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レインツリーの国
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レインツリーの国の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全131件 101~120 6/7ページ
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あなたには「忘れられない本」がありますか? 誰にも話せずにいたその気持ちが、ある日繋がった時、あなたはどう行動しますか? やっぱり有川浩さんの小説好きやわぁ、と実感。ウチみたいにおっさんになっても、はまる要素があるんやよ。 著者の代表作「図書館戦争」シリーズの第2作「図書館内乱」に登場する小説。同シリーズがメディアワークス社から出版されているので、こちらもそうかと思ったら、こちらは新潮社からの出版。 「図書館内乱」を読んでいれば、なるほどあの人がどうしてこの小説を大事にしていたかが分かるんやけど、この「レインツリーの国」だけを読んでも問題ありません。 ネット越しに始まる恋はもうそんなに珍しいことではなくなりましたが、映画「ハル」のようにメールやチャットのやりとりと現実に会うことで生じるズレを、難聴者と健常者との恋をというある意味近づきにくい地点を、「分かる」言葉で記した良作。 ウチはやっぱり健常者で男性なので、伸の立場に立ってしまいますが……やっぱりグサグサと自分の今までやってきたこと、古傷を刺される気分を味わってます。 でも、また読みたくなるんやよなぁ。 | ||||
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中途難聴者と健常者の恋。普通だと、どれだけ健常者の彼が難聴者を守っていくか、っていうパターンなんですけど、これは違った。 多分、作者がいいたいのは、「人にはそれぞれいろんな違いがある」ということだけなんだな、って思う。 「耳が不自由」という特徴、「親に忘れられる」という特徴のどちらが「より」つらいなんてことはないんだと、だれもみんなつらいんだと、教えてもらいました。 昔、私が介護で会社を休んで復帰したとき、「私はもっと○○だったから、あなたよりつらかったの」と人に言われて、ものすごく傷つきました。でも、そんな風に思う自分にもショックでした。 この本の中の「悩みや痛みに貴賎はない。」あの一文にどれほど救われたか。 有川さんの「人」の想いがつづられるこんな文章が大好きです。 本好きでよかった、と思わせられる本に出合える幸せをしみじみ感じました。 ありがとう。 | ||||
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ネットで知りあった若者同士の恋。。。これだけを書くと、まるで今どきの恋で、事実、今ではネット上の出会い系サイトで知り合って、付き合って、結婚して、も決してまれではないだろう。 この話の面白いところは、もちろん、その今どきのシチュエーションの恋を扱ったと言うことではない。 その恋が、実にオーソドックスなんだなぁ。 ああぁ、時代は変わっても、シチュエーションは変わっても、恋は、若者は、男と女は、同じように悩み、喜び、ぶつかり、するのだなぁ。 その初々しさに、その不器用さに、年長者として思わず微笑みながら、しかし、微妙なズレを感じる。 あるいい未それからが本番で、二人に隠された、さまざまな背景があかされていく。 まだ20代全般の若者にも、多くの歴史が有り、抱える重荷がある。 二人して、その重荷に向き合って、さらにぶつかって、時に傷つけて、進んでいく。 今どきのシチュエーションに、オーソドックスな恋をからめ、さらにもう一つ、身体的、家族的な背負うものを加え、物語は最初の印象と全く異なって、しかし非常にまじめに、若者らしくひた向きで進んでいく。 とても好感の持てる、すがすがしいよい作品でした。 | ||||
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恋愛小説としても良く描けてますが、何より聴覚障害というものを良く調べて書いていると思います。聴覚障害者として日常生活でどういう不便なことがあるかとか、その不便さを一般人はどの程度気付いてあげられるか等をひとつの恋愛物語の中に上手に織り込んでいます。 私自身、聴覚障害者ではないものの、内臓疾患の障害者であるため、障害を持った上で男性と付き合うということに気持ちが入り込んで、「そうそう、そうなのよ。そう思っちゃうのよ」などと、また男性側の気持ちも、「あぁ、こんな風に受け取るんだ」なんて思いながら読みました。 物語中の二人のやりとりは、かけひきをしながらも、お互いを思いやっていて、ずっと涙ぐみながら読んでいた感じです。 | ||||
