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震える牛
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震える牛の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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相場英雄さんの本です。 これも、「ガラパゴス」に出ていた田川が主人公ですね。シリーズ物なのでしょうか。 飲み屋で殺された二人が、計画殺人では、と考えた田川。調査を開始していくと、スーパー業界の闇、特に食肉業の闇が…。 というような感じ。 これ、なんか既視感があったのですが、wowwowのテレビドラマになっていたかな。 ただ、テレビドラマでは、八田が古田新太で、こちらにスポットがあたっているように思えますが、 この原作では、むしろスーパーの方にスポットがあたっていますね。 コストカットを考えるあまり、食の安全が脅かされる話でもありますが、この話では、警察の闇も明らかになってて、 というのも、最後に田川の「理解ある上司」が裏切るというか、実はこいつがガンだった、という流れになるんですよね。それが面白い。 | ||||
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警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一は、発生から二年が経ち未解決となっている「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられる。初動捜査では、その手口から犯人を「金目当ての不良外国人」に絞り込んでいた。 田川は事件現場周辺の目撃証言を徹底的に洗い直し、犯人が逃走する際ベンツに乗車したことを掴む。ベンツに乗れるような人間が、金ほしさにチェーンの居酒屋を襲うだろうか。居酒屋で偶然同時に殺害されたかに見える二人の被害者、仙台在住の獣医師と東京・大久保在住の産廃業者。 田川は二人の繋がりを探るうち大手ショッピングセンターの地方進出、それに伴う地元商店街の苦境など、日本の構造変化と食の安全が事件に大きく関連していることに気付く。 | ||||
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読み始めてから期待していたのでしたが、普通のストーリーでした。 | ||||
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評価が高かったんで買いました。 内容は理解できます、消化不良。 そもそもジャンルはミステリー?刑事モノ? でも考えさせられる内容ではあります。 だからこそ、う~~ん | ||||
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後半にきて、ストーリー展開が読めてしまい、わたしの中ではイマイチ…。警察小説ともミステリーとも言えない感じがします。 | ||||
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「ガラパゴス」が社会派ミステリー、警察モノとして面白かったので、二冊目として読み始めました。こちらは、社会派の面よりも刑事モノの要素が強いように思いました。どちらからといえば、ガラパゴスの方が人間心理、格差社会の現代問題をよく捉えていると思います。キャリア官僚とノンキャリ叩き上げとの確執、蛇の道は蛇の警察機構と企業の癒着。エンターテイメントとしては、面白いですが、昼のドラマのようなテロップで厚みはあまりありません。ガラパゴスが社会の闇(と言っても、派遣社員自体は労働の多様性を生み出したという明の面もある)に一石を投じたと思いますが、こちらは昔からの勧善懲悪もののイメージが強いです。もう少し、BSEについて突っ込んだ議論や情報があっても良かったと思います。基本的な目線が、主婦の昼ドラのレベルでした。 | ||||
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本来社会派ルポタージュで取り扱うべきテーマを無理にミステリーに仕立てたせいで、小説としてはそこまで面白くはないという感想です。 大規模ショップの進出による地方の衰退や食品の安全性を訴えるにしても、フィクションで描くテーマなのかな?と疑問に思いました。 現実のモデルと思わしき会社や人物があるだけに、「現実はどうなの?」と頭に浮かんで純粋なミステリーとして没頭しづらかったです。 | ||||
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テーマやストーリーは面白かったです。普段接するスーパーのお惣菜の裏側、推理小説としての捜査部分など興味深く読みました。 エピローグも賛否両論あるようですが私は好きでした。エピローグを読んだあと、またプロローグを読み返してしまいました。 やっぱり食品は値段相応なんでしょうね。信用できる値段の食品をいつも買えるよう稼がなければ・・・(--;) ただ部分的に納得いかないところがいくつかあり、それが引っ掛かって物語に完全には入り込めませんでした。 迷宮入りした捜査にしてはトントン拍子に話が進んだり、女性記者のショッピングセンターに対する恨みが逆恨みに思えたり。 それからストーリーとは全く関係がないのですが、柏木会長が58歳で、娘の真貴子が10年前に亡くなったとき30歳ということは、18歳の時の子供か~、若いな。。。なんて余計なことを考えてしまったり。 そういうわけで星3つです。 | ||||
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わりとスリルもなく読んでしまいました。流通の問題点と、裏側は、新聞等で知り得ていましたのでもっと悪徳な事があるのかと、暴かれているのかと期待したのですが、やわらかく解決してしまった感じです。 | ||||
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手を下す必要があったのでしょうか? 私にはいまいち理解が出来ませんでした。 逆手が決め手。これも、うーん・・・。 | ||||
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実際に起きた事件・事故を警察小説にリンクさせたようなもの。BSE騒動やミートホープ事件が見え見えなので、もう少し深掘りがあってもよかったのかなと思います。エンターテイメントとすれば登場人物がそれぞれ個性的で、それなりには面白かったです。 | ||||
