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“文学少女”と神に臨む作家(ロマンシエ)



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“文学少女”と神に臨む作家(ロマンシエ)の評価: 10.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点10.00pt

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No.1:
(10pt)

“文学少女”と神に臨む作家(ロマンシエ)の感想

(上)文学少女最終章のテキストは、アンドレ=ジッドの「狭き門」!ついに語られる遠子の秘密!その秘密を明かされたとき立ちすくむ心葉!そして、誰も信じられなくなった心葉の心を琴吹さんの一途な気持ちが癒すのだが。文学少女のシリーズを読んでいるといつも思うことは一見明るく振舞っている遠子や千愛ちゃん、美羽、そして流人ですがその裏ではとんでもない悲しみやどうしようもない怒り、憎しみ、嫉妬、孤独を感じていること。それらを繊細に生々しく描き最後には一筋の光明を読者に示してくれること。下巻でどのような光を見せてくれるか楽しみ!

(下)「文学少女」、遂に完結!琴吹さんに迫る流人くんの魔の手!突如姿を消した遠子先輩!そして、明らかになる叶子さんの本当の真実と文学少女の秘密!これまで遠子に支えられ続けてきた心葉が自分自身の言葉で真実を明らかにし、最後には決断していく様は感動しました!文学少女のシリーズは常に「絶望の物語」を「救いの物語」に変えていくという繰り返しでしたが、それが最後に見事に結実していてそれぞれの登場人物が彼らなりの幸せを掴んでいって本当に良かったです!あの幸せな結末を想像できるラストシーンも抜群に良かったなあ。

ジャム
RXFFIEA1

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