(短編集)

ローズガーデン

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評判

ローズガーデンの評価:

4.11/5点 レビュー 19件。 C ランク

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平均点4.11pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全33件 21〜33 2/2ページ
No.13
(4pt)

『ミロ』に近づける一冊

『顔に降りかかる雨』『神に見捨てられた夜』に続く、女探偵村野ミロシリーズ。
今回は4つの短篇で1冊の文庫本になっていて、先にあげた2作ほど内容は重くない。
興味深いのは、表題作「ローズ・ガーデン」がミロと別れた男が、ミロを客観的捉えた視点で描かれている点だ。他3篇も、新宿ならではの多国籍、多様で複雑な人間関係を生かして描かれていておもしろい。
ハードボイルドの肩書きを持つ作品ながら主人公の女探偵ミロは、大沢在昌氏が描くような賢明なキャラクターではない。
しかし、それが苦心するミロの人間らしさを生み、現実味を与えているのである。
ミロがシリーズ化されているのは、きっと著者もこのキャラクターを気に入っているからであろう。
また、ミロに会うのが楽しみになる一冊だ。
ローズガーデン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ローズガーデン (講談社文庫)より
4062737698
No.12
(5pt)

肌で読む

この世とあの世を行き来する橋があるなら、
きっとこんな小説でしょう。
荒れた庭に妖しく咲き乱れる薔薇は、
そこにいたる者をどこかに連れ去るのかも。
この短編集の為に書き下ろされた冒頭のローズガーデンは、
過ぎ去った者への挽歌ですね。
皆川博子の「薔薇忌」などを彷彿とさせるこの一遍で、
桐野夏生の小説世界の原点を見る思いがします。村野ミロを生み出す前のマグマのようなざわめきが、
時をたがえて現れたような・・不思議な短編でしたね。
肌が冷たく火照るように・・まるで幽霊を抱くように・・
沁みてきますよ。
ローズガーデン Amazon書評・レビュー: ローズガーデンより
4062101874
No.11
(5pt)

肌で読む

この世とあの世を行き来する橋があるなら、
きっとこんな小説でしょう。
荒れた庭に妖しく咲き乱れる薔薇は、
そこにいたる者をどこかに連れ去るのかも。
この短編集の為に書き下ろされた冒頭のローズガーデンは、
過ぎ去った者への挽歌ですね。
皆川博子の「薔薇忌」などを彷彿とさせるこの一遍で、
桐野夏生の小説世界の原点を見る思いがします。村野ミロを生み出す前のマグマのようなざわめきが、
時をたがえて現れたような・・不思議な短編でしたね。
肌が冷たく火照るように・・まるで幽霊を抱くように・・
沁みてきますよ。
ローズガーデン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ローズガーデン (講談社文庫)より
4062737698
No.10
(5pt)

オレはミロの道具ではない

ご存知ミロの短編集。今読み返してみたが、4話中3編は、探偵ミロの正当シリーズとして、十分面白い。隣室のゲイのトモさんや村善が、これまでの世界を補完している。 しかし、いきなり第一話で河合博夫の登場である。ここが凄い。読み返すまで、この短編集がミロシリーズであることを忘れていた。河合博夫の物語のような気がしていた。それくらい、第一話のインパクトは大きい。自殺したミロの夫など、ミロのキャラクターを作るための小道具に過ぎなかったはずだ。彼を登場させる意義は、皆無である。彼を知りたい読者などいなかった。
 しかし、河合は確かに存在した。第一話で、それは私に忘れがたい強烈な印象を残した。やつがどのように死んだか、それがミロの読者にとっては、いくらかは知りたいことである。しかしそんなことは描写されない。河合が何者であり、何を考えていたか、ミロの読者(わたしですぅ)は全く求めていなかった。 しかし、河合はその存在を主張した。ミロシリーズとは、全く異なる世界で登場した。そしてそれは、ミロシリーズとは別な世界を開いた。「ダーク」の芽は、すでにここに開いている。というか、桐野は小説世界の自由を宣言している。書きたいものを書く、と。書いてほしいものを書かない、とも取れるが。
ローズガーデン Amazon書評・レビュー: ローズガーデンより
4062101874
No.9
(5pt)