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昔のダ○エーが大きくなり、そして衰退の道を辿っていく過程を更にBSE絡みで加速させていく感じですかね。 展開は嫌いじゃないです。 | ||||
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星の数が1,2の評価も多いようですが、そこまでは悪くないと思いました。食品の偽装というのは確かにありうる話だし、何と言ってもデフレ下で激安商品が出回っているのは事実ですしね。その点のリアルさは気味の悪さを醸し出していてよかったと思う。 しかし、ナゾ解きの一つひとつに必然性がイマイチ感じられなかったのが残念。本当にそれって疑問視すべきこと?その前提を疑う必要もあるんじゃない?と思ってしまう。 あと、前回の捜査が杜撰だったという設定だけど、だからって今回そんなに簡単に重要証人に出会って、重用証言が得られるか、と思わせてしまうのも残念だった。 あと、犯人像かな。本編の犯行態様を目論んだ犯人の内面について、もっと詳しく教えて欲しいなと個人的には思いました。 | ||||
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本の帯にある平成版「砂の器」というのは、まったくの言いすぎだけども、面白く読めますよ。過去にあったBSEや食品偽装を取り上げているので、この部分の描写はわかりやすい。ただ、謎解きの部分で、真犯人の動機、被害者との関わり、犯行そのものについては粗いところがあり、読者になるほどと思わせる説得力が必要なのでしょう。その意味で惜しい。 主人公のたたき上げの刑事の性格描写はよくできていて、女性記者を絡ませたり、全体にビジュアルを意識して書いたのかな、と思われます。そう思うと、この人は誰が演じるのだろうか、などと考えたりもします。 | ||||
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田川信一は警視庁捜査一課継続捜査班勤務の刑事。上司の宮田課長から、2年前に東京・中野で発生したまま未解決となっている居酒屋強盗殺人事件の捜査を命じられる。被害者は産廃業者と獣医師。二人の間に接点は見当たらず、たまたま客として居合わせただけのようだ。田川は地道な捜査で、2年前にはつかみきれなかった目撃証言を集め、犯人がベンツで逃走したことをつかむ。居酒屋に強盗に入る男が高級車で逃走するものだろうか…? 久しぶりに一気に読ませるミステリーに出あった----深まる謎にぐいぐい牽引され、巻を措く能わずという思いとともに読み進めました。 警察組織内の一筋縄ではいかない人間関係の中で、慎重に立ちまわらざるをえない刑事たちの姿を描く職業小説。 そして、地に落ちた日本経済が、さらなる二番底へと陥らないために醜くあがく様を描く経済小説。 「マルモク(目撃者)」「マルガイ(被害者)」「ニンドウ(任意同行)」などの隠語を散りばめるところなども、真実味を高めた本格的警察ミステリー小説に仕上がっていると感じさせます。 重層的な構造をもった社会派の物語の果てに、どんな真実が待ち受けるのかと心躍らせながら頁を繰ったのです。 しかし、真犯人と田川が対峙する終盤、私の気持ちは一気にしぼんでしまいました。証拠の積み重ねが犯人を追いつめる知的展開を期待していたのですが、これは今なお批判が多い、自白を過度に重視する日本の警察の捜査手法に収斂していくのです。そのやり口は大変後味が悪く感じられました。 物語の前半4分の3で感じたワクワク感が、最後の4分の1で消えて行ったのが残念でなりません。 | ||||
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タイトルと表紙で、誰だってBSE(いわゆる狂牛病)を想起します。 これが謎解きの大きな要因になってるんだから、これはないですよ。 もうちょっと伏線を張りましょうよ。 まあメインストーリーは、迷宮入り殺人事件の洗い直しですから、十分楽しめますが。 田川警部補と、迷宮入り事件専門課という設定は魅力的。でも最後にのまれちゃいかんなあ。 ストーリーは面白いと思ったものの、文章にぎくしゃくした感じがあって、なかなか読書の波に乗れなかった。 | ||||
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帯の宣伝文句につられて購入しました。 難しいことは分からないので、感じたことをそのまま書きます。 面白かったです。 でも、ラストの展開が嫌でした。 オックスマートとつながっていた警察関係者が誰なのか最後に分かるのですが、 主人公はその人物の前で真相を暴くことをあきらめます。 確かに大きな組織にいると、上の方で決定した作られた「真相」を受け入れなきゃならないってことが ありそうでリアルなんですが・・・ それでもフィクションなんだから、警察がちゃんと真実を世間に発表して大騒ぎになるという展開が 良かったなあと・・・ あとから自宅でマスコミに真相話したって、どこまで切り込んでいけるか疑問だし・・・ 安易な考えですが、やっぱりすっきりして読み終えたい。 すっきりしない後味は嫌です。 面白かったので☆は4つを考えたんですが、後味悪かったので3つにします。 | ||||
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取り上げているテーマが面白そうだったので購入しましたが、タイトルと帯で想定した通りの筋立てで、ミステリとしては大味で、ほぼ予想通りでした。 まあそれは期待通りだったのでよいとしても、残念だったのは主要な登場人物像の作りこみが甘いと言う点です。(いなくても刑事モノとしても成り立つ気もした)女性記者がわざわざ巨大権力と闘う動機、あと犯人がわざわざ他の手段ではなく殺人に至るまでの合理性、どちらも稀だからこそきちんとした成り立ちを詳述するか、あるいは「設定」として一切語らずに読者に委ねるか、のどちらにも至らず中途半端で残念でした。 人物と文体だけだと☆二つですが、テーマが面白かったのと今後にも期待して☆3つにします。 これが「2012年ミステリーベスト1」なんてことはないように、本年もさらなるミステリ作品の切磋琢磨を一読者として切望いたします。 | ||||
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