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震える牛
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震える牛の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全80件 1~20 1/4ページ
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変な名前の小説。変な表紙 この牛ってなに?と読み出したけど誘い込まれるように読んでしまった。 この走り続ける主人公の刑事がいいなぁ。部下の池さんもよい。読んでて爽快な気分。 | ||||
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一見、見逃してしまいそうな事件。ありふれた日常、疑うことのない大企業。 そんなプロットを刑事が一つ一つ、愚直とも言える操作で紐解いていく中で、生きやすい社会がいかに信頼という名の薄氷の上になりたっているかを明らかにしていきます。 そこにはトリックや奇抜さは必要はありません。靴をすり減らして真実を繋げていく刑事の重みがしっかりと表現されています。読み流すことができない、重厚なストーリーなので、本物を読みたい方に是非お勧めさせて頂きます。本当に面白く読ませて頂きました。 | ||||
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警察の裏側、食の裏側に切り込んだ一冊。 | ||||
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おもしろい。 | ||||
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こちらの原作を読んでから、配信でドラマを見ました。原作は終わり方がスッキリしなかったものの、ドラマの方はスッキリした終わり方をしており、正直、ドラマの方が万人が納得するだろうと思いました。 著者の作品は、刑事物の本格的ミステリーでありながら、日本の社会・経済が抱える問題(社会・福祉政策や労働政策、震災復興政策等が抱える構造的問題やそれらに関連した大企業の深い闇)が炙り出されており、高く評価していますが、この「震える牛」の他にも、「ガラパゴス」「覇王の轍」等いくつかの作品が「スッキリしない」終わり方になっています。私はその大きな理由の一つとして、小説の中で取り上げられている大企業や政治家が実在する大企業、政治家であることが、かなりはっきりと連想できる書き方になっていることから、敢えて「すっきりしない」終わり方にして、読者に問題提起する形で留めるという作者の意図があるからだろうと思っていました。しかしながら、ドラマを見て今思うことは、(作者の意図がどこにあるかは分かりませんが)もし、作中で描かれる大企業なりが、「連想可能な」実在する大企業であるならば、「すっきりしない」終わり方も致し方無いと思う面があるものの、もしそうでないなら、それはそれで大問題であろう。。むしろ、ドラマのように、出てくる企業がどこか、連想が難しい形にして、スッキリ終わらせた方が大方が納得するであろうし、小説でもそうした方が、「ここまで描きながら。。。」という「読後の物足りなさ」は感じないだろうし、だからと言って作者が描く社会問題のインパクトを損ねることはないだろうと思うのですが、如何でしょうか。。 | ||||
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情報が多いのかと思っていたのですが、楽しく読めました。 | ||||
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このミス16年度19位の作品。過去の秀作を発掘するのが趣味の私が掘り当てた金字塔。地道な捜査に裏付けされた警察捜査の展開と過去から続く因果の連鎖が素晴らしい。加えて派遣労働者に係る現代社会の問題点に焦点を当てた社会性と相まって作品の奥行を深くさせている。さらには後半にたたみかけるエンタメ性もあり、全体を引き立てていると思う。ぜひ多くの方に読んでいただきたいオススメ本である。前作の「震える牛」を早速手に取らねば。 | ||||
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いやー面白かったなぁ。ほとんど一気に読んだ。 WOWOWでドラマ化されてるとか…でも、ほとんどのWOWOWドラマ観てきたけど記憶にない。だからオンデマンドで探して観たいな。 愚直な平刑事の地道な捜査にかける執念。少しずつ相手に迫って行く様が秀逸の一言。他の作品も読んでみたい。 | ||||
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デジタル時代にメモから事件を潰していくスタイルが良かった。 取るだけのメモになりがちですが、メモを整理して組み立て直し問題を解決するスタイルは勉強になりました。 | ||||
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一つの事件を通して、食品に対する考えが変わる面白い作品だった。 消費者は時に経済的、政治的理由で食の安全性を脅かされるという文言が印象的。 | ||||
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安いだけの食肉加工品は食べる気がしなくなった。 | ||||