オレはミロの道具ではない

ご存知ミロの短編集。今読み返してみたが、4話中3編は、探偵ミロの正当シリーズとして、十分面白い。隣室のゲイのトモさんや村善が、これまでの世界を補完している。 しかし、いきなり第一話で河合博夫の登場である。ここが凄い。読み返すまで、この短編集がミロシリーズであることを忘れていた。河合博夫の物語のような気がしていた。それくらい、第一話のインパクトは大きい。自殺したミロの夫など、ミロのキャラクターを作るための小道具に過ぎなかったはずだ。彼を登場させる意義は、皆無である。彼を知りたい読者などいなかった。
 しかし、河合は確かに存在した。第一話で、それは私に忘れがたい強烈な印象を残した。やつがどのように死んだか、それがミロの読者にとっては、いくらかは知りたいことである。しかしそんなことは描写されない。河合が何者であり、何を考えていたか、ミロの読者(わたしですぅ)は全く求めていなかった。 しかし、河合はその存在を主張した。ミロシリーズとは、全く異なる世界で登場した。そしてそれは、ミロシリーズとは別な世界を開いた。「ダーク」の芽は、すでにここに開いている。というか、桐野は小説世界の自由を宣言している。書きたいものを書く、と。書いてほしいものを書かない、とも取れるが。
ローズガーデン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ローズガーデン (講談社文庫)より
4062737698
No.8
(3pt)

村野ミロのショートストーリー

桐野夏生はなぜこんなにも村野ミロのイメージを貶めることが出来たのでしょうか。「顔に降りかかる~」、「天使に見捨てられた~」路線で10シリーズぐらい書けたと思うのですが、そうはせず本作で村善とミロに肉体関係を持たせてみたり、DARKではミロに村善を殺させてみたりとファンの期待を裏切りっぱなしだと思います。おそらくこの辺は賛否割れる所だと思いますが、個人的にはもう少し村野ミロが探偵として活躍する作品を読みたかったというのが心情です。
ローズガーデン Amazon書評・レビュー: ローズガーデンより
4062101874
No.7
(3pt)

村野ミロのショートストーリー

桐野夏生はなぜこんなにも村野ミロのイメージを貶めることが出来たのでしょうか。「顔に降りかかる~」、「天使に見捨てられた~」路線で10シリーズぐらい書けたと思うのですが、そうはせず本作で村善とミロに肉体関係を持たせてみたり、DARKではミロに村善を殺させてみたりとファンの期待を裏切りっぱなしだと思います。おそらくこの辺は賛否割れる所だと思いますが、個人的にはもう少し村野ミロが探偵として活躍する作品を読みたかったというのが心情です。
ローズガーデン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ローズガーデン (講談社文庫)より
4062737698
No.6
(4pt)

シニカルなミロの短編に陶酔

「ダーク」で賛否両論だった女探偵・ミロの新宿時代の短編集。
 栄えある第1話は、
 妖しいまでにエロティックな高校生のミロに耽溺する夫が主人公。
 彼女に耽溺する彼の傲慢さ・空虚さの漂う不安定な視点で綴られていくので、
 「ダーク」とはまた違った角度の堕落したミロが楽しめる。
 2話以降は、ミロが主役に返り咲き、
 トモさんやオカマのママなどシリーズの人気キャラとともに、
 新宿の喧騒に巻き込まれながら事件を追っていく。
 桐野流のシニカルな展開が冴えているので、
 ミロシリーズのファンは、ぜひ。
 「ダーク」でがっかりした人でも、
 楽しめること、うけあいです。
 

