“文学少女”と穢名の天使(アンジュ)
- “文学少女”シリーズ (15)
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全1件 1~1 1/1ページ
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文学少女シリーズ第4作のテキストはガストン・ルルーの「オペラ座の怪人」!「金田一少年」で何度も取り上げられてきただけに原作はいまだ未読も(映画は観ましたが)やっと知ってる話がでてきて、ファントムの哀愁もうまく混じりあって良かったですね。そして、ついにここにきてツンデレの琴吹さんメインの話で、心葉と急接近!パンツのくだりも笑えました(笑)1作目から琴吹さんのことは気に入っていたので彼女には頑張って欲しいですね! | ||||
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話のテンポがとても良く、さらりと読み進められる割にはお話はとても濃厚で非常にビターな味わいに感じました…文章の言い回しは普通の感じなのに、言葉のひとつひとつが突き刺さるようで、とても不思議な読後感でした。シリアスな場面も日常の場面も同じ速さで、すごいスピードで読み進めてしまいました。だからつらいのかもしれません。あと、ちょっとだけグロテスクな描写があるところも人によってはつらいかもしれません。 今回の本でもある「オペラ座の怪人」を読んだりストーリーや登場人物を理解しないと、物語をよりよく理解できなさそうです。わたしはあまりよくわからなかったので、再度読みたいと思いました。心が元気なときに。 心が落ち込んでいるときは読まないでくださいね! 疲れているときは透明感のある口絵イラストを見るのがとても良いと思います。 | ||||
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文学少女シリーズ、第4弾は「オペラ座の怪人」がテーマ。原作よりミュージカルや映画の方が有名ですね.しかしどれも未読。そのため、ストーリがわかりにくかった.最後には文学少女がしっかり謎解きしてくれるのでいいのですが、今回は天使の設定がちょっと無茶ぶりかと..、いよいよ、次回は美羽登場ということでますます楽しみなシリーズです.余談ですが「オペラ座の怪人」というとQUEENのフレディ・マーキュリーを想像しちゃうんですよね。名作「オペラ座の夜」の「ボヘミアンラプソディー」のイメージなのですが。今度原作を映画で見てみたいと思いました. | ||||
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文学少女のシリーズには珍しく 誰も救われないエンディングになっています。 琴吹ななせは、この作品で悲しい想いを経験しました。 それが残念に思えます | ||||
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“謎の美少女作家”だった井上心葉(このは・♂)と、自称“本を食べちゃう程すべての物語を深く愛している「文学少女」”の天野遠子をメインに、文学作品を彷彿とさせる事件を描いた作品の第4巻です。 今回は、琴吹ななせの親友である水戸夕歌が行方不明なった事から「オペラ座の怪人」を彷彿とさせる物語が綴られます。 オペラ座の怪人と言えば、「金田一少年の事件簿」で有名になった「地獄の業火に身を焼かれながら、それでも天国に憧れる」という台詞がありますが、まさにこの台詞そのままの様な物語です。 プロの道に進まずに教師になった毬谷敬一も「天国に憧れるファントム」の側面を隠し、鏡粧子は「天国に憧れる」あまり「地獄の業火に焼かれ続け」、もう一人の井上ミウだった臣志朗もまた「ファントム」でした。 彼らが隠してきた事実を見聞きし、夕歌の幸せを明らかにする事で、2人の井上ミウは自分が誰かを幸せにする事ができたのだと知り、前を向こうとします。 水底に沈殿するヘドロの様に非常に黒く重く纏わりつく話ですが、幸せや希望が随所に添えられている事で、哀しくとも美しい物語に仕上がっています。 『……悪がどんなに大きかろうと、夜はやはり静かで美しく、この世には同じように静かで美しい真実というものが現在も未来も存在するのだ。 そして地上の一切のものは、月の光が夜と溶け合うように、その真実と溶け合うことをひたすら待ち望んでいるのだ……』 ―本文より・チェーホフ『谷間』 | ||||
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琴吹さんファンの皆さん、お待たせしました! 彼女の出番です!! 正直、今後も不憫であり続けてしまう彼女ですが、確かに輝いていました。 しかし、この巻も悲劇満載。水戸さんの人生には色々考えざるを得ず、「天才」の結末には同情を禁じ得ず、そして何より。心葉の小説と過去に対する思いに、どう感じてしまうのか。 ……全ては、琴吹さんの「あの一撃」に篭められているのか。あれが無かった時の事を考えると、あまりに救いが無い。 今回、遠子先輩は「堕ちた天使」に救いを与える以外ほとんど出番がない……。少なくとも、もう「才能」に悩み、逃げる事はなくなるはずでしょう。 最後、いよいよ戦慄を禁じ得ない展開を匂わせていました。 次の巻はどんな悲劇となり、誰が救うのでしょうか。 推奨BGM:BUMP OF CHICKEN「才悩人応援歌」 | ||||
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