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震える牛
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震える牛の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全116件 41~60 3/6ページ
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相場英雄さんの本を初めて読みました。 最初は切り口がつかめず、文章表現にとっつきにくく、ページが進みませんでした。 ところが核心に迫るにつれて、色んな角度から現代社会の問題にアプローチしていることが分かってきます。 大型ショッピングセンターの拡販路線を背景に、ローコスト化による食の問題。 本当に確かなものが提供されているのか。 数年前の肉の事件が思い浮かんできます。 これに限らず、食に関する事件が紙面で表面化し社会を震撼させることが起こっています。 企業が紙面に広告を支出し口封じのマスコミ対策がなされる。 政治から圧力が加わって口封じされていく。 警察も口封じされていく。 それが現代社会の問題であると、口封じされるムラ社会構造に一石を投じています。 不具合があれば公明正大にリコール等を公表し法令順守する企業。 その反面、見えないように改ざんを重ねたりする隠ぺい体質な企業もあります。 国民は国民を守るために、確かな目で社会を見極めていくことが求められています。 | ||||
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小説とはいえとてもリアルです。 著者の取材の努力には敬服するばかりです。 ショッピングセンターのシステムや地方の店舗の現状などとても勉強になりました。 相場氏の作品は、これから注目していきたいと思います。 | ||||
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本来社会派ルポタージュで取り扱うべきテーマを無理にミステリーに仕立てたせいで、小説としてはそこまで面白くはないという感想です。 大規模ショップの進出による地方の衰退や食品の安全性を訴えるにしても、フィクションで描くテーマなのかな?と疑問に思いました。 現実のモデルと思わしき会社や人物があるだけに、「現実はどうなの?」と頭に浮かんで純粋なミステリーとして没頭しづらかったです。 | ||||
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テーマやストーリーは面白かったです。普段接するスーパーのお惣菜の裏側、推理小説としての捜査部分など興味深く読みました。 エピローグも賛否両論あるようですが私は好きでした。エピローグを読んだあと、またプロローグを読み返してしまいました。 やっぱり食品は値段相応なんでしょうね。信用できる値段の食品をいつも買えるよう稼がなければ・・・(--;) ただ部分的に納得いかないところがいくつかあり、それが引っ掛かって物語に完全には入り込めませんでした。 迷宮入りした捜査にしてはトントン拍子に話が進んだり、女性記者のショッピングセンターに対する恨みが逆恨みに思えたり。 それからストーリーとは全く関係がないのですが、柏木会長が58歳で、娘の真貴子が10年前に亡くなったとき30歳ということは、18歳の時の子供か~、若いな。。。なんて余計なことを考えてしまったり。 そういうわけで星3つです。 | ||||
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とても面白かったのですが、話の核心部分がどうしても気になってレビュー書きます。BSE検査についてなのですが、どんなにあやしい症状を呈した牛であったとしても、その牛がBSEを発症しているかいないかというのは、脳のサンプルがなくては確定診断はできません。つまり、と場に行って解体された後か、家畜保健所で解体した後でなくては確定はできないことになります。また、専門機関で顕微鏡や様々な機器を使って行うため、一獣医師がサンプルを自分一人で調べ、その結果を個人のみで所有する事もさらに不可能と思います。 ただ、生きている段階で疑いが限りなく濃厚な症状の牛が出た場合、農家の恐怖は尋常ではないと思われます。そうした意味で、暴力団関係者が極秘に処理するという設定部分は、化成屋でも極悪な人間とつながりがあるなら有り得なくはないかもしれないと思うのですが(わざわざ大久保から業者を頼むのは疑問ですが)、ただ、赤間氏と検査の部分には現実問題として無理が残ります。 他の部分は組織の構造や人物描写など物凄くリアルで心に迫るだけに、もう少しそこを詰めて欲しかったという気がして残念でした。 | ||||
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ちょっとしたことから居酒屋での2人の死亡が殺人ではないか?という疑問から捜査されていくミステリーです。 何年か前にあった、物凄くひどいレベルで行われた牛肉偽装問題を小説として書いているのかと思って読んだのですが、そうではなくて、独立したミステリーでした。 普通に楽しめます。 | ||||
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いやぁ、面白かった。リアル!!メモ取る感じもワクワクするね。 これ書いた人狙われたりしないか心配だ。 この人の本もっと読みたい。 | ||||