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もともと図書館戦争シリーズの「図書館内乱」の中で出てきた本の名前。その中で難聴者のラブストーリーと説明してあり、この「内乱」の筋に沿う形で登場したもの。後に実際に出版することになったと知り、どうしても読みたくなって購入。出だしから読みやすくそして短めなのであっという間に入り込めた。その中でもしっかりと健常者とそうではない人の違いなど触れてあり、改めて教わった部分も多かったが、かといって堅いものでは全く無くあくまでもラブストーリーなので、楽しめた。 | ||||
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ネットを通じて知り合った男女の恋の物語。 障碍を持つことのコンプレックスが常にあることからすれ違う二人。 傷つき傷つけあいながら、おそらく二人の将来が明るいことになることを暗示するエンディング。 全篇を通じての二人の「ウジウジ感」が実にいい。これぞ恋愛って感じ。好きだからこそ言えない、好きだからこそ気になる、好きだからこそ思い込んでしまう、お互い感情を深読みしすぎる、そんな恋愛の一線を越える前のウジウジした二人のストーリーは、忘れていた昔を思い出します。ラブコメの旗手である作者の作品でも、私が最も好きなものです。 | ||||
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初めて有川作品を読みました。はじめは、あの有名な『図書館』シリーズの方と知らずに。 私事ですが、数年前に病気になり、最近それが違う病名の遺伝性のもので、難治性だと分かりました。命に別状はありませんが。 病気だといつも意識してしまうこと、させてしまうことなど、この本は恋愛以外の面でも、とてもリアルでした。そして、改めて色々考えました。 病気じゃなくてもみんな悩みはある。でも、それも綺麗事なときがあるくらい体が心が辛いときがある。みんな。 上手くまとめられませんが、病気になってから読んで良かったなと、思えました。 パートナーが何か病気や障害がある人は、特に読んでみていろいろ考えるかもしれません。 登場人物も出来事もシンプルで、でも恋って必死で、既婚者が読んでもちょっとドキドキ楽しかったです。他の作品も読んでみます。 | ||||
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聴覚障害やインターネット上のコミュニケーションを モチーフにしている点に目新しさはあるものの つまるところ聴覚障害という恋の障壁を メールというツールを使いながら乗り越えていって 男女を結ばれる様子を描いた正統派のラブストーリー. 聴覚障害の実態をよく調べてあって キャラクターや性格にリアリティが感じられる. メールやセリフは読んでて身体がかゆくなるようなところも 無きにしも非ずだが・・・ま,簡潔にまとまったお話なので ゆるせる範囲かと. | ||||
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『図書館内乱』の中で出てきた小説。耳が不自由な女性と男性との恋愛を描く。 たまには、こういう恋愛小説もいいなぁ。ブログでの出会いやライトノベルの扱いなど極めて現代的だけど、描かれている恋愛自体は、よくある話。でも、なぜか心地よい。 | ||||
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忘れられないライトノベル。 ふと、その感想をネットで検索した伸行は あるブログにつづられた感想に惹かれ、メールを送る。 ブログの主、ひとみも伸行に返信をくれ、 共通の趣味を持つ二人は急速に親しくなった。 やがて現実でも会いたいと伸行は思うが ひとみはある理由から、会うことを恐れていた。 本気の恋愛小説です。 この著者さまの「図書館戦争」シリーズや「海の底」などに比べ 伸行とひとみの心のやりとりがお話の軸である本書は 激しいアクションはないけれど 軽やかな読み口とずっしりと重い何かを伝えてくれる本でした。 現実的なことしか起こらないから、心に感じる痛みの種類はリアルで ある意味、いちばん痛かった本かもしれません。 ひとみが持つ障害、伸行の過去。 誰もが痛みを抱える中、わかりあうのは難しく、煩わしいこともたくさん。 それでも手を離せなくて、傷つけ合いながら、わかろうとする。 ひとみに、伸行に、無理解な他人に、 少しずつ自分を重ねながら読ませていただきました。 この『レインツリーの国』は 『図書館内乱』の作中に登場するお話で 表紙にも登場しています。 | ||||
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あの図書館戦争の中に出てきた本ですよッ! もうすっごく読みたくてうずうずしてました♪ もちろん一気に読んじゃいました。 内容は、聴覚障害の女性と本好きな青年がネットで知り合い、恋に落ちる話。 障害って聞いて、『あっ、ちょっと・・・・』って思う人もいると思いますが、この話は誰にでも当てはまるものだと私は思います。 自分に自信がない人。 劣等感を抱いてる人。 いじめられた経験のある人。 人との接し方が不器用な人。 そのままの自分でいいんだよって言ってもらいたくて、もっと自分のことを分かってもらいたくて、もっと心の底に踏み込んでもらいたくて、でも拒絶されることが怖くて言い出せない。 そんな不安定な気持ちが相手を傷つけ、自分をも傷つけていく。 とってもありがちで、痛いくらいに切実な想い。 ピュアなラブストーリーが大好きな方にはもってこいッ! メールでの二人のやりとりは本当にドキドキさせられました。 いつ関係が切れてもおかしくない状況で、かろうじて残っている細い糸に願いを託している二人がすごくいじらしい。 | ||||