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タイトルの「震える牛」とは、BSEに罹った牛の症状を表す言葉だ。この刑事小説の背景は牛肉をめぐる 偽装・偽造事件だ。そのBSE発症を何とか抑え込もうとする大手スーパー。それを背景にして起きる居酒屋 での殺人事件。なかなか筋運びも巧いし、登場人物も魅力的に描かれている。途中から、ページをめくる手が 俄然早くなるのが自分でもわかるほど面白くなる。だが、この結末でいいのだろうか。すっきりとしない。 最後の章で、示唆的な場面を挿入してはいるものの、煮え切れない感じは隠せない。エピローグをつけること で作品の余韻を残すことはいい。だが、エピローグの内容がちょっと的外れではないか。種明かしになるので 具体的なことは書けないが、題材や筋運びが面白かっただけに、作品の終わり方にやや不満が残る。 | ||||
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夜、ネットフリックスを見ていると、目がさえて寝れないことが多い。 寝る前に、本を読むと、心地よい疲れで、寝られるような気がしている。 震える牛、もちろんこれは狂牛病のことだが、狂牛病だけの話ではない。 5年前 中野の居酒屋で2人が、外国籍の男に刺されて死亡した。まだ、犯人は見つかっていない。 これを、継続捜査班が、もう一度捜査することになった。 調べていくと、強盗にしては不自然な点が多い。 二人は、別々の部屋で殺され、特に接点はないやくざと獣医師だ。 ここから、物語は展開していくわけですが、 調査のなかで、大手スーパー(たぶんイオンを念頭に書かれている)と地方の商店街の悲惨さがでている。 こういう風景は、小説では簡単に書かれていることが多いが、かなりのページを使って書いてある。 本の内容としては、面白いし、読みやすい、犯人は途中から判明してしまうが、 別に面白さは損なわれない。☆5つの評価。 | ||||
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ミステリーとして面白いと思いましたが、マジックブレンダーって本当に有りそう怖い。 確かに価格的に合うの?と言うのは感じる。食の安全。気になりますよね。 | ||||
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ちょっとした違和感・手がかりから”真実”を手繰り寄せる過程が面白い。 「知能犯(うろ覚え/別作者)」にはなかった、”大事なその部分”が詰まった作品に思えた。 | ||||
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警察と記者、そして企業の番頭役の3人の視点で描かれたミステリー。特に、地道に足を運んで証拠を集めていく警察と、なんとか会社を守ろうとするサラリーマン番頭役の奮闘が印象的で、読み応えがありました。 | ||||
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私たち庶民が食べている加工肉は本物ではないかもしれない。 だったらせめて小説ぐらい、本物だ、上質だと感じるものを読みたい。 この小説は変な混ぜ物がない、事実が何であるかということよりも、真実や真理は何であるか、ということを改めて考えさせられる小説だった。 3.11から7年経った今でも、私たちは何が事実なのか分かっていない。 けれど、真実はいつも闇の中ではなく、自分の心の目で感じ信じたことの中にあるのではいか。 そんなことを漠然と考えさせられた。 | ||||
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「行き過ぎた○○権力をそぐための戦い」は企業だけのことではないなと感じました。 ある程度権力が巨大化すると、それを拡大、維持することが目的となり、 そもそもの目的を見失ってしまい暴走してしまいますね。 刑事小説として、最初は少しまどろっこしいですが、徐々にスピードアップし、 そして終盤は様々な伏線が回収されていくので、おさまりがよかったです。 そして、ちょっと綺麗すぎるなと思ったところで、最後の最後でひっくり返したり、、、。 楽しませてもらいました。 | ||||
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ドラマを見て原作を読みたくなり購入。1円というお値段なので、汚れているものが来ても諦められると、おもいきって古本を購入。予想外に綺麗で、とても良かったです。 | ||||
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文庫化されたのが2013年5月のこと。読むまで随分日が経ってしまった。もう賞味期限は過ぎてしまった感は否めないが、どうして独特の緊迫感を持ち、最後まで一気に読ませてしまう。最近、狂牛病(BSE)という言葉を聞かなくなり、問題になった頃の危機感は薄れているものの、食品偽装など食の安全問題は決して無くなってはいない。私は自分で厨房に立つのでしばしばスーパーマーケットに行く。食材を買うときには産地と添加物を必ず見る習慣がついている。自分や家族の口に入るものがちゃんとしたものかどうか、やはり気になるのだ。本書を読んだ今、更にチェックが厳しくなりそうだ。というより、もう安売りチェーン店やろくな調理をしない居酒屋には行けません。たとえ行ったとしても、栓の抜いてない瓶ビールくらいしか口に入れることができそうにありません。あぁ気持ち悪い。 | ||||
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