした。 巡礼者では憎まれ役を買って出て、作家では心葉くんの逃げ場になろうとしたななせちゃん。不器用でまっすぐで大好きです。 心葉くんに名前で呼んでもらうのが夢だったななせちゃん。彼女を心葉くんが名前で呼んだのは、ななせちゃんではなく遠子先輩を選んだ瞬間だったのが、悲しくてリアルに泣いてしまいました。 美羽ちゃんを崇拝と言える程好きだった心葉くんに片思いして、奇跡のようにお付き合いができたと思ったら、他の女性の愛のために別れる……不憫すぎます。 一番悔しいのは、心葉くんはそれを、ある種肯定してしまっていることです。そのどうしようもない衝動が愛だと、正当化してしまっているように見えました。 でも、心葉くんはななせちゃんをふった以上、ある意味では加害者側です。なのにこれでいいのだと云わんばかり遠子先輩にいくのは違うと思います。愛のせいにせず、心葉くんとしてななせちゃんへの裏切り(というと強い気もしますが)を自覚して欲しかったです。ななせちゃんをふった挙げ句ななせちゃんに汚れ役を押し付けているように見えました。 ななせちゃんは前述の通り、「女って恐い」と言われるような役回りを結構させられています。対して遠子先輩は、まるでヒロインとしてあつらえたかのように心がきれいな描写ばかりで、女としての嫉妬とか欲望とかは全く描写されません。(やきもちとか、悪口もかわいらしくコミカルな描写)そういうところを見て遠子先輩を選ぶ心葉くんは、美羽ちゃんを天使として見ていた頃と変わりないように見えます。遠子先輩との道を選ぶのなら、ななせちゃんと付き合ったのは遠子先輩を選ぶためのお膳立てということになってしまいます。好きなキャラをだしにされたようで悲しかったです。 総じて言えるのは、一言で言えない特別な関係性のために、結衣さんやななせちゃんが用意され、裏切られたように読めてしまい、モヤモヤしてしまったということです。 | ||||
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〈注:上下巻を読んでの感想です〉 シリーズの第一部(?)本編の最終巻(?)ですが、この巻は読んでみてとても気持ちが悪かったです。 作家さんには、まずストーリーを考えてそこに登場人物を当て嵌めていくタイプと、登場人物と出来事を考えてストーリーを作っていくタイプとがいますが、この作家さんは前者なのだと思います。 ストーリーの構成は、ライトノベルにしてはしっかりしていると思うのですが、登場人物の言動に「え?」と違和感を感じる事はシリーズのこれまでにもありました。 この巻では特にそれが酷いです。 とにかく主要登場人物のほとんどが自分の事しか考えておらず、他者に対して想像力がなさすぎます。 親は子どもの事を考えていないし、恋人の事を想わないし、友人の事をお構いなしの言動を取っています。 個人的には特に、自分が子どもに与える影響を全く想像しない親、が読んでいて辛かったです。 作者は女性のはず…という点がなおさら心にざっくりきました。 しかもそんな自己中な言動をした人達が概ねハッピーエンドになり、人の為に行動した人達は悲しい思いをした――という印象を受けます。 未読の方は読まないままの方が、このシリーズを好きでいられるのではないかと思います。 私も出来るならこの巻を読んだ記憶を消して、表紙だけ眺めて「この三つ編みの人綺麗だなあ、優しそうだな」と思っていたいです。 (竹岡美穂さんのイラストはとても好きなので) | ||||
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シリーズの第一部(?)本編の最終巻(?)ですが、この巻は読んでみてとても気持ちが悪かったです。 作家さんには、まずストーリーを考えてそこに登場人物を当て嵌めていくタイプと、登場人物と出来事を考えてストーリーを作っていくタイプとがいますが、この作家さんは前者なのだと思います。 ストーリーの構成は、ライトノベルにしてはしっかりしていると思うのですが、登場人物の言動に「え?」と違和感を感じる事はシリーズのこれまでにもありました。 この巻では特にそれが酷いです。 とにかく主要登場人物のほとんどが自分の事しか考えておらず、他者に対して想像力がなさすぎます。 親は子どもの事を考えていないし、恋人の事を想わないし、友人の事をお構いなしの言動を取っています。 個人的には特に、自分が子どもに与える影響を全く想像しない親、が読んでいて辛かったです。 作者は女性のはず…という点がなおさら心にざっくりきました。 しかもそんな自己中な言動をした人達が概ねハッピーエンドになり、人の為に行動した人達は悲しい思いをした――という印象を受けます。 未読の方は読まないままの方が、このシリーズを好きでいられるのではないかと思います。 私も出来るならこの巻を読んだ記憶を消して、表紙だけ眺めて「この三つ編みの人綺麗だなあ、優しそうだな」と思っていたいです。 (竹岡美穂さんのイラストはとても好きなので) | ||||
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考えに偏りがあるため全ての人の参考にはなりません 他の人も書いているので敢えて良い所は書きません しかし私も最後まで読んだ身として確かに『文学少女』が好きでした 上巻までなら★5をつけます だからこそあの終わり方にはとてもショックを受けました これは恋愛部分の話のみの事ですが泣くのは琴吹さんです 僕が★1にした理由はそれだけです 評価の内容が恋愛部分に関する事だけなのでそれ以外の内容や構成についての事は他の人のレビューを参考にしてください | ||||
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ななせがいなければ2巻以降は読まなかったであろう私にとっては、最低最悪の結末でした。 | ||||
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前の巻まで → なるほど、メインとはくっつかずにサブヒロインと付き合って終わるんだな、さすが文学的じゃないか。 最終巻 → 「だけど私、あなたと付き合えて幸せだったわ」 なん・・・だと・・・? なんなんでしょうね、文学って。長引かせるために グチャグチャ と動かすだけ動かしまくっておいて結局は強引に表紙キャラとくっつける・・・文学的すぎるんでしょうか?私には理解できません 最後まで我慢して読んでみましたが、結局、自称読書家 をターゲットにした三流ラノベでした | ||||
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正直がっかり。 最終巻でここまで堕ちる作品も珍しいね。 心葉は自分勝手すぎないかな。 道化になるとか格好付けたこと言ってるんなら自分の感情を捨てて、ななせと付き合えばよかったんじゃないかと思う。 自分は同じような経験をしたことがあるけど小さい頃からの幼なじみに告白されて、好きな人への気持ちは諦めた。 もう少し周りの人間のことを考えてほしい。人間失格だね。 | ||||
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