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しょっぱなからやられました。物語のカギになっている小説のあらすじを出だしに読んで、笹本祐一さんの「妖精作戦」だとピンときました。(参考文献にも載ってますね。)有川さんと年齢が近いせいか?同じ四国だし?当時私もこの物語の主人公達のように妖精作戦にはまり、ドキドキ、わくわくしながら読み進み、結末にショックを受けたクチです。懐かしい。20年前にタイムスリップしたみたい。それだけにこの物語にすっと入っていけました。もしまだ出版しているのなら、ぜひ妖精作戦を読んでからこの物語を読むと2倍楽しめます。当時は朝日ソノラマ文庫でした。 | ||||
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『レインツリーの国』を知ったのは、学校で借りた『図書館内乱』を読んで、「読んでみたいなぁ…」思って学校内でこの本が来るのを待って昨日、やっと借りれて読みました。 読んでいるうちにドンドン引きづられて行き、伸さんの『親に忘れられたことあるか?』って言われた所では、ショックで泣けました。 この話の設定だと最初二人が出会うのがネットのサイトで出会って、そして彼女は難聴者…。そういう設定の所で「あっ。似てる…。」って思いました。 自分は、難聴者ではないんですけど、耳が時々聞こえなくなる時があります。 症状は『彼女』とは逆で一定の低い声が聞き取りにくいのです。 そして、私の大切な人は自分の住んでる所から遠いのですが、ネットのサイトで出会い、メールや電話で話したりします。 私が耳が聞こえなくなったのは、今年の6月あたりで機械音、金物音に敏感になり、最終的に大切な人の声が聞き取りにくいと言う状態になりました。 でも、向こうも私のこの状態を受け止めてくれました。 まだ、『二人』みたいにあっていませんがいつか必ず逢いたいと思ってます。 そして、願わくば『二人』みたいにこの恋を実らせたいです…。 勝手な妄想論を書いてすいませんでした。m(_ _)mι | ||||
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設定こそ多少変わっていますが、本質はシンプルでストレート。 心の壁を乗り越えようとするひたむきさに眩しくなります。 関西弁がナチュラルなのも好印象。 | ||||
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私はこの本を読んだときに、耳が悪い主人公の女の子の性格が私に似ていて(悪いところで)とっともいやだった。私は健常者ですが、苦手意識は同じといいますか・・。イジイジしてるとこ似てたな・・・。でも、イジイジしててもバ〜ンと自分の気持ちを誰かに伝えて当たったこと私、30年生きてきて、一度もありません・・。そう考えると自分がなんで人間に生まれてきてるのかと考えてしまいます。ぶっ倒れそうになりました。なんだか、かわらないと!と思いました。世界は自分で作るもの・・。今日はこの本を読んでじんわりと感じました。またレインツリーの国の意味(歓喜の国)にエールをもらったように思います。祝福を受け取りました。私の耳はしっかり聞こえています。言葉だってしゃべれます。心を開く・・・気取らない自分でありつづけることの難しさ。もどかしさ・・。ずっと感じています。人を大切にして生きたいと思いました。このレインツリーのお話がすんげ〜よかった・・ってわけではありません。が、私に感じることがあったので星四つの評価とさせていただきました。 | ||||
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本で出てくるものに実際に触れてみたいって願いが実現した本。 恋愛小説ですが同じ著者の他作品と違った雰囲気があります。 考えさせられる場面もあると思います。 ネットを介して本当の意味で つながれたらステキですね。 | ||||
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これを自分に置き換えると、好きでいられる自信はないけど、 共通の本が取り持つ縁で結ばれた二人ならずっといつまでも続いてくれるんじゃないか、 なんてラッキー☆な二人だろう、、って思った。 (旦那と全く共通の趣味がない自分には、ちょいうらやましい部分も) あえて伸が、 ”めんどくさいほう、めっちゃ好きやねん”と、投げ出さず 更には彼女を素敵に変えてゆく、、、件なんて カッコ良くてジーンと来ちゃいました!! 伸くん、最高です。 それにしてもいいお話でした。 益々、有川作品の虜になりそうです。 | ||||
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ヒロインが耳に障害のある子な訳ですが、この子がもう「とーってもめんどくさい子」! 「こーんな我慢強い男の子めったにおらへんでえー」と大阪弁で何度つぶやいた事か! まあね。確かに障害を持っている人は持っていない人よりは嫌な思いもするかもしれないし大変ね、とは思いますが、やっぱり人間ひくつになったらだめよね!とも思うわけですよ。はい。前向きにね、精一杯やるべきなんです。そしたら結果がどうであれ「偉いぞ私!」って自分のこと好きで居られるから。 ひとみさんは自分のお耳が嫌いだったのね。否定してたのね。でもまあともかく、最後の方でやっと「一歩前へ」という感じだったのでほっとしましたが {念の為の注釈*ヒーローには甘いのにヒロインには厳しい私・・・読めば分かりますが純粋で繊細なカップルの物語です。ほほえましくてドッキドキ!お勧めの本なんですよ!} あと余談を一つ「図書館戦争」シリーズの中に「レインツリー」の本が出てきますが、あれって小牧さんの「ぼくもこの伸くんみたいにがんばるから」という告白になっていたのかなあ・・・なんて。小牧さんったら!今ここにいたら背中をバーンと叩いてやりたいぞ!という気分になりました。 あ、余談をもう一つ。「レインツリー」題名を見た時は「雨の木?しずくがいっぱい。涙の木?」などと思っていたのですが、実は「ねむの木」のことだったんですね。本編ではその「ねむの木の花言葉」がちらりと語られているのですが・・・「ねむりの木」というのもまた言いえて妙。ひとみさんは今まで眠っていたような物なのかもね?とも思えて。なので個人的にですが本当に良い題名!と思いました。おしまい。 | ||||
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健聴者と聴覚障がい者。 この組み合わせで恋愛関係は成り立つのか? この作品では 今後どうなるか分からない。 お互い出会った事を後悔したりするかもしれない。 でも、今は自分の気持ちに正直にいたい、という 至極真っ当な結論に落ち着いていて そこらへんの甘いだけの恋愛物とはちょっと違うかな、という印象。 最初から最後まで 健聴者が障がい持つ相手のことを思いやり、 恋を成就させていく、という手法ではなく、 時には罵りあいながら、不安な気持ちを吐露しながら 何とかやっていこうとする姿は好感が持てる。 でも、それでも、実際は難しいんじゃないかな、と 思ったりもする。 家族に障がいを持つ人がいる。 だから自分は障がいを持つ人のことが理解できるという人がいるとしよう。 しかし、自分の家族が持つ障がいとは違う障がいを持つ人と いざ接するとなると、どぎまぎしてしまうものだ。 無意識に自分と違うことを意識してしまうものだよね。 そんなことを思いながら読んでいくと 伸の行動もこれやったらすごいな、とは思うけど、 ちょっと鼻白むところもあって、 もし、ひとみが実は好みのタイプじゃなかったら ほんとはどうするんだろう?なんて意地悪な読み方をしてしまった。 きっとここまで真剣に聴覚障がいについて調べたりはしなかった? 所詮男と女なんだなぁ〜と最後は思ってしまいましたよ。 それが悪いわけではない。 だって男と女なんだもの。恋するのは当たり前のことだし。 二人に障がいなんて関係ない、って思わせるだけの魅力がそれぞれにあるんだろう。 伸の行動力とひとみの弱さ、そしてその強いさも非常に魅力的ではあると思う。 そこらへんに救われていると思う。 グダグダ甘いだけの恋愛小説でなかったので良かったです。 | ||||
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有川浩さんの著書で、私が読んだのはこの本が初めてです。 健聴者である私「ミズキ」も、聴覚障がい者の方を好きになり、参考になる本は無いかと思っていたところ、『レインツリーの国』に巡り会いました。 主人公の健聴者と難聴者のそれぞれの立場・心情が比較的細かに描写されており、難聴者を理解する上で、「掴み」として役に立ちました。 何より、私自身この本を読んで励まされました。 健聴者同士の恋でもお互い理解し合おうという姿勢がなくては、その恋は成就しません。 健聴者と難聴者との恋なら、なおさらです。 その点、主人公の男性の積極さは見習うべきものがあると思いました。 ただ、この男性の積極さは、人によっては鬱陶しがられることもあるとも思いました。 恋愛って、ある意味「エゴとエゴのぶつかり合い」っていう一面があると思いますが、本当の「優しさ」とはどういうことなのか、ということも考えさせられました。 障碍があろうがなかろうが恋愛って結局、どこまで相手を思いやり、共感・理解する事ができるかに尽きるのではないでしょうか。 そんなことを考えさせられた貴重な一冊です。 ただ、あくまでこの本を読んだからといって難聴者の困難や心情がわかるはずもなく、参考にした本などを通してさらに理解を深める必要があると思います。 そういう意味で、星を4つに留めさせていただきました。 私のレヴューに関して、配慮に欠ける描写がありましたらお許しください。 | ||||
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