ローズガーデン Amazon書評・レビュー: ローズガーデンより
4062101874
No.5
(4pt)

シニカルなミロの短編に陶酔

「ダーク」で賛否両論だった女探偵・ミロの新宿時代の短編集。
 栄えある第1話は、
 妖しいまでにエロティックな高校生のミロに耽溺する夫が主人公。
 彼女に耽溺する彼の傲慢さ・空虚さの漂う不安定な視点で綴られていくので、
 「ダーク」とはまた違った角度の堕落したミロが楽しめる。
 2話以降は、ミロが主役に返り咲き、
 トモさんやオカマのママなどシリーズの人気キャラとともに、
 新宿の喧騒に巻き込まれながら事件を追っていく。
 桐野流のシニカルな展開が冴えているので、
 ミロシリーズのファンは、ぜひ。
 「ダーク」でがっかりした人でも、
 楽しめること、うけあいです。
 

ローズガーデン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ローズガーデン (講談社文庫)より
4062737698
No.4
(4pt)

少女ミロ

幼い頃与えられた衝撃は年をとってからも実に忘れがたいものだ。「ローズガーデン」でのミロはあまりにも早熟で博夫はそんなミロの魅力に衝撃を受けた。
しかし、それはあの生々しい空間が造りだした泡沫の背徳だったのだ。
「すべては高校二年生のあの日、庭に薔薇が咲き乱れる家のベッドでともに過ごした時から始まったのだ」とカバーには供してある。果たしてそうなのだろうか。
私はむしろ博夫の想いがそこで終わってしまっているのではないかと考えた。
博夫は今もあの淫らな時間をを求めて模索している。
だがいくら足掻いてもあの快楽は永久に得られない。博夫が愛しているのは「ミロ」ではなく「義父に抱かれている少女ミロ」だからだ。
ローズガーデン Amazon書評・レビュー: ローズガーデンより
4062101874
No.3
(4pt)

少女ミロ

幼い頃与えられた衝撃は年をとってからも実に忘れがたいものだ。「ローズガーデン」でのミロはあまりにも早熟で博夫はそんなミロの魅力に衝撃を受けた。
しかし、それはあの生々しい空間が造りだした泡沫の背徳だったのだ。
「すべては高校二年生のあの日、庭に薔薇が咲き乱れる家のベッドでともに過ごした時から始まったのだ」とカバーには供してある。果たしてそうなのだろうか。
私はむしろ博夫の想いがそこで終わってしまっているのではないかと考えた。
博夫は今もあの淫らな時間をを求めて模索している。
だがいくら足掻いてもあの快楽は永久に得られない。博夫が愛しているのは「ミロ」ではなく「義父に抱かれている少女ミロ」だからだ。
ローズガーデン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ローズガーデン (講談社文庫)より
4062737698
No.2
(4pt)

もどかしい

ミロはハンサムな女だと思ってる。
でもダークでは、女っぽい女なんだって認めたくないのに
認めされされてちょっと萎えた。
ローズガーデンのミロは、瑞々しい、それは若いってことだけじゃなくて
世俗にまみれてないからだろうねえ。ミロみたいな女探偵なんて絶対いないと思うけど
ミロの思考とか生活とかは、めちゃリアルだから自分でもなれるかもって、思う私は少し馬鹿?
ローズガーデン Amazon書評・レビュー: ローズガーデンより
4062101874
No.1
(4pt)

もどかしい

ミロはハンサムな女だと思ってる。
でもダークでは、女っぽい女なんだって認めたくないのに
認めされされてちょっと萎えた。
ローズガーデンのミロは、瑞々しい、それは若いってことだけじゃなくて
世俗にまみれてないからだろうねえ。ミロみたいな女探偵なんて絶対いないと思うけど
ミロの思考とか生活とかは、めちゃリアルだから自分でもなれるかもって、思う私は少し馬鹿?
ローズガーデン (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ローズガーデン (講談社文庫)より
4062737698