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食料品汚染をテーマにした作品と言えば江戸川乱歩賞受賞作の真保 裕一氏の連鎖など先行作があるが、本作は食肉問題と大手資本による地方産業の荒廃をモチーフにしてより今日的な興味が沸く題材となっている。 メインの社会的問題に無理やりミステリー要素を絡ませたような感じが江戸川乱歩賞作品などにありがちな体裁となり、テーマの深さが展開の2時間サスペンス調のため、ありがちに物語に落ち付いてしまっているような感じもあるが、あくまで社会問題を娯楽ミステリーとして提供する際の宿命みたいなものでまあ仕方ないだろう。 平成版の砂の器とあるが、被害者が旅の途中で何かに気づいて東京に向かうと殺害されていたというこのくだりだけのような気がするが。 扱っているテーマは興味深いので、最後まで引き付けられる作品ではある。 | ||||
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WOWOWテレビドラマで興味が湧き読んでみた。 昨今話題になったBSEの問題とこれを隠さなければならない牧場主、食肉加工業の犯罪が殺人事件に絡んだ意欲的な内容だった。 迷宮入りの殺人事件をきっかけに隠されたBSEへたどり着く刑事が最後にとった行動とは。 本文には記載されていないが十分推定できる。 BSE問題を闇夜に葬り去った上司の課長、大臣、首相周辺など現実に十分起こりうる内容だ。 一般文学通算906作品目の感想。2014/10/18 16:15 | ||||
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捜査一課継続捜査班に所属する田川は、未解決の2年前の強盗殺人事件を担当することとなった。捜査を一から始めていく間に、行き過ぎた企業権力を削ぐための闘いへ!?そして国家権力に… う~ん、相場英雄面白いねえ~( ̄▽ ̄)=3 | ||||
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知人に進められ購入しました。書店で探す手間がかからず助かりました。 | ||||
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面白かった。そもそもミステリーなん?違うでしょ。分かったフリして酷評するなら読むの止めたらいいのでは? | ||||
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こんな事、あっていいのか? ただの小説世界か? そうとは思えない迫力で迫ってくる。 ミステリーなのに、ドキュメンタリーのような内容。 明日から、牛肉に手がでなくなるかも。 | ||||
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まったく楽しめませんでした。 主人公である刑事は無能すぎです。さっするということができず愚直に足を棒にしてデータ集めをして 誰でもわかるようなデータがそろってやっと真相にたどり着きます。途中からいらいらしました。 ネット新聞の記者は人物造形がむちゃくちゃです。見当違いの怒りで特定の企業を追いかけている感じがとてもいやでした。 この小説全体に流れている 昔ながらの商店街が「正義」で全国チェーンのスーパーや専門店が「悪」としているのに違和感があります。 | ||||
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ドラマとしてはまあまあだと思いますが、問題提起力は高いです。それにしても、作品中、マジックブレンダ―とか言う機械を嫌々買わされても、レシピは自社の良心に沿ったものにする、とかできなかったんだろうか、と思ったのは私だけでしょうか。それとも私の読み込み不足か? | ||||
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わりとスリルもなく読んでしまいました。流通の問題点と、裏側は、新聞等で知り得ていましたのでもっと悪徳な事があるのかと、暴かれているのかと期待したのですが、やわらかく解決してしまった感じです。 | ||||
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話の筋が最初はなかなか追えないのだが、読み進むうちにだんだんと明確になり、興味津々、先が気になってなかなか本を閉じることが出来ない。最近読んだうちでなかなかの傑作。 | ||||
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読み終えて、ふだん何げなく買っているソーセージやハンバーグなどを見る目が変わりました。 | ||||
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新聞の広告欄では、(もちろん自社の出版物ですから) ものすごく面白くて!!驚愕の問題作!!…と書評が並び 私が見た時点では、ここのレビューでは驚くほどボロクソにたたかれていました。 …なんとなく、読む気がなくなり忘れていましたが、 主人が買ってきたので読みました。 平成の「砂の器」とか言っちゃうから、叩かれたのかな。 他の意図があったかどうかはわかりませんが、 殺人事件を追う推理物として充分に楽しめる作品でした。 それにしてもレビューにも影響されるし、 この本読んだら、そっち系の惣菜は食べたくなくなるし、 風評にでも踊らされてしまうようなタイプだなあ…と自覚しました。 | ||||
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本書を読む前に今、話題の「原発ホワイトアウト」を読了しました。 もちろん扱っている題材は原発と牛で全く違いますが、政官業の癒着や コンプライアンスの欠如といった本質的な部分は同一でした。 物語の早い段階で犯人が分かってしまうタイプの警察小説ですが、 点を線につなげる捜査や犯行動機の解明がおもしろく、最後まで一気に読めました。 | ||